テクノロジ系セキュリティ

共通鍵暗号とは?

読み方: きょうつうかぎあんごう
1行定義

暗号化と復号に同じ鍵を使う暗号方式。処理が高速だが鍵の安全な配送が課題。AESが現代の標準

詳細解説

共通鍵暗号(Symmetric Key Cryptography / 対称暗号)は、暗号化と復号に同じ鍵(共通鍵・秘密鍵)を使う暗号方式です。送受信者が事前に同じ鍵を安全に共有している必要があります。公開鍵暗号に比べて計算量が少なく高速なため、大量データの暗号化(ファイル・通信データ本体)に適しています。代表的なアルゴリズムはAES(Advanced Encryption Standard):現代の標準暗号。鍵長128/192/256ビット、ブロック暗号方式。米国政府がDESの後継として2001年に採用。DES(Data Encryption Standard):鍵長56ビットで現在は安全性不足から廃止。3DES:DESを3回適用して安全性向上、現在は非推奨。ChaCha20:ストリーム暗号、モバイル・組み込みで利用。共通鍵暗号の最大の問題は「鍵配送問題」で、安全でない通信路で鍵を共有できないことです。この問題を解決するためにTLSでは公開鍵暗号(Diffie-Hellman鍵交換等)で安全に共通鍵を交換し、以降の通信はAESで暗号化するハイブリッド方式を採用しています。ITパスポートでは「共通鍵暗号と公開鍵暗号の速度・鍵配送の違い」「AESの特徴」「DESが廃止された理由(鍵長不足)」が頻出です。

ITパスポートでの出題ポイント

  • 1暗号化・復号に同じ鍵を使用、公開鍵暗号より高速
  • 2AESが現代標準(鍵長128/192/256ビット)、DESは廃止
  • 3鍵配送問題:安全でない通信路で鍵を共有できない課題
  • 4TLSはハイブリッド方式で鍵配送問題を解決

関連用語

公開鍵暗号
セキュリティ
ハッシュ関数
セキュリティ
SSL / TLS
ネットワーク
デジタル署名
セキュリティ

共通鍵暗号」の過去問を解いて理解を定着

合格ナビでは IPA 公式 600問 + AI解説 で「○○とは?」をその場で深掘りできます。

シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-25