UMLとは?
Unified Modeling Languageの略。オブジェクト指向のシステム設計を図で表現する統一モデリング言語。OMGが標準化
詳細解説
UML(Unified Modeling Language)は、オブジェクト指向のソフトウェアシステムを視覚的に表現・設計・ドキュメント化するための統一モデリング言語です。1990年代にBooch・Rumbaugh・Jacobsonの3人が各自の手法を統合して開発し、OMG(Object Management Group)が1997年に標準化しました。UMLの図は大きく「構造図(静的な構造を表す)」と「振る舞い図(動的な動きを表す)」に分類されます。主要なUML図は次の通りです。クラス図(Class Diagram):クラス・属性・操作・クラス間の関係(継承・関連・依存)を表す構造図。システムの静的な骨格を表現し、最も頻出。シーケンス図(Sequence Diagram):オブジェクト間のメッセージのやり取りを時系列で表す振る舞い図。具体的な処理フローを確認するのに有効。ユースケース図(Use Case Diagram):システムがユーザー(アクター)に提供する機能(ユースケース)を表す振る舞い図。要件定義フェーズで利用。アクティビティ図(Activity Diagram):業務フロー・処理の流れを表すフローチャートの拡張版。状態遷移図(State Diagram):オブジェクトの状態と状態間の遷移を表す。コンポーネント図(Component Diagram):システムのモジュール構成を表す構造図。UMLのメリットは開発者・顧客・テスターなど関係者間の共通語として設計を伝達できる点です。ITパスポートでは「UMLの定義」「クラス図・シーケンス図・ユースケース図の用途」「オブジェクト指向との関係」が頻出です。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1オブジェクト指向の設計を視覚化する統一モデリング言語
- 2クラス図(構造)・シーケンス図(動的フロー)・ユースケース図(要件)が代表三大図
- 3OMGが1997年に標準化、現在はUML 2.x系が最新
- 4構造図(静的)と振る舞い図(動的)の2大カテゴリに分類