危険物乙四 危険物に関する法令 問62:指定数量
同一の場所で、ガソリン(第一石油類・非水溶性)400L、灯油(第二石油類・非水溶性)2,000L、軽油(第二石油類・非水溶性)3,000Lを貯蔵している。この場合の指定数量の倍数として、**正しいもの**はどれか。なお指定数量はガソリン200L、灯油1,000L、軽油1,000Lとする。
- ア5倍
- イ6倍
- ウ7倍正答
- エ9倍
- オ11倍
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正しいのはウ(7倍)です。品目ごとに「量÷指定数量」を出して合計します。
- ガソリン: 400 ÷ 200 = 2
- 灯油: 2,000 ÷ 1,000 = 2
- 軽油: 3,000 ÷ 1,000 = 3
- 合計: 2 + 2 + 3 = 7倍 → 正答ウ。
ポイントは指定数量を正しく使うこと。ガソリン(非水溶性)は200L、灯油・軽油(第二石油類非水溶性)はともに1,000Lです。ガソリンを400L(水溶性)と取り違えないよう注意します。
複数品目の倍数計算(第一・第二石油類):
全体の指定数量の倍数は、品目ごとの倍数の和です(危政令第1条の11)。
各品目の指定数量(別表第三):
- ガソリン(第一石油類・非水溶性): 200L
- 灯油(第二石油類・非水溶性): 1,000L
- 軽油(第二石油類・非水溶性): 1,000L
計算:
- ガソリン: 400 ÷ 200 = 2
- 灯油: 2,000 ÷ 1,000 = 2
- 軽油: 3,000 ÷ 1,000 = 3
- 合計 = 2 + 2 + 3 = 7倍(ウ=正)
誤答の作られ方:
- ア(5倍)・イ(6倍): 一部の倍数を過小に見た誤り。
- エ(9倍)・オ(11倍): ガソリンの指定数量を取り違える等の過大値。
引っかけパターン: ガソリン(非水溶性200L)を水溶性400Lと誤る、第二石油類非水溶性1,000Lを200Lと混同する。「第一石油類非水溶性200・第二石油類非水溶性1,000」を固定します。
【理論的背景】
指定数量の倍数の合算は法令で最頻出の計算です。落とす最大の原因は品目ごとの指定数量の取り違えで、とくに「第一石油類非水溶性200L」と「第二石油類非水溶性1,000L」の桁違いを正確に当てはめる必要があります。計算自体は割り算と足し算だけなので、別表第三の数値を固定できれば確実に得点できます。
【実務・条文構造(確定数値・計算)】
別表第三の指定数量(第4類・非水溶性):
- 第一石油類 非水溶性: 200L(ガソリン・ベンゼン・トルエン)
- 第二石油類 非水溶性: 1,000L(灯油・軽油・キシレン)
- 第三石油類 非水溶性: 2,000L(重油・クレオソート油)
本問の計算手順:
1. ガソリン 400L ÷ 200L = 2
2. 灯油 2,000L ÷ 1,000L = 2
3. 軽油 3,000L ÷ 1,000L = 3
4. 合計 = 2 + 2 + 3 = 7倍
倍数7の意味(関連):
- 製造所・一般取扱所で定期点検・予防規程等が義務になる節目は倍数10以上。本問は7なのでこれらの義務には届かない、という応用判断も問われ得ます。
【試験での位置づけ】
複数品目の倍数計算は頻出度Aです。確実に解くコツは、(1)別表第三の指定数量を正確に当てはめる、(2)品目ごとに倍数を出す、(3)合計する、(4)必要なら倍数10との大小で規制を判断する、です。最大の引っかけは、ガソリン(非水溶性200L)を水溶性400Lと取り違える、第一と第二石油類の指定数量を混同することです。「非水溶性は200→1,000→2,000」という規則性を覚えると合算問題を取りこぼしません。
【各選択肢の発展補足】
- ア(5倍・誤): 一部過小。
- イ(6倍・誤): 軽油の倍数を過小に見た等。
- ウ(7倍・正): 2+2+3=7。
- エ(9倍・誤): 指定数量取り違えによる過大値。
- オ(11倍・誤): さらなる取り違えによる過大値。
【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第1条の11、別表第三。
【補足】複数品目の倍数=各品目(量÷指定数量)の合計。本問は2+2+3=7倍。第一石油類非水溶性200・第二石油類非水溶性1,000。倍数10未満。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第1条の11、別表第三。各品目の「貯蔵量÷指定数量」の合計が全体の倍数。ガソリン400÷200=2、灯油2,000÷1,000=2、軽油3,000÷1,000=3、合計2+2+3=7倍。第一石油類非水溶性200L・第二石油類非水溶性1,000Lは別表第三の確定値。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。