令和5年度88テクノロジ系

ITパスポート 令和5年度 問88:computer_systemに関する問題

読出し専用のDVDはどれか。

  • aDVD-R
  • bDVD-RAM
  • cDVD-ROM正答
  • dDVD-RW
正答:CDVD-ROM

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは c「DVD-ROM」 です。

DVDにはいろいろ種類がありますが、名前の最後の文字がヒントです。「ROM」は“読むだけ(Read Only)”という意味で、最初から映画やゲームが入っていて、自分で書き込むことはできません。市販の映画ディスクがこれです。

👉 覚え方:「ROM=Read Only=読むだけ」。書き込めない。

ほかの選択肢:a DVD-R=1回だけ書き込める(Rはレコード=記録)/b DVD-RAM=何度も書き換えできる/d DVD-RW=こちらも何度も書き換えできる(RWはReWritable)。最後がROM以外は「自分で書ける」と覚えてOK。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は c「DVD-ROM」。ROMはRead Only Memoryの略で、工場で記録され利用者は読み出しのみ可能な再生専用メディア。市販ソフトや映画ソフトの配布に使われる。

各選択肢の解説

  • a DVD-R:Recordable。データを一度だけ書き込める追記型(書き換え不可)。
  • b DVD-RAM:Random Access Memory型。繰り返し書き換えでき、ファイル単位の書き換えに強い。
  • d DVD-RW:ReWritable。繰り返し書き換えできる。

覚え方・ひっかけ注意

語尾で分類すると速い。ROM=読み取り専用/R=1回だけ書ける/RW・RAM=何度も書ける。「読出し専用」という問いには必ず -ROM が対応する。CD-ROMやBD-ROMも同じ理屈なので応用が利く。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

光ディスクの記録方式は物理的原理によって3種類に分類される。DVD-ROM(再生専用)はプレス工程において射出成型された基板上にピット(凹部)とランド(平面部)を物理的に成型し、これをレーザー光の反射率差で読み取る。この方式はデータを基板の物理形状として刻み込むため、利用者が後から書き換える機構が本質的に存在しない。DVD-R/+R(追記型)は有機色素層(アゾ・シアニン・フタロシアニン系)をレーザーで不可逆的に変性(化学変化)させて記録する。有機色素は一度変性すると元に戻らないため追記は可能だが書き換えはできない。DVD-RW/+RW・DVD-RAM(書換型)は相変化記録方式を採用しており、記録層(AgInSbTe等の合金)を結晶状態(反射率高)と非晶質(アモルファス)状態(反射率低)に可逆的に変化させることでデータを表現する。レーザーのパワーを高くすると急冷されてアモルファス化し、中パワーで徐々に加熱・冷却すると結晶化する。この熱による相変化が書き換えを可能にする原理である。

実務での使われ方

現在の企業IT環境ではDVDメディアの主要用途は大幅に縮小しているが、いくつかの重要な領域で依然使われている。ソフトウェアのオフライン配布・インターネット非接続環境へのパッチ適用ではDVD-ROMが利用される。改ざん不能な長期保存用アーカイブメディアとしてDVD-R(追記型)がJIS・ISO等のコンプライアンス要件に基づく長期文書保存に使われることがある(Write Once Read Manyの特性がWORM要件に合致)。また、法的証拠保全(フォレンジック)においては、収集した電子証拠を改ざんできない媒体に保存する目的でDVD-Rが活用される。ただし現在の主流は容量・速度・コストの観点からクラウドストレージ・外付けSSD・LTO(Linear Tape Open)テープへの移行が顕著である。BD(Blu-ray Disc)は同じ相変化・追記・ROM方式をBD-RW・BD-R・BD-ROM として引き継いでいる。

試験での位置づけ

DVDの種類識別はITパスポートの記憶媒体分野で定期的に出題される。語尾による分類ルール(ROM=再生専用・R=追記型・RW/RAM=書換型)がCD・BD・Flash等に通用する汎用パターンであることを押さえるとあらゆるメディア問題に対応できる。本問のように「読み出し専用はどれか」という一点を問う問題は正確な語尾知識で即答可能だが、「DVD-RAMとDVD-RWの違い」「なぜRAMという名前なのに書換型光ディスクか」(コンピュータのRAMとは別物で、ランダムアクセスに優れた書換型ディスクの意)という深い理解を要求する問題も出題される。フラッシュメモリは「ROMの名残でEEPROMと呼ばれるが実際は書換可能」「NOR型とNAND型で特性が異なる」という点が基本情報技術者レベルで問われる。

選択肢の発展補足

DVD-RAMは同じ書換型のDVD-RWとは記録方式・構造が大きく異なる。DVD-RAMはセクタ番号が事前に刻まれたCAV(Constant Angular Velocity)方式と専用カートリッジ(一部の規格)を採用し、ファイル単位での直接上書き・ランダムアクセスに最適化されている。一方DVD-RWはCLV(Constant Linear Velocity)方式を採用し、全体をシーケンシャルに消去してから書き直す方式で、DVD-RAMに比べてランダムアクセス性能が劣る。DVDの容量規格では片面1層が4.7GB、片面2層が8.5GB(2層間の読み取り位置切替の技術が必要)、両面2層が17GBが基本値として覚えておく価値がある。CDは700MB(74分)が標準、BDは片面1層25GB・片面2層50GBが標準値である。記憶容量の単位換算(1TB=1000GB, 1GiB=2の30乗B等)とともにITパスポートでの計算問題の基礎データとなる。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 ITパスポート試験 令和5年度88/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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