2022 サンプル問題27テクノロジ系

基本情報 2022 サンプル問題 問27:テクノロジ系に関する問題

TCP/IP を利用している環境で,電子メールに画像データなどを添付するための規 格はどれか。

  • aJPEG
  • bMIME正答
  • cMPEG
  • dSMTP
正答:BMIME

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは b「MIME」 です。

昔のメールは「文字(テキスト)しか送れない封筒」だけしか使えませんでした。でも「画像も写真もエクセルも送りたい!」となったとき、それを封筒に入れて送れる形に変換するルールが必要になりました。それが MIME(マイム)です。

MIME のおかげで、メールに画像・PDF・動画なんでも添付できるようになりました。「マルチパーパス(多目的)インターネット メール エクステンション(拡張)」の略。

👉 覚え方:MIME = メールに何でも添付できる魔法のルール

ほかの選択肢:a JPEG は画像ファイル自体の形式/c MPEG は動画ファイルの形式/d SMTP はメールを送信するプロトコル(運ぶ役で、中身を変換する役ではない)。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は b。MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)は、もともとテキストしか扱えなかった電子メール(SMTP)で、画像・音声・動画・各種バイナリファイルを添付できるように拡張した規格。バイナリデータを Base64 等でテキスト化し、Content-Type ヘッダで種別を識別する。

各選択肢の解説

  • a JPEG(Joint Photographic Experts Group):画像の圧縮符号化方式。ファイル形式であり通信規格ではない。
  • c MPEG(Moving Picture Experts Group):動画・音声の圧縮符号化方式。MPEG-2/MPEG-4/H.264 等のファミリ。
  • d SMTP(Simple Mail Transfer Protocol):メールを送信・転送するプロトコル。MIME の添付内容を運搬する役だが、変換規格ではない。

覚え方・ひっかけ注意

メール関連プロトコル整理

  • 送信:SMTP(25/587番ポート)
  • 受信:POP3(110)、IMAP4(143)
  • 添付規格:MIME(プロトコルではなくデータ形式)
  • 暗号化:S/MIME(電子署名・暗号化)、STARTTLS(経路暗号化)

MIME は「メールに添付」がキーワード。文中に「画像」「添付」「メール」が揃ったら MIME を即選択。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

MIME は RFC 2045-2049(および後継 RFC)で規定。SMTP が ASCII テキスト(7bit)のみを想定して設計されたため、バイナリデータを送信するには 7bit セーフな形式へのエンコードが必要だった。MIME が定める要素:

  • Content-Type:データの種別(`image/jpeg`、`application/pdf`、`text/html`、`multipart/mixed` 等)
  • Content-Transfer-Encoding:エンコード方式(`base64`、`quoted-printable`、`7bit`、`8bit`、`binary`)
  • Content-Disposition:本文埋め込みか添付か(`inline` / `attachment`)
  • マルチパート構造:boundary 文字列で複数パートを区切る(本文+複数添付)

MIME タイプ(メディアタイプ)は IANA で登録管理され、メール以外にも HTTP の Content-Type、ファイル拡張子判定など広範囲に利用される。

実務での使われ方

  • メールクライアント:マルチパート/alternative で text/plain と text/html の両方を送信し、受信側が表示可能な方を選択。
  • HTTP:Web ブラウザのレスポンス Content-Type、フォーム送信の `multipart/form-data`(ファイルアップロード)。
  • REST API:`application/json`、`application/xml` 等で型ネゴシエーション。
  • セキュリティ拡張S/MIME(公開鍵基盤による電子署名・本文暗号化、X.509 証明書ベース)、PGP/MIME(PGP との連携)。
  • マルウェア対策:MIME 型詐称(拡張子と Content-Type の不一致)は SEG(Secure Email Gateway)の検査対象。

試験での位置づけ

基本情報・応用情報のネットワーク(アプリケーション層)分野で頻出。メール送受信プロトコル一式(SMTP/POP3/IMAP4/SMTP AUTH/STARTTLS/SPF/DKIM/DMARC)の体系理解が求められる。情報処理安全確保支援士試験では S/MIME の鍵管理、なりすまし対策(DMARC ポリシー設計)まで深く出題。

選択肢の発展補足

  • a JPEG:DCT(離散コサイン変換)+ 量子化 + ハフマン符号化。JPEG 2000 はウェーブレット変換、HEIF/AVIF が次世代後継。
  • c MPEG:MPEG-2(DVD・地デジ)、MPEG-4 Part 10 = H.264 / AVC(YouTube・Blu-ray)、H.265 / HEVCAV1(オープン規格)。
  • d SMTP:送信ポート25は ISP の OP25B(外部25番への送信制限)で塞がれることが多く、現在はサブミッションポート587(SMTP AUTH 必須)が標準。
  • 関連動向:MIME のメッセージ構造は JMAP(IMAP の後継候補、JSON ベース)など新世代プロトコルにも継承されている。
出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 2022 サンプル問題27/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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