平成21年度 春期39テクノロジ系

基本情報 平成21年度 春期 問39:テクノロジ系に関する問題

iP アドレス 10.1.2.146, サプネットマスク 255.255.255.240 のホストが属するサブネ ットワークはどれか。

  • a10.1.2.132/26
  • b10.1.2.132/28
  • c10.1.2.144/26
  • d10.1.2.144/28正答
正答:D10.1.2.144/28

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答えは d「10.1.2.144/28」 です。

サブネットマスク 255.255.255.240 は /28 という意味(2進数で1が28個並ぶ)。

後ろの「240」を2進で書くと 11110000。つまり最後の8ビットのうち、先頭4ビットがネットワーク部、残り4ビットがホスト部。

IPアドレス 10.1.2.146(=2進 10010010)を「先頭4ビットだけ残す」ように整理すると、10010000 = 144

つまりこのPCは「10.1.2.144 から始まるグループ」に属します。/28 と書くので答えは 10.1.2.144/28

👉 覚え方:マスクが/28なら4ビットずつ区切る → 144, 160, 176... と16刻みでサブネットが並ぶ。

他はマスクの長さ(/26)が間違っているか、グループの先頭値が違うので不正解。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は d。サブネットマスク 255.255.255.240 は2進で `11111111.11111111.11111111.11110000`、すなわち/28(先頭28ビットがネットワーク部)。IPアドレスの第4オクテット146を2進で表すと `10010010`、これにマスク `11110000` をANDすると `10010000` = 144。したがって所属サブネットは 10.1.2.144/28

各選択肢の解説

  • a 10.1.2.132/26:マスク長/26(255.255.255.192)が誤り。
  • b 10.1.2.132/28:マスク長は正しいが、ネットワークアドレスの計算結果が違う(132にはならない)。
  • c 10.1.2.144/26:ネットワークアドレス値は近いが、/26は誤り。

覚え方・ひっかけ注意

/28 は16刻み(256÷16=16個のサブネット):0, 16, 32, ..., 144, 160 ...。146はこの中で「144≤146<160」なので144のサブネット。マスクと刻みの対応「/28=16刻み・/27=32刻み・/26=64刻み・/25=128刻み」を覚えると即解。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

サブネット計算はCIDR(Classless Inter-Domain Routing, RFC 4632)の中核技術。マスク長nビットの場合、ホスト部は (32-n) ビット、サブネット内ホスト数は 2^(32-n) - 2(ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除く)。本問の/28では 2^4-2 = 14ホスト/サブネット。サブネット境界の判定は (IPアドレス) AND (サブネットマスク) でネットワークアドレスを算出する。これにより1つのクラスBやクラスCのアドレスブロックを複数の物理セグメントに分割でき、ブロードキャストドメインの分離、セキュリティ境界設定、ルーティング集約が可能になる。

実務での使われ方

VLSM(Variable Length Subnet Mask)で必要数に応じてサブネットサイズを使い分けるのが現代設計の標準。AWS VPCは/16〜/28の範囲でCIDRを切り、サブネット分割でPublic/Privateや可用性ゾーンを構成。サマライゼーション(複数サブネットを1つの大きなプレフィックスで広告)でルーティングテーブルを圧縮する技術はISPバックボーンの基本。

試験での位置づけ

FE科目Aの最頻出計算問題の一つで、毎回1〜2問はCIDR・サブネット問題が出る。ネットワークスペシャリストではVLSM設計、ルートサマライゼーション、ロンゲストマッチによる経路選択、IPv6プレフィックス(/64標準)まで踏み込まれる。応用情報の午後では実機ネットワーク図からサブネット範囲を導出する出題が定番。

選択肢の発展補足

IPv6では128ビットアドレスで、サブネットは通常/64固定(自動アドレス設定SLAACの前提)。IPv4枯渇対策としてNAT/NAPT(プライベートIP↔グローバルIPの変換)、CGNAT(Carrier-Grade NAT)、IPv6移行技術(デュアルスタック、6rd、DS-Lite)が実用化。プライベートアドレス範囲(10.0.0.0/8、172.16.0.0/12、192.168.0.0/16)と特殊用途(127.0.0.0/8ループバック、169.254.0.0/16リンクローカル、224.0.0.0/4マルチキャスト)は暗記必須。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成21年度 春期39/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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