ストラテジ系経営戦略
ジャストインタイム(JIT)とは?
読み方: じゃすといんたいむ
1行定義
必要なものを、必要なときに、必要な量だけ生産・供給することで在庫を極限まで削減するトヨタ生産方式の中核概念
詳細解説
ジャストインタイム(JIT:Just In Time)は、トヨタ自動車が独自に開発したトヨタ生産方式(TPS:Toyota Production System)の根幹をなす生産思想で、「必要なものを、必要なときに、必要な量だけ」生産・供給することで、在庫や仕掛品を極限まで削減し、無駄(ムダ)を徹底排除する考え方です。JITを支える実践ツールとして「かんばん方式」があります。かんばん(生産指示カード)を後工程から前工程に渡すことで、前工程は後工程が消費した分だけ生産する「後補充型の引き取り生産」を実現します。JITのメリットは①在庫保管コストの削減、②不良品の早期発見(少量生産で異常が発見しやすい)、③生産の柔軟性向上です。デメリット・リスクとして、①部品調達の遅延が生産停止に直結(バッファがない)、②天災・感染症などサプライチェーン途絶に脆弱という点があります。コロナ禍で多くのメーカーが部品不足に陥ったことから、JITの見直し(安全在庫の積み増し・国内回帰)が議論されています。ITパスポートでは「JITの目的(在庫削減・無駄排除)」「かんばん方式との関係」「SCMとの比較」が頻出です。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1JIT=必要なものを・必要なときに・必要な量だけ。在庫極小化がゴール
- 2かんばん方式:後工程が前工程に生産指示を出す「引き取り生産」の仕組み
- 3リスク:在庫バッファがないため、サプライチェーン途絶が即座に生産停止に直結
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26