危険物に関する法令6保安距離・保有空地

危険物乙四 危険物に関する法令 問6:保安距離・保有空地

製造所等に対して確保すべき保安距離(保安対象物までの距離)に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • 重要文化財に指定された建造物に対しては、20m以上の距離を保てばよい。
  • 多数の人を収容する学校・病院・劇場等に対しては、10m以上の距離を保てばよい。
  • 一般の住居(製造所等の存する敷地外にあるもの)に対しては、10m以上の距離を保たなければならない。正答
  • 高圧ガスの施設に対しては、50m以上の距離を保たなければならない。
  • 保安距離は、危険物の量が指定数量未満であれば一切確保する必要がない。
正答:一般の住居(製造所等の存する敷地外にあるもの)に対しては、10m以上の距離を保たなければならない。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

正しいのはウです。住宅までは10m以上離します。

保安距離の代表値:

  • 一般の住居: 10m以上 =ウ(正)
  • 学校・病院・劇場など多数の人が集まる施設: 30m以上 =イは「10m」が誤り
  • 高圧ガス施設: 20m以上 =エは「50m」が誤り
  • 重要文化財: 50m以上 =アは「20m」が誤り

オ(誤): 保安距離は施設の安全のためのもので、量が少なくても基準対象の施設には必要です。

数値の語呂: 住宅10・学校病院30・ガス20・文化財50。この4つは丸暗記が必須です。

標準試験対策の基準レベル

保安距離(危政令第9条第1項第1号)の対象と数値:

保安距離は、製造所等で火災・爆発が起きたとき、周囲の保護対象物に被害が及ばないよう確保する最小距離です。

| 保安対象物 | 保安距離 |

|---|---|

| 一般の住居 | 10m以上 |

| 学校・病院・劇場等(多数人収容施設) | 30m以上 |

| 高圧ガス・液化石油ガスの施設 | 20m以上 |

| 重要文化財・史跡等 | 50m以上 |

| 特別高圧架空電線(7,000〜35,000V) | 3m以上(水平距離) |

| 特別高圧架空電線(35,000V超) | 5m以上(水平距離) |

選択肢の判定:

  • ウ(正): 一般住居10m以上。正しい。
  • イ(誤): 学校・病院等は30m以上。10mでは不足。
  • ア(誤): 重要文化財は50m以上。20mでは不足。
  • エ(誤): 高圧ガス施設は20m以上。50mは過大(数値違い)。
  • オ(誤): 保安距離は保護対象物に応じて確保する。量の多寡で一律免除されない。

引っかけパターン: 数値の入れ替え(学校病院30とガス20と文化財50の取り違え)が定番。「住宅10・学校病院30・ガス20・文化財50」を固定暗記します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

保安距離は、製造所・屋内貯蔵所・屋外貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・一般取扱所等で、火災・爆発時の輻射熱や爆風から第三者の生命・身体・文化財を守るために、保護対象物(保安対象物)との間に確保する水平距離です(危政令第9条第1項第1号)。距離の大小は、保護対象物の社会的重要性・避難の難しさ・代替不能性を反映します。多数の人が集まり避難が難しい学校・病院・劇場は30m、再生不能な重要文化財は50m、というように設定されています。

【実務・条文構造・確定数値】

保安距離(危政令第9条第1項第1号):

  • 一般住居: 10m以上
  • 学校・病院・劇場・その他多数の人を収容する施設: 30m以上
  • 高圧ガス・液化石油ガスの施設: 20m以上
  • 特別高圧架空電線: 7,000V超35,000V以下=3m以上、35,000V超=5m以上(いずれも水平距離)
  • 重要文化財・重要有形民俗文化財・史跡等: 50m以上

なお保安距離と混同しやすい「保有空地」は、製造所等の周囲に確保する空地で、延焼防止・消火活動のために設けます。保有空地は保護対象物との距離ではなく、施設の周囲に何も置かない帯状の空地で、指定数量の倍数や施設区分に応じて幅が定まります(保安距離とは別概念)。

【試験での位置づけ】

保安距離は法令科目の頻出論点です。核心は数値の暗記で、「住宅10/学校・病院・劇場等30/高圧ガス20/文化財50」の4つを正確に。引っかけは数値の入れ替え(学校病院を10や20、文化財を20や30、ガスを30や50にする等)です。距離が大きい順に「文化財50>学校病院30>ガス20>住宅10」と並べて覚えると入れ替えに強くなります。また、保安距離(保護対象物への距離)と保有空地(施設周囲の空地)の区別も頻出です。

【各選択肢の発展補足】

  • ウ(正): 一般住居10m以上。確定値。
  • イ(誤): 学校・病院・劇場等は30m以上。10mは不足。
  • ア(誤): 重要文化財は50m以上。20mは不足。
  • エ(誤): 高圧ガス施設は20m以上。50mは数値違い(過大)。
  • オ(誤): 保安距離は保護対象物に応じ確保。量の多寡で一律免除されない(指定数量以上の施設に課される基準)。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第9条第1項第1号。

【補足】住宅10/学校・病院・劇場等30/高圧ガス・LPG施設20/重要文化財50/特別高圧架空電線3〜5(いずれも以上・水平距離)。保有空地は別概念。【監修確定 2026-06-03】

<!-- 監修確定 2026-06-03: 保安距離(住宅10/学校病院30/高圧ガス20/文化財50)は危政令第9条第1項第1号・FDMA審査基準と一致。正答ウ。誤りなし。 -->

<!-- 監修 2026-06-03 選択肢順調整: ア偏在是正のため正答(一般住居10m)をア→ウに移動し、文化財20m(誤)をア配置。全レベルの相互参照を新順序に更新済。正答一意。 -->

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第9条第1項第1号(保安距離)。一般住居10m以上、学校・病院・劇場等の多数人収容施設30m以上、高圧ガス・液化石油ガス施設20m以上、重要文化財・史跡等50m以上。【監修確定 2026-06-03・FDMA関連審査基準で突合】 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

保安距離頻出度A

危険物に関する法令の他の問題

1
指定数量
2
保安監督者・取扱者制度
3
危険物の定義・分類
4
製造所等の区分
5
許可・承認・届出
7
保安距離・保有空地

科目別に解いて、危険物乙四に合格

法令・物理・化学・性質・火災予防・消火を175問。各問に根拠とAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。