基本情報 平成27年度 春期 問44:テクノロジ系に関する問題
パケットフィルタリング型ファイアウォールがルール一覧に基づいてパケットを 制御する場合, パケット A に適用されるルールとそのときの動作はどれか。
- aH ざさヽ ぺい正答
- b番号2 によって, 番号3 によって, 番号4 によって,
- c番号1によって, 通過を禁止する。 通過を許可する。 通過を許可する。 通過を禁止する。
- dー 20
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答えは a です(※本問は画像のルール表が省略されており、正答指定aに従います)。
パケットフィルタリング型ファイアウォールは「通信の通行手形チェック」みたいなもの。
ルール表に「この送信元・宛先・ポートはOK/NG」と書いてあって、上から順にチェックして、最初にマッチしたルールで通すか止めるかを決めます。
👉 覚え方:ファイアウォール=順番にルールを見て、最初の一致で判定。
ほかの選択肢:b/c/d は本問では文字化け/部分表示のため、a が正答として登録されています。
なぜこれが正解か
正解は a(公式解答に従う。本問は表データが文字化けしており、正答ラベルベースで解説)。パケットフィルタリング型ファイアウォールは、ルールリスト(ACL:Access Control List)を上から順次照合し、最初にマッチしたルールを適用する「First Match」方式が一般的。マッチしない場合は「明示的に許可されない通信は拒否(Default Deny)」が原則。
各選択肢の解説
ルール照合の典型パターン:
- 送信元IP・宛先IP・送信元ポート・宛先ポート・プロトコルの5タプルで判定。
- 上位ルールほど優先される。
- 設計時は「より具体的なルールを上に、汎用ルールを下に」配置する。
覚え方・ひっかけ注意
パケットフィルタの3鉄則:(1) First Match、(2) Default Deny、(3) 必要最小限の許可(最小権限の原則)。ステートフルインスペクション型は「セッション状態」も保持し、戻り通信を自動許可する点がパケットフィルタとの違い。
理論的背景
ファイアウォールは進化段階で (1) パケットフィルタリング(L3-L4、ステートレス)、(2) ステートフルインスペクション(セッションテーブル管理)、(3) アプリケーションゲートウェイ(プロキシ型)(L7、コンテンツ検査)、(4) 次世代ファイアウォール(NGFW)(アプリ識別・IPS・URL Filter・SSL Decryption統合)、(5) WAF(Web Application Firewall)(HTTP特化)に分類される。
実務での使われ方
エンタープライズ環境では境界防御(Perimeter Defense)に加え、ゼロトラスト(Zero Trust:BeyondCorp)アプローチでマイクロセグメンテーションを実施。CASB/SASE/ZTNA(Zero Trust Network Access)が現代的アーキテクチャ。クラウド環境ではセキュリティグループ(AWS/Azure NSG/GCP Firewall Rules)がパケットフィルタの実装形態。Linux環境ではiptables/nftables/ufwで実現。
試験での位置づけ
情報セキュリティ・ネットワーク分野の頻出論点。基本情報・応用情報・情報処理安全確保支援士・ネットワークスペシャリストで毎期出題。ルール照合のシミュレーション問題は科目B(旧午後)にも登場する。
選択肢の発展補足
- ACLの設計指針:(1) 内向き(Inbound)と外向き(Outbound)を別管理、(2) 不要ルールの削除(Drift管理)、(3) ログ取得とSIEM連携、(4) 定期的なルール監査(PCI DSS等のコンプライアンス要件)。
- DMZ(DeMilitarized Zone)設計:3-leg FW構成 vs 2-leg FW二重構成の選定。
- ICMP制御の落とし穴:完全遮断するとPath MTU Discoveryが機能せず接続不能になる場合あり。Type 3 Code 4は許可推奨。
- 関連用語:IPS(Intrusion Prevention System)・IDS(Intrusion Detection System)・SIEM(Security Information and Event Management)・SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)。
出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成27年度 春期 問44/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。