危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法37火災予防

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問37:火災予防

第4類危険物の貯蔵・保管の方法に関する次の記述のうち、**誤っているもの**はどれか。

  • 容器は密栓し、直射日光を避けて冷暗所に貯蔵する。
  • 火気や静電気の発生源を遠ざけ、可燃性蒸気が滞留しないよう通風・換気を行う。
  • 二硫化炭素は、蒸気の発生を抑えるため水で覆って(水中に)貯蔵する。
  • 容器の通気のため、第4類危険物の容器はすべてふたを開けたまま(開放のまま)保管する。正答
  • 蒸気は空気より重く低所に滞留するため、低い位置の換気・排出にも配慮する。
正答:容器の通気のため、第4類危険物の容器はすべてふたを開けたまま(開放のまま)保管する。

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誤っているのはエです。第4類の容器は密栓して蒸気の漏れを防ぎます。開放のまま保管してはいけません。

  • ア(正): 密栓・直射日光回避・冷暗所。
  • イ(正): 火気・静電気を遠ざけ通風換気。
  • ウ(正): 二硫化炭素は水中貯蔵。
  • エ(誤): 容器を開放のまま保管、は誤り(密栓する)。
  • オ(正): 蒸気は重く低所に滞留するので低所換気も配慮。

「容器は密栓・冷暗所・通風換気」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

第4類の貯蔵・保管の注意:

第4類は引火性蒸気を出すため、蒸気を漏らさず・たまらせず・火気を近づけないことが基本です。

  • ア(正): 容器は密栓し、直射日光を避け冷暗所に貯蔵(加熱・蒸気発生・内圧上昇を防ぐ)。
  • イ(正): 火気・静電気の発生源を遠ざけ、可燃性蒸気が滞留しないよう通風・換気する。
  • ウ(正): 二硫化炭素は蒸気が有毒で発火点も低い(約90℃)ため、水で覆って(水中に)貯蔵し蒸気発生を抑える(液比重が水より大きく水中保存できる)。
  • エ(誤): 容器を密栓して蒸気の漏れを防ぐのが原則。「すべて開放のまま保管」は蒸気が漏れて引火危険が増し、誤り(本問の正答)。
  • オ(正): 蒸気は空気より重く低所に滞留するため、低い位置の換気・排出にも配慮する。

引っかけパターン: 「通気のため開放保管」と密栓原則を取り違える、二硫化炭素の水中貯蔵を否定する。「密栓・冷暗所・通風換気・二硫化炭素は水中」を固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

第4類危険物の危険性は、液面から出る可燃性蒸気が火源で引火することにあります。したがって貯蔵の基本は「蒸気を漏らさない(密栓)」「蒸気をためない(通風換気)」「火源を近づけない(火気・静電気管理)」「蒸気を出にくくする(冷暗所・直射日光回避)」の4本柱です。これらは互いに補い合い、どれか一つでも欠けると引火・爆発のリスクが高まります。

【貯蔵・保管の原則】

  • 密栓: 容器のふたを確実に閉め、蒸気の漏れ・空気との接触・異物混入を防ぐ。開放保管は蒸気漏れで引火危険が増す(一部、内圧上昇を逃がす安全弁付き容器・通気管は別の管理)。
  • 冷暗所・直射日光回避: 加熱による蒸気発生・内圧上昇・劣化を防ぐ。夏季のドラム缶・タンクの温度管理。
  • 通風・換気: 万一漏れた蒸気を滞留させず屋外低所へ逃がす。蒸気は空気より重く低所に滞留するため、低い位置の換気・排出にも配慮。
  • 火気・静電気の管理: 火気厳禁、防爆電気設備、接地・加湿・流速制限。
  • 混触防止: 酸化剤(第1・6類)等との接触を避ける。

物質別の特別な貯蔵:

  • 二硫化炭素: 発火点が低く(約90℃)蒸気が有毒。液比重が水より大きい(約1.26)ため、水で液面を覆い(水中貯蔵)蒸気の発生を抑える。
  • 特殊引火物(アセトアルデヒド・酸化プロピレン等): 低沸点・低引火点のため冷却・不活性ガス(窒素等)封入で管理。
  • 動植物油(乾性油): しみ込んだ布の堆積放置を避ける(自然発火防止)。

【試験での位置づけ】

貯蔵時の注意は性質科目で最頻出(頻出度A)です。核心は、(1)容器は密栓、(2)冷暗所・直射日光回避、(3)通風・換気で蒸気滞留防止(低所換気も)、(4)火気・静電気の管理、(5)二硫化炭素は水中貯蔵、(6)特殊引火物は冷却・不活性ガス封入、です。引っかけは、「通気のため開放保管」と密栓原則を取り違える(本問のエ)、二硫化炭素の水中貯蔵を否定する、です。「密栓・冷暗所・通風換気・火気静電気管理」を共通原則とし、二硫化炭素(水中)・特殊引火物(不活性ガス)の例外をセットで覚えます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 密栓・直射日光回避・冷暗所。
  • イ(正): 火気・静電気を遠ざけ通風換気。
  • ウ(正): 二硫化炭素は水中貯蔵。
  • エ(誤・正答): 容器を開放のまま保管、は誤り。密栓する。
  • オ(正): 蒸気は重く低所に滞留するので低所換気も配慮。

【根拠】確立した火災予防則。

【補足】第4類の貯蔵=密栓・冷暗所・直射日光回避・通風換気(低所も)・火気/静電気管理。二硫化炭素は水中貯蔵、特殊引火物は冷却/不活性ガス封入。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 確立した火災予防則。第4類は容器を**密栓**し、冷暗所・直射日光回避・火気/静電気の管理・通風換気で蒸気滞留を防ぐ。二硫化炭素は水中貯蔵。容器を開放のままにすると蒸気が漏れて引火危険が増すため「すべて開放のまま保管」は誤り。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

貯蔵時の注意(冷暗所・密栓・通気・直射日光頻出度A

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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