平成27年度 秋期22テクノロジ系

基本情報 平成27年度 秋期 問22:テクノロジ系に関する問題

SRAM と比較した場合の DRAM の特徴はどれか。

  • a主にキャッシュメモリとして使用される。
  • bデータを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要である。 メモリセル構成が単純なので, ビット当たりの単価が安くなる。
  • cメモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。正答
  • dH さい
正答:Cメモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは c「メモリセル構成が単純で、ビット当たりの単価が安い」です(※公式正解に従う)。

メモリには2種類あります:

  • SRAM=Static RAM。フリップフロップという複雑な回路で記憶。高速・高価。CPUのキャッシュに使用。
  • DRAM=Dynamic RAM。コンデンサ(電気をためる小部品)1個で記憶。シンプル・安価。メインメモリに使用。

DRAMは構造が単純なので、たくさん詰め込めて1ビット当たりの値段が安いんです。

👉 覚え方:DRAM=ど〜んと安くてメインメモリ/SRAM=す〜ぱ〜高速でキャッシュ。

ほかの選択肢:a キャッシュ用=SRAM/b リフレッシュ不要=SRAM/d フリップフロップ=SRAM。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は c(公式解答に従う)。DRAM(Dynamic RAM)の特徴は「メモリセルがコンデンサ1個+トランジスタ1個と単純」で、その結果ビット単価が安く高密度実装が可能。主にメインメモリに使用される。

各選択肢の解説

  • a 誤り:キャッシュメモリ用途はSRAMの特徴(高速性が必要なため)。
  • b 誤り:リフレッシュ不要はSRAMの特徴。DRAMはコンデンサの電荷が漏れるため定期的なリフレッシュが必須。
  • c 正解:DRAMはセル構造が単純(1T1C:1トランジスタ+1キャパシタ)でビット単価が安い。
  • d 誤り:フリップフロップ(複数トランジスタ構成)でデータを保持するのはSRAM。

覚え方・ひっかけ注意

SRAM vs DRAM比較表:

| 項目 | SRAM | DRAM |

|---|---|---|

| 構造 | フリップフロップ(複雑) | 1T1C(単純) |

| 速度 | 高速 | 低速 |

| 単価 | 高 | 低 |

| 密度 | 低 | 高 |

| リフレッシュ | 不要 | 必要 |

| 用途 | キャッシュ・レジスタ | メインメモリ |

「ダイナミック=動的=リフレッシュ必要」「スタティック=静的=リフレッシュ不要」と動詞のニュアンスで覚える。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

メモリ階層は速度・容量・コストのトレードオフで設計される:レジスタ<L1キャッシュ<L2/L3キャッシュ(SRAM)<メインメモリ(DRAM)<SSD/HDD<テープ/クラウドストレージ。DRAMは1966年にIBMのRobert Dennardが発明(Dennard Scaling理論で有名)。コンデンサに電荷を蓄え、トランジスタでスイッチング。電荷漏れにより数ms(典型64ms)ごとにリフレッシュ動作が必要。

実務での使われ方

DRAM技術の進化:

  • SDRAM(Synchronous DRAM):クロック同期型
  • DDR SDRAM(Double Data Rate):クロックの両エッジでデータ転送。DDR2/3/4/5と世代進化。現代主流はDDR5(2020年)で約6400MT/s
  • GDDR(Graphics DDR):GPU向け高速版。GDDR6X等
  • HBM(High Bandwidth Memory):3D積層TSV接続。HBM2/2E/3で1TB/s超の帯域。AI/HPC向け
  • LPDDR(Low Power DDR):モバイル向け低消費電力版

SRAM技術:

  • 6T-SRAM:6トランジスタ構成。標準
  • 8T-SRAM:低電圧動作向け
  • eDRAM(Embedded DRAM):プロセッサに内蔵するDRAM(IBM Power・PS3 Cell等で採用)

試験での位置づけ

ハードウェア・コンピュータアーキテクチャ分野の頻出論点。基本情報・応用情報・組込みシステムスペシャリスト・エンベデッドシステムスペシャリストで毎期出題。メモリ階層、キャッシュコヒーレンシ、メモリインタリーブ、ECC(Error Correcting Code)等の周辺概念とセットで押さえる。

選択肢の発展補足

  • SRAMの用途(a):CPUのL1/L2/L3キャッシュ、TLB(Translation Lookaside Buffer)、レジスタファイル、ネットワーク機器のパケットバッファ。
  • リフレッシュ動作(b):自動リフレッシュ(オートリフレッシュ)、セルフリフレッシュ(スタンバイ時)、ディストリビュートリフレッシュ。電源消費の一因。
  • フリップフロップ(d):D-FF・JK-FF・SR-FF等の種類。順序回路の基本素子。
  • 関連技術:MRAM(磁気)、PCM(相変化)、ReRAM(抵抗変化)、3D XPoint(Intel Optane)等の不揮発性メモリ(NVRAM)。CXL(Compute Express Link)でメモリプール化も進行中。
  • 故障モード:Row Hammer脆弱性(隣接行への電磁干渉)。セキュリティ攻撃の対象。
出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成27年度 秋期22/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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