基本情報
FE

基本情報技術者(FE) 用語集

IPAシラバス準拠 · 全72語収録 · 科目A・科目B両対応
疑似言語 / アルゴリズム / データ構造 / DB / ネットワーク / セキュリティ / コンピュータシステム / 基礎理論 / マネジメント・ストラテジ

IPA公式 · 確認日 2026-06-08

アルゴリズム・疑似言語

12語

科目Bの中核。疑似言語プログラムの読解・探索・ソートアルゴリズム

疑似言語
ぎじげんご

FE試験科目Bで使用するプログラム記述言語。特定の実装言語に依存せず、アルゴリズムの論理構造をフローに近い形で表現する

線形探索
せんけいたんさく

配列の先頭から末尾に向かって1要素ずつ順番に目的の値を探す最も基本的な探索アルゴリズム

二分探索
にぶんたんさく

ソート済み配列の中央値と比較し、探索範囲を半分に絞ることを繰り返す高効率な探索アルゴリズム。計算量O(log n)

Big-O記法
びっぐおーきほう

アルゴリズムの計算量(処理ステップ数・メモリ使用量)をデータ件数nの関数で表す漸近的記法。最悪ケースの上限を示す

再帰
さいき

関数・手続きが自分自身を呼び出すプログラミング手法。木構造の探索や分割統治アルゴリズムで多用される

バブルソート
ばぶるそーと

隣接する2要素を比較して大小が逆なら交換することを繰り返す最もシンプルなソートアルゴリズム。計算量O(n²)

クイックソート
くいっくそーと

ピボット要素を基準に配列を2分割する操作を再帰的に繰り返す分割統治型ソート。平均計算量O(n log n)で実用最速

マージソート
まーじそーと

配列を再帰的に2分割してソートし、整列済みの2つの部分を1つにマージする安定ソート。計算量O(n log n)が保証される

計算量
けいさんりょう

アルゴリズムが問題を解くのに要する処理ステップ数(時間計算量)またはメモリ使用量(空間計算量)の尺度

ソートアルゴリズム
そーとあるごりずむ

データ集合を特定の順序(昇順・降順など)に並べ替えるアルゴリズムの総称。安定性・計算量・メモリ使用量の3軸で選択する

ヒープソート
ひーぷそーと

ヒープ(二分木)の構造を利用して、最大(最小)の要素を取り出しながら整列するソートアルゴリズムです。

選択ソート
せんたくそーと

未整列部分から最小(最大)の要素を選んで先頭と交換することを繰り返す、単純な整列アルゴリズムです。

データ構造

7語

スタック・キュー・配列・連結リスト・木・グラフ(科目A・B両方で出題)

スタック
すたっく

後入れ先出し(LIFO: Last In First Out)の原則でデータを管理するデータ構造。追加(push)と取り出し(pop)は最上部のみで行う

キュー
きゅー

先入れ先出し(FIFO: First In First Out)の原則でデータを管理するデータ構造。追加は末尾(enqueue)、取り出しは先頭(dequeue)から行う

配列
はいれつ

同じ型の要素を連続したメモリ領域に並べたデータ構造。添字(インデックス)で任意要素にO(1)でアクセス可能

連結リスト
れんけつりすと

各要素(ノード)がデータと次のノードへのポインタを持ち、要素を鎖状に連結したデータ構造。挿入・削除がO(1)で可能

ハッシュテーブル
はっしゅてーぶる

ハッシュ関数でキーをインデックスに変換し、データを格納する高速な連想配列。平均O(1)で検索・挿入・削除が可能

木構造
きこうぞう

根(ルート)ノードから枝分かれして葉(リーフ)に至る階層的なデータ構造。ファイルシステム・2分探索木・ヒープなど幅広く活用される

グラフ
ぐらふ

頂点(ノード)と辺(エッジ)で関係を表現するデータ構造。有向・無向、重み付き・重みなしがあり、経路・ネットワーク問題に使う

データベース

7語

SQL・正規化・トランザクション・ACID

正規化
せいきか

リレーショナルデータベースの設計技法。データの重複・更新異常を排除するため表を適切に分割する処理。第1〜第3正規形が基本

インデックス
いんでっくす

データベースの検索を高速化するための補助的なデータ構造。B+木やハッシュで実装され、全表スキャンを回避する

トランザクション
とらんざくしょん

データベースで「不可分に実行されるべき一連の操作単位」。COMMIT(確定)またはROLLBACK(取り消し)で完結する

ACID
あしっど

トランザクションが保証すべき4つの特性の頭文字。Atomicity(原子性)・Consistency(一貫性)・Isolation(独立性)・Durability(耐久性)

主キー
しゅきー

リレーショナルデータベースのテーブルで各行を一意に識別する列(または列の組み合わせ)。NULL不可・重複不可の制約が課される

外部キー
がいぶきー

あるテーブルの列が別のテーブルの主キーを参照することで、テーブル間の関係を定義し参照整合性を保証する制約

エンティティ
えんてぃてぃ

データモデリングで、管理の対象とする人・物・事象などを抽象化して表したものです。

ネットワーク

8語

TCP/IP・HTTP/HTTPS・DNS

TCP/IP
てぃーしーぴーあいぴー

インターネットの基盤となるプロトコルスタック。TCP(信頼性のある接続型通信)とIP(パケットのアドレッシング・経路選択)の組み合わせ

HTTP/HTTPS
えいちてぃーてぃーぴー/えいちてぃーてぃーぴーえす

WebブラウザとWebサーバ間の通信プロトコル。HTTPSはTLS/SSLで暗号化した安全版。ポート番号80(HTTP)/443(HTTPS)

DNS
でぃーえぬえす

ドメイン名(例: www.example.com)をIPアドレスに変換する分散型名前解決システム。インターネットの「電話帳」

CGI(Common Gateway Interface)
しーじーあい

Webサーバが外部プログラムを呼び出し、その実行結果をWebページとして返すための仕組みです。

リピータ
りぴーた

LANケーブルなどを流れる信号を増幅・整形して再送し、伝送距離を延ばす物理層の中継装置です。

ハンドオーバー
はんどおーばー

移動中の端末が、接続する基地局やアクセスポイントを通信を保ったまま切り替える仕組みです。

FTTH
えふてぃーてぃーえいち

FTTH(Fiber To The Home)は、光ファイバを各家庭まで引き込んで通信を行う方式です。

IETF
あいいーてぃーえふ

IETF(Internet Engineering Task Force)は、インターネットで使われる技術の標準化を進める組織です。

セキュリティ

9語

ファイアウォール・公開鍵暗号・共通鍵暗号・デジタル署名

ファイアウォール
ふぁいあうぉーる

ネットワーク境界で通信パケットを監視し、定義されたルール(ポリシー)に基づいて許可・拒否するセキュリティ装置

公開鍵暗号
こうかいかぎあんごう

暗号化と復号で異なる鍵ペア(公開鍵・秘密鍵)を使う非対称暗号方式。鍵配送問題を解決し、TLS/SSHで広く使われる

共通鍵暗号
きょうつうかぎあんごう

暗号化と復号に同一の鍵を使う対称暗号方式。公開鍵暗号より高速だが鍵配送問題がある。AES・DESが代表例

デジタル署名
でじたるしょめい

送信者が秘密鍵でデータのハッシュ値を暗号化した電子的な署名。改ざん検知・送信者認証・否認防止の3つを同時に実現する

ファジング
ふぁじんぐ

ソフトウェアに、でたらめや想定外のデータを大量に入力して、脆弱性や不具合を見つける検査手法です。

サイバーキルチェーン
さいばーきるちぇーん

サイバー攻撃を、偵察から目的の達成までの一連の段階に分けてとらえるモデルです。

リスクベース認証
りすくべーすにんしょう

利用環境などからリスクの高さを判定し、高いと判断したときだけ追加の認証を求める認証方式です。

クリアデスク・クリアスクリーン
くりあですく

離席時に机の上の書類や媒体を片付け、画面をロックして、情報の盗み見や持出しを防ぐ対策です。

チャレンジレスポンス認証
ちゃれんじれすぽんすにんしょう

サーバが送る使い捨ての値(チャレンジ)とパスワードから計算した応答(レスポンス)で本人確認する方式です。

コンピュータシステム

16語

CPU・メモリ・OS・ハードウェアなど、コンピュータを構成する要素

CPI(Cycles Per Instruction)
しーぴーあい

CPUが1命令を実行するのに必要な平均クロックサイクル数を表す指標です。

コンパイラ
こんぱいら

高水準言語で書かれたソースプログラムを、まとめて機械語(または中間コード)に翻訳する言語処理プログラムです。

DRAM
でぃーらむ

コンデンサに電荷を蓄えて記憶し、定期的な再書込み(リフレッシュ)が必要な、主記憶に使われる半導体メモリです。

ディスパッチ
でぃすぱっち

実行可能状態のタスクの中から、CPUを割り当てるものを選んで実行状態にするOSの処理です。

インタプリタ
いんたぷりた

ソースプログラムを1文ずつ解釈しながら、その場で実行する言語処理プログラムです。

フラグメンテーション
ふらぐめんてーしょん

メモリやディスクの空き領域が細かく分断され、まとまった領域を確保しにくくなる現象です。

MIPS
みっぷす

1秒間に実行できる命令数を100万単位で表した、CPUの処理速度の指標です(Million Instructions Per Second)。

バスタブ曲線
ばすたぶきょくせん

機器の故障率が、時間の経過に対して初期・偶発・摩耗の3期間で浴槽の断面のように変化することを表した曲線です。

ターンアラウンドタイム
たーんあらうんどたいむ

処理の依頼(ジョブの投入)から、すべての結果が返ってくるまでにかかる時間です。

インクジェットプリンター
いんくじぇっとぷりんたー

微細なノズルから液体のインクを紙に吹き付けて印刷する出力装置です。

レーザープリンター
れーざーぷりんたー

感光体にレーザー光で像を描き、トナーを付着させて紙に熱で定着させる、ページ単位の印刷装置です。

Apache
あぱっち

オープンソースとして公開されている、代表的なWebサーバソフトウェアの名称です。

OMR
おーえむあーる

OMR(Optical Mark Reader)は、マークシートなどに塗られたマークの位置を光学的に読み取る装置です。

LRU
えるあーるゆー

LRU(Least Recently Used)は、最後に使われてから最も長い時間が経ったページを置換対象にする方式です。

ラウンドロビン
らうんどろびん

各タスクに一定の時間(タイムクォンタム)ずつ順番にCPUを割り当てる、タスクのスケジューリング方式です。

制御装置
せいぎょそうち

プログラムの命令を取り出して解読し、ほかの装置に動作の指示を出すコンピュータの中心的な装置です。

基礎理論

9語

2進数・論理演算・確率統計・情報理論など、情報処理の土台となる理論

畳み込みニューラルネットワーク(CNN)
たたみこみにゅーらるねっとわーく

画像などの格子状のデータから特徴を取り出すために、畳み込み演算を用いるニューラルネットワークです。

半加算器
はんかさんき

2進数1桁どうしの加算を行い、和と上の桁への桁上げを出力する論理回路です。

論理式
ろんりしき

真(1)と偽(0)の値を取る変数を、論理積・論理和・否定などの論理演算で結び付けた式です。

エキスパートシステム
えきすぱーとしすてむ

専門家の知識をルールとして知識ベースに蓄え、推論エンジンで結論を導く人工知能のシステムです。

丸め誤差
まるめごさ

数値を有限の桁数で表すために、切捨て・切上げ・四捨五入をして生じる誤差です。

コンセプトマップ
こんせぷとまっぷ

概念を丸や四角で表し、概念どうしの関係を言葉を添えた線で結んで、知識の構造を図示する手法です。

オートマトン
おーとまとん

入力に応じて状態が遷移する仕組みを数学的に表した、計算や言語認識のモデルです。

ハミング符号
はみんぐふごう

データに検査用のビットを加え、1ビットの誤りを検出して訂正できる誤り訂正符号です。

桁落ち
けたおち

値のほぼ等しい2つの数の引き算で、有効桁数が大きく減ってしまい、結果の精度が下がる現象です。

マネジメント・ストラテジ

4語

経営戦略・システム開発管理・プロジェクト管理・法務など、IT活用とマネジメントの知識

SOA(サービス指向アーキテクチャ)
えすおーえー

業務機能を独立したサービスとして部品化し、それらを組み合わせて情報システムを構築する設計の考え方です。

売上総利益
うりあげそうりえき

売上高から売上原価を差し引いた利益で、一般に粗利(あらり)とも呼ばれます。

CtoC
しーつーしー

CtoC(Consumer to Consumer)は、消費者どうしが直接取引をする形態を指します。

ワークシェアリング
わーくしぇありんぐ

1人あたりの労働時間を短縮するなどして仕事を分け合い、より多くの人が雇用される状態をめざす働き方の考え方です。

用語を覚えたら実際の問題で理解を確かめよう

合格ナビのFE科目B練習機能で疑似言語プログラムを実際に解いてみましょう。