テクノロジ系セキュリティ
標的型攻撃とは?
読み方: ひょうてきがたこうげき
1行定義
特定の組織・個人を長期的に狙う高度なサイバー攻撃。APT攻撃とも呼ばれる。情報窃取・システム破壊が目的
詳細解説
標的型攻撃(Targeted Attack)は、特定の組織・企業・政府機関を長期間にわたって執拗に攻撃するサイバー攻撃の総称で、APT(Advanced Persistent Threat: 高度持続的脅威)攻撃とも呼ばれます。不特定多数を狙う一般的なサイバー攻撃と異なり、標的の業務内容・組織構造・取引先・担当者を事前に調査した上で、カスタマイズした攻撃を仕掛けます。典型的な攻撃の流れ(APTライフサイクル)は次の通りです。偵察(情報収集):標的の組織・人物のSNS・公開情報を調査。初期侵入:標的型メール(取引先を装ったスピアフィッシング・マルウェア付き添付ファイル)で侵入。内部侵入・横展開:権限昇格・ラテラルムーブメントで内部ネットワークを侵害。情報窃取・潜伏:機密情報を長期にわたって少しずつ持ち出す(発見を避ける)。国家支援型APTグループ(中国・北朝鮮・ロシア関連とされる)による政府・防衛・重要インフラへの攻撃事例が多く報告されています。対策はゼロトラスト・EDR・SIEM(ログ統合監視)・定期的なペネトレーションテストが有効です。ITパスポートでは「標的型攻撃の特徴」「フィッシングとの関係」「APTの概念」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1特定組織を長期間執拗に狙うAPT攻撃
- 2標的型メール(偽装メール+マルウェア添付)で初期侵入
- 3内部横展開(ラテラルムーブメント)で感染拡大
- 4発見を避けながら長期間潜伏し情報を窃取
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-25