平成21年度 春期36テクノロジ系

基本情報 平成21年度 春期 問36:テクノロジ系に関する問題

ネットワーク機器に付けられている MAC アドレスの構成として, 適切な組合せは どれか。 「 先頭24 ビピット 後続24 ビピット

  • a| グローパルエリア DD TP アドレス
  • b| グローパルエリア ID 固有製造番号
  • c| OUI (ベペンダ) IP アドレス
  • d| OUI (ベンダ) 固有製造番号正答
正答:D| OUI (ベンダ) 固有製造番号

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答えは d です。

MACアドレス(マック・アドレス)は、ネットワーク機器(PCのLANポートやWi-Fiルータなど)に世界で1つだけつけられている番号。48ビットの長さで、前半24ビットと後半24ビットの2パートに分かれています。

  • 前半24ビット = OUI(誰が作った機器か:メーカー識別ID。IEEEが管理)
  • 後半24ビット = 固有製造番号(そのメーカーが製造順に振る連番)

この組合せで「誰が作った何番目の機器か」がわかり、世界中で重複しません。

👉 覚え方:「ベンダー名+シリアル番号」=MACアドレス。

ほかの選択肢:a,b,c はIPアドレスやグローバルエリアIDなど、関係ない用語が混ざっているので不正解。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は d。MACアドレス(Media Access Control address)は48ビット長で、上位24ビットがOUI(Organizationally Unique Identifier)=ベンダ識別子(IEEEが管理)、下位24ビットがメーカ内で割り振る固有製造番号で構成される。これにより理論上 2^48 ≒ 281兆個のアドレスを世界一意に発行可能。

各選択肢の解説

  • a:「グローバルエリアID」「IPアドレス」はMACアドレスの構成要素ではない。
  • b:前半は確かに識別子(OUI)だが、それを「グローバルエリアID」と呼ぶのは誤称。
  • c:後半が「IPアドレス」というのは混同。MACはレイヤ2、IPはレイヤ3で別物。

覚え方・ひっかけ注意

MACアドレスは16進12桁で表記(例:00:1A:2B:3C:4D:5E)。前半6桁がOUI、後半6桁がシリアル。「MAC=メーカー+連番」とセットで覚える。IPアドレス(変動可、論理アドレス)と区別すること。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

MACアドレスはOSI参照モデルのデータリンク層(レイヤ2)のアドレス。物理ネットワーク(イーサネット、Wi-Fi、Bluetooth等)でフレームの宛先/送信元として使用される。OUIはIEEEが有償(約3000ドル)でベンダに割り当て、IEEEのデータベースで公開されている(例:00:50:56=VMware、00:1B:21=Intel)。MACアドレスの第1オクテットの最下位ビットが「I/G bit」(個別/グループ:1ならマルチキャスト)、その次のビットが「U/L bit」(ユニバーサル/ローカル:1なら管理者割当のローカルアドレス)を表す。

実務での使われ方

スイッチはMACアドレステーブルを学習してフレームを宛先ポートへ転送(L2スイッチング)。DHCPはMACアドレスを識別子に固定IP割当を行う(DHCP Reservation)。セキュリティ面ではMACアドレスフィルタリング(特定のMACのみ接続許可)が無線LANで使われるが、容易に偽装可能なため補助的手段に留まる。プライバシ対策として近年のスマホOS(iOS 14+、Android 10+)はランダムMACを使用し、Wi-Fi接続ごとに異なるMACを送出する。

試験での位置づけ

FE科目Aで構成要素を選ぶ定番問題。応用情報・ネットワークスペシャリストではフレーム構造、ARP(IP↔MAC変換)、VLAN、STP(スパニングツリー)と絡めた問題、L2/L3スイッチの動作差異、無線LAN認証(WPA2/WPA3、802.1X)が頻出。

選択肢の発展補足

似た概念:EUI-64(IPv6のインタフェースID自動生成方式。MAC48の中央にFFFEを挟んで64ビット化)、LACP(リンクアグリゲーション)でのMACアドレス選択ルール、MACsec(802.1AE、レイヤ2暗号化)。コンテナ環境(Docker、K8s)では仮想NICにランダム生成MACが割り当てられ、Pod間通信のトレーシングで重要になる。FE午後ではIPv6アドレッシングと絡めて出題されることもある。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成21年度 春期36/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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