危険物に関する法令14運搬・移送

危険物乙四 危険物に関する法令 問14:運搬・移送

危険物を同一の車両で運搬する場合の混載に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。なお、各危険物の数量はいずれも指定数量の10分の1を超えるものとする。

  • 第4類の危険物と第2類の危険物は、同一の車両で混載することができる。正答
  • 第4類の危険物と第1類の危険物は、同一の車両で混載することができる。
  • 第4類の危険物と第6類の危険物は、同一の車両で混載することができる。
  • 危険物どうしの混載は、類が異なる限り一切認められない。
  • 指定数量の10分の1を超える危険物であっても、混載の制限は適用されない。
正答:第4類の危険物と第2類の危険物は、同一の車両で混載することができる。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

正しいのはアです。第4類は第2類・第3類・第5類と混載できる(第1類・第6類とは不可)。

  • ア(正): 第4類と第2類は混載可。
  • イ(誤): 第4類と第1類は混載不可。
  • ウ(誤): 第4類と第6類は混載不可。
  • エ(誤): 類が違っても一定の組合せは混載可。一切不可は誤り。
  • オ(誤): 指定数量の10分の1以下なら制限が緩和されるが、本問は10分の1超なので制限が適用される。

第4類は「2・3・5とOK、1・6はNG」。語呂で「第4類は2・3・5と仲良し」と覚えます。

標準試験対策の基準レベル

運搬の混載基準(規則 別表第四):

異なる類の危険物を同一車両で運搬する際の組合せは、規則別表第四で定められています。第4類を中心に整理すると:

  • 第4類 × 第2類: 混載 =ア(正)
  • 第4類 × 第3類: 混載
  • 第4類 × 第5類: 混載
  • 第4類 × 第1類: 混載不可 =イは誤り
  • 第4類 × 第6類: 混載不可 =ウは誤り

第1類・第6類は酸化性(強い酸化剤)で、可燃性の第4類と一緒に運ぶと酸化剤と可燃物の組合せになり危険なため混載が認められません。

  • エ(誤): 類が異なっても一定の組合せ(4と2・3・5など)は混載可。「一切認められない」は誤り。
  • オ(誤): 指定数量の10分の1以下の危険物は混載制限が適用されない(緩和)。本問は10分の1超なので制限が適用される。

引っかけパターン: 第4類を第1類・第6類と混載可とする(イ・ウ)、混載を一律不可とする(エ)。「第4類は2・3・5とOK、1・6はNG」「10分の1以下は制限なし」を固定。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

混載基準は、性質の異なる危険物を同一車両に積み合わせたときの相互の危険(酸化剤と可燃物の接触による発火・爆発など)を防ぐためのルールです(危政令第29条・規則別表第四)。特に酸化性の第1類・第6類と、可燃性の第2類・第4類などを組み合わせると、酸化剤が可燃物の燃焼を著しく促進する危険があるため、これらの組合せは原則禁止されます。乙4では「第4類が何類と混載できるか」が問われます。

【実務・条文構造】

混載の可否(規則別表第四の要旨)。第4類を基準に:

  • 混載可: 第4類 × 第2類、第4類 × 第3類、第4類 × 第5類。
  • 混載不可: 第4類 × 第1類、第4類 × 第6類。

理由の整理:

  • 第1類(酸化性固体)・第6類(酸化性液体)は強力な酸化剤。可燃性の第4類(引火性液体)と接触・混在すると、酸化剤が酸素を供給して燃焼・爆発を助長する危険があるため混載不可。
  • 第2類(可燃性固体)・第3類(自然発火性・禁水性)・第5類(自己反応性)は、第4類との組合せが別表で許容されている。

適用範囲:

  • 混載基準は、各危険物の数量が指定数量の10分の1を超える場合に適用される。指定数量の10分の1以下の危険物については混載制限が適用されない(少量のため危険が小さい)。本問は10分の1超なので制限が適用される。

覚え方:

  • 「第4類は 2・3・5 と混載OK、1・6(酸化性)はNG」。酸化剤(1・6)と可燃物(4)は引き離す、と原理で覚えると忘れにくい。

【試験での位置づけ】

混載基準は法令科目で問われます。核心は(1)第4類は2・3・5と混載可、(2)第4類は1・6(酸化性)と混載不可、(3)指定数量の10分の1以下は混載制限なし。引っかけは第4類を第1・6類と混載可とする誤り、混載を一律不可とする誤りです。別表全体を丸暗記する必要はなく、第4類を中心に「2・3・5=可/1・6=不可」を確実にし、酸化剤と可燃物を引き離す原理で補強します。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 第4類×第2類は混載可。
  • イ(誤): 第4類×第1類は混載不可(酸化剤)。
  • ウ(誤): 第4類×第6類は混載不可(酸化剤)。
  • エ(誤): 4と2・3・5は混載可。一律不可は誤り。
  • オ(誤): 10分の1以下なら制限なしだが、本問は10分の1超で制限適用。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第29条、規則 別表第四(混載の基準)。

【補足】第4類は第2・3・5類と混載可/第1・6類(酸化性)とは混載不可/指定数量10分の1以下は混載制限なし。

<!-- 監修確定 2026-06-03: 第4類混載可=2/3/5・不可=1/6・10分の1以下は制限なし は規則別表第四/危政令第29条と一致。正答ア(4×2可)。誤りなし。 -->

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第29条、危険物の規制に関する規則 別表第四(混載の基準)。第4類は第2類・第3類・第5類と混載可、第1類・第6類とは混載不可。指定数量の10分の1以下の危険物には混載制限が適用されない(本問は10分の1超のため制限が適用される)。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

運搬の混載基準頻出度B

危険物に関する法令の他の問題

1
指定数量
2
保安監督者・取扱者制度
3
危険物の定義・分類
4
製造所等の区分
5
許可・承認・届出
6
保安距離・保有空地

科目別に解いて、危険物乙四に合格

法令・物理・化学・性質・火災予防・消火を175問。各問に根拠とAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。