平成22年度 春期49テクノロジ系

基本情報 平成22年度 春期 問49:テクノロジ系に関する問題

]avaScript の非同期通信の機能を使うことによって, 動的なユーザインタフェースを 画面遷移を伴わずに実現する技術はどれか。

  • aAjax正答
  • bCSS
  • cRSS
  • dSNS
正答:AAjax

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは a「Ajax」 です。

Ajax(エイジャックス)は「ページ全体を読み直さずに、一部分だけ裏でこっそりサーバと通信して更新する」技術。

例:地図アプリで地図を動かしても画面が再読み込みされない/Googleの検索候補が文字を打つたびリアルタイムで出る/Twitterのタイムラインがスクロールするほど自動で読み込まれる…これ全部Ajax。

👉 覚え方:Ajax=「Asynchronous(非同期)JavaScript and XML」=画面を止めずに裏で通信。

ほかの選択肢:b CSS=見た目のスタイル定義/c RSS=ニュース配信フォーマット/d SNS=ソーシャルネットワーク。どれも非同期通信技術ではない。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は a。Ajax(Asynchronous JavaScript and XML)は、JavaScriptの非同期通信API(XMLHttpRequest、現代ではFetch API)でサーバと通信し、ページ全体を再読込せず一部だけ動的更新する技術。Google Maps(2005)、Gmail(2004)で普及し、現代Webアプリの標準技法。

各選択肢の解説

  • b CSS(Cascading Style Sheets):Webページの装飾(色・レイアウト・タイポグラフィ)を定義する言語。
  • c RSS(Rich Site Summary / Really Simple Syndication):Webサイトの更新情報を配信するXMLフォーマット。
  • d SNS(Social Networking Service):Twitter、Facebook等の対人ネットワークサービス。

覚え方・ひっかけ注意

Ajaxは技術スタックの組合せで、「非同期」「JavaScript」「XML(現代はJSONが主流)」の3要素。データ形式はXML→JSONへ移行したがAjaxという名称は残った。同じくSPA(Single Page Application)、WebSocket(双方向通信)、Server-Sent Events(サーバ→クライアント片方向)も非同期通信の現代版として頻出。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

AjaxはJesse James Garrettが2005年に命名。技術的基盤はXMLHttpRequest(Microsoft IE5、1999年実装、後にW3C標準化)。現代ではFetch API(Promise-based、async/await対応)が標準。データフォーマットはXMLからJSON(軽量・JavaScriptとの相性)へほぼ完全移行。CORS(Cross-Origin Resource Sharing、RFC 7591)はクロスオリジン通信の許可制御。Same-Origin Policy(同一オリジンポリシ)はセキュリティの基本制約。JSONP(JSON with Padding)はCORS以前のクロスドメイン回避策(現在は非推奨、CSRFリスク)。

実務での使われ方

現代のWebフレームワーク:React(仮想DOM、Fiber、Suspense、React Server Components)/Vue.js(Composition API、Vapor mode)/Svelte(コンパイル時最適化、Runes)/Angular(フルフレームワーク、Signal)/Solid.js(細粒度リアクティビティ)。SPAは初回ロード重い課題に対し、SSR(Server-Side Rendering、Next.js/Nuxt/SvelteKit/Remix)、SSG(Static Site Generation)、ISR(Incremental Static Regeneration)、Streaming SSRで対応。HTMXは宣言的にAjax機能を提供しSPAを単純化する近年のトレンド(hypermedia復権)。WebSocket(双方向、ゲーム/チャット)、Server-Sent Events(一方向ストリーミング)、WebRTC(P2P通信、ビデオ会議)、WebTransport(QUIC上の汎用通信)は用途別の通信プロトコル。

試験での位置づけ

FE科目AでWeb技術用語の識別が頻出。応用情報・システムアーキテクトではWebアプリアーキテクチャ(SPA/SSR/SSG)、PWA(Progressive Web App、Service Worker、IndexedDB、Push)、認証認可(OAuth 2.0、OIDC、Cookie/JWT)、パフォーマンス最適化(Core Web Vitals:LCP/INP/CLS)、SEO対応が深く問われる。情報処理安全確保支援士ではXSS/CSRF/SQLi/SSRF/XXE等のWebアプリ脆弱性(OWASP Top 10)対策が必出。

選択肢の発展補足

Web通信技術の発展:HTTP/1.1(1997)→HTTP/2(2015、多重化)→HTTP/3(2022、QUIC上のUDPベース、0-RTT)。GraphQL(Facebook 2015、宣言的データ取得)はREST APIの過剰取得/不足取得を解決。gRPC(Google、HTTP/2+Protocol Buffers、マイクロサービス間通信標準)。tRPCはTypeScript完結型API。WebAssembly(Wasm、ブラウザ高速実行、Rust/C++のWeb移植、エッジコンピューティング)。Edge Computing(Cloudflare Workers、Vercel Edge、AWS Lambda@Edge、Deno Deploy)はサーバレスを地理的に分散。Web Components(Custom Elements、Shadow DOM、HTML Templates)はフレームワーク非依存のコンポーネント標準。JAMstack(JavaScript+API+Markup)はStatic First設計思想。FE午後、応用情報の事例題でこれらの設計選択を問う問題が増加。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成22年度 春期49/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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