危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法4ガソリン

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問4:ガソリン

自動車ガソリンの性状に関する次の記述のうち、**誤っているもの**はどれか。

  • 引火点は常温よりはるかに低く、おおむね−40℃以下である。
  • 液比重は1より小さく(おおむね0.65〜0.75)、水に溶けにくく水に浮く。
  • 蒸気は空気より重く(蒸気比重おおむね3〜4)、低い場所に滞留しやすい。
  • 自動車用ガソリンは、識別のためオレンジ色に着色されている。
  • 引火点が高いため、常温では引火する危険はほとんどない。正答
正答:引火点が高いため、常温では引火する危険はほとんどない。

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誤っているのはオです。ガソリンの引火点は−40℃以下と極めて低く、常温で容易に引火します。「引火点が高い・引火しない」は逆で誤りです。

  • ア(正): 引火点はおおむね−40℃以下。
  • イ(正): 液比重0.65〜0.75で水より軽く、水に浮く。
  • ウ(正): 蒸気比重3〜4で空気より重く低所滞留。
  • エ(正): 自動車用ガソリンはオレンジ色に着色。
  • オ(誤): 引火点が極めて低く常温で引火する。引火しないは誤り。

「ガソリン=引火点−40以下・水より軽く浮く・蒸気は重い」を固定します。

標準試験対策の基準レベル

ガソリン(第一石油類・非水溶性)の性状:

  • ア(正): 引火点は約−40℃以下。第一石油類(21℃未満)の中でも極めて低く、常温で容易に引火する。
  • イ(正): 液比重0.65〜0.75で水より軽く、水に溶けにくい(非水溶性)。火災時に水に浮いて広がるため棒状注水が不適。
  • ウ(正): 蒸気比重3〜4で空気より重く、低所・床面付近・ピットに滞留しやすい。離れた点火源でも引火する。
  • エ(正): 自動車用ガソリンは、識別のためオレンジ色に着色されている(灯油・軽油との誤認防止)。
  • オ(誤): ガソリンは引火点が極めて低く(−40℃以下)、常温で容易に引火する。「引火点が高く常温で引火しない」は二重に誤りで、本問の正答。

補足数値: 発火点約300℃、燃焼範囲約1.4〜7.6vol%。引火点・発火点ともに低めで、燃焼下限界も低いため危険性が高い。

引っかけパターン: ガソリンの引火点を「高い・常温で引火しない」とする(オ)、液比重を「1より大きい・沈む」とする誤り。「引火点−40以下・水より軽い・蒸気は重い」を核心に。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

ガソリンは第一石油類(非水溶性)に属する、最も身近で危険な引火性液体です。引火点が−40℃以下と極めて低いため、冬の屋外でも常温で引火可能な蒸気を出し、わずかな火花で引火します。蒸気は空気より重く低所に滞留し、水より軽く水に溶けないため、火災時の挙動(液面拡大・蒸気滞留)と消火法(窒息・棒状注水不適)がこの物性から導かれます。乙4で最頻出の物質です。

【実務・条文構造(確定物性)】

ガソリン(自動車用)の物性(§物性表):

  • 区分: 第一石油類・非水溶性。指定数量200L。
  • 引火点: 約−40℃以下(常温で容易に引火)。
  • 発火点: 約300℃。
  • 液比重: 0.65〜0.75(水より軽い・水に浮く)。
  • 蒸気比重: 3〜4(空気より重い・低所滞留)。
  • 燃焼範囲: 約1.4〜7.6vol%(下限が低く危険)。
  • 水溶性: 非水溶性(水に溶けない)。
  • 着色: 自動車用はオレンジ色(識別・誤用防止)。
  • 組成: 多数の炭化水素の混合物(揮発性が高い)。

火災予防・消火への接続:

  • 引火点が極めて低い→火気・静電気火花・高温面を厳に避ける。容器は密栓し蒸気の漏えいを防ぐ。
  • 蒸気が重く低所滞留→換気は低所排出、ピット・地下に点火源を持ち込まない。
  • 水より軽く非水溶性→火災時の棒状注水は液面拡大で原則不適。窒息消火(泡・粉末・CO₂)が基本。
  • 静電気を蓄積しやすい(電気不良導体)→給油・移送時は接地・流速制限。

【試験での位置づけ】

ガソリンの性状は性質科目で最頻出です。核心は(1)引火点−40℃以下(常温で容易に引火)、(2)液比重0.65〜0.75(水より軽く浮く)、(3)蒸気比重3〜4(空気より重く低所滞留)、(4)非水溶性、(5)オレンジ着色、(6)発火点約300℃・燃焼範囲約1.4〜7.6。引っかけは引火点を「高い・引火しない」とする誤り、液比重を「1より大きく沈む」とする誤りです。物性値(引火点・比重・蒸気比重・燃焼範囲)を確定値で押さえ、消火法(棒状注水不適・窒息消火)とリンクさせます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 引火点はおおむね−40℃以下。
  • イ(正): 液比重0.65〜0.75で水より軽く浮く。
  • ウ(正): 蒸気比重3〜4で空気より重く低所滞留。
  • エ(正): 自動車用はオレンジ色に着色。
  • オ(誤・正答): 引火点が極めて低く常温で引火する。引火しないは誤り。

【根拠】§物性表(ガソリン: 引火点−40以下・発火点約300・液比重0.65〜0.75・蒸気比重3〜4・燃焼範囲約1.4〜7.6)。

【補足】ガソリン=第一石油類・非水溶性/引火点−40以下(常温で容易に引火)/水より軽く非水溶性/蒸気は重く低所滞留/オレンジ着色/窒息消火・棒状注水不適。【監修確定 2026-06-03】

<!-- 監修確定 2026-06-03: ガソリン物性(引火点-40以下/発火点300/液比重0.65-0.75/蒸気比重3-4/燃焼範囲1.4-7.6/非水溶性/オレンジ着色)は設計書1-2の確定値と一致。正答オ(引火点が高く引火しない=誤り)。誤りなし。 -->

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 第4類危険物の代表的物性(§物性表)。ガソリン(第一石油類・非水溶性)の引火点は約−40℃以下、発火点約300℃、液比重0.65〜0.75、蒸気比重3〜4、燃焼範囲約1.4〜7.6vol%。水に溶けず水より軽い。自動車用ガソリンはオレンジ色に着色。引火点が極めて低く常温で容易に引火する。【監修確定 2026-06-03】 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

ガソリンの性状頻出度A

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
5
灯油・軽油
6
重油
7
アルコール類

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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