平成23年度 春期62ストラテジ系

基本情報 平成23年度 春期 問62:ストラテジ系に関する問題

エンタープライズアーキテクチャを構成する四つの体系のうち, データ体系を策定 する場合の成果物はどれか。

  • a業務流れ図
  • b実体関連ダイアグラム正答
  • c情報システム関連図
  • dソフトウェア構成図
正答:B実体関連ダイアグラム

AI解説(初心者・標準・上級)

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答えは b です。

エンタープライズアーキテクチャ(EA)は会社全体のIT構造を整理する考え方で、4つの体系に分かれます。データ体系の成果物が実体関連ダイアグラム(ER図)。データの種類と関連を絵にしたものです。

👉 覚え方:データ=ER図(実体と関連)。

ほかの選択肢:a 業務流れ図=業務体系/c 情報システム関連図=アプリケーション体系/d ソフトウェア構成図=技術体系。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は b。エンタープライズアーキテクチャ(EA)の4体系は ①業務(ビジネス)体系 ②データ体系 ③適用処理(アプリケーション)体系 ④技術体系。データ体系では情報資源の構造・関連を整理し、成果物は実体関連ダイアグラム(ER図、Entity Relationship Diagram)。

各選択肢の解説

  • a 業務流れ図:業務体系の成果物(業務プロセスを可視化)。
  • c 情報システム関連図:アプリケーション体系の成果物(システム間の関連)。
  • d ソフトウェア構成図:技術体系の成果物(インフラ・ミドルウェア構成)。

覚え方・ひっかけ注意

EA4体系と成果物の対応:業務→DFD・業務流れ図/データ→ER図/アプリ→システム関連図/技術→ソフトウェア構成図・ハードウェア構成図。「データ体系=ER図」は最頻出の対応関係。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

エンタープライズアーキテクチャ(EA)は1980年代後半にザックマンフレームワークから始まり、米国政府機関ではFEAF(Federal Enterprise Architecture Framework)、国際的にはTOGAF(The Open Group Architecture Framework)、防衛では DoDAF が標準。日本では総務省「業務・システム最適化計画」のEA策定で広く使われた。各フレームワークで現在状態(AS-IS)と目標状態(TO-BE)を分析し、ギャップ分析→移行計画を立案する。

実務での使われ方

ERPパッケージ(SAP、Oracle EBS、Salesforce)導入前の業務・データ整理、システム再構築プロジェクトの全体設計、デジタル変革(DX)戦略立案で EA手法が使われる。近年はビジネスケイパビリティモデル(BCM)やDDD(ドメイン駆動設計)と組み合わせ、マイクロサービス分割の指針としても活用される。

試験での位置づけ

基本情報・応用情報のストラテジ系(経営情報システム)で必出。EA 4体系、TOGAF、ザックマンフレームワーク、業務分析手法(DFD・ER図・UML・BPMN)が問われる。ITストラテジスト・システムアーキテクト試験ではEA策定実務・移行計画・KPI設計が深掘りされる。

選択肢の発展補足

ER図はピーター・チェン(Peter Chen、1976)が提唱したデータモデリング記法。実体(Entity)・関連(Relationship)・属性(Attribute)の3要素で構成され、現代では拡張ER図(EER)として汎化・特化・集約も表現する。論理データモデル設計の標準ツールで、リレーショナルデータベースのテーブル設計に直接マッピングできる。UMLのクラス図とER図は表現対象が近いが、ER図はデータ構造特化、クラス図はオブジェクト(属性+振る舞い)を扱う点で異なる。BPMN・DMNと組み合わせて業務とデータの統合モデリングが現代的アプローチ。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成23年度 春期62/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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