平成27年度 春期79ストラテジ系

基本情報 平成27年度 春期 問79:ストラテジ系に関する問題

表は, 投資目的に応じて, 投資分類と KPIT を整理したものである。投資目的の c に当てはまるものはどれか。

  • a作業プロセスの改善, 作業品質の向上正答
  • bシステム維持管理コストの削減, システム性能の向上 ナレッジの可視化, ナレッジの共有
  • cビジネスの創出, 競争優位の確立
  • dH さい
正答:A作業プロセスの改善, 作業品質の向上

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答えは a「作業プロセスの改善、作業品質の向上」です(※公式解答に従う)。

IT投資はざっくり4分類:

1. 戦略投資=新ビジネス創出(攻めのIT)

2. 業務効率投資作業の改善・品質向上(今回の正解パターン)

3. 情報活用投資=ナレッジの可視化・共有

4. インフラ投資=システムの保守・性能向上

投資目的cが「作業改善・品質向上」に該当するのは、業務効率投資のKPIにマッチします。

👉 覚え方:投資目的=何をしたいか(攻め/効率/知/土台)。

ほかの選択肢:b 保守コスト削減=インフラ投資/d ビジネス創出=戦略投資。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は a(公式解答に従う)。IT投資マネジメントでは目的別にIT投資を分類し、それぞれにKPI(Key Performance Indicator)を設定する。投資目的cに対応するのは「作業プロセスの改善・作業品質の向上」で、これは業務効率化型IT投資のカテゴリ。

各選択肢の解説

  • a 正解:業務効率化型の典型目的。KPIは作業時間・エラー率・処理件数等。
  • b 維持管理コスト削減・性能向上:インフラ投資の目的。KPIは保守費用・稼働率・応答時間等。
  • c ナレッジ可視化・共有:情報活用投資の目的。KPIはナレッジ登録件数・参照率等。
  • d ビジネス創出・競争優位確立:戦略投資の目的。KPIは新規売上・市場シェア・顧客獲得数等。

覚え方・ひっかけ注意

IT投資の4分類は経済産業省「IT投資価値評価ガイドライン」やGartnerの「ランザビジネス/グロウザビジネス/トランスフォームザビジネス」と整合的。「業務効率=改善/インフラ=維持/情報活用=知の共有/戦略=攻め」と区別して暗記。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

IT投資管理の体系化はGartner Research(1980年代)以降進展。代表的フレームワークは (1) Val IT(COBIT補完。IT投資価値評価)、(2) TBM(Technology Business Management)、(3) IT Portfolio Management(Weill & Broadbent)。経済産業省「IT投資価値評価ガイドライン」も同系統で、戦略・情報・業務・基盤の4区分を提唱。

実務での使われ方

IT投資ポートフォリオ管理の実践:

  • 戦略投資(10-20%):新事業創出、DX推進、AI・ブロックチェーン等の先端技術導入。リスク・リターンとも高。
  • 業務効率投資(30-40%):RPA・ERP導入、業務プロセス自動化。投資対効果が定量化しやすい。
  • 情報活用投資(10-20%):BI・データ分析基盤、ナレッジマネジメントシステム。意思決定品質向上。
  • インフラ投資(30-40%):サーバ更新、クラウド移行、セキュリティ強化。「Run the Business」の継続的支出。

KPI管理はBSC(Balanced Scorecard:財務・顧客・業務・学習成長)と整合させる。投資判断にはROI・NPV・IRR・回収期間法に加え、リアルオプション法(不確実性下の選択肢価値評価)も用いられる。

試験での位置づけ

IT戦略・経営分野の頻出論点。基本情報・応用情報・ITストラテジスト・プロジェクトマネージャで出題。最近はDX投資・データ駆動経営・AIガバナンスの文脈で出題範囲が拡大。

選択肢の発展補足

  • 戦略投資(d)の評価:定量評価が困難なため、戦略整合性・市場機会・競争優位等の定性評価を重視。「スリーホライズン(McKinsey)」モデル(H1:現業/H2:新興/H3:将来)と対応。
  • インフラ投資(b):技術的負債(Technical Debt)の返済も含む。クラウド移行(リフト&シフト→リアーキテクト)が現代的トレンド。
  • 情報活用投資(c):CDO主導、データレイク・データウェアハウス構築、機械学習基盤整備、AIプラットフォーム導入が代表例。
  • IT投資の効果測定タイミング:着手前(事前評価)・進行中(中間評価)・完了後(事後評価)の3段階。EVM併用が望ましい。
出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成27年度 春期79/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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