基礎的な物理学及び基礎的な化学46引火点・発火点・燃焼点

危険物乙四 基礎的な物理学及び基礎的な化学 問46:引火点・発火点・燃焼点

引火点・発火点・燃焼点に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • 同一の物質では、発火点は引火点より低い。
  • 発火点とは、点火源を近づけて初めて燃え出す最低の温度をいう。
  • 引火点とは、可燃性液体が外部の点火源によって引火するのに必要な最低の液温をいう。正答
  • 引火点が高い液体ほど、常温で引火しやすく危険である。
  • 燃焼点は引火点より低い温度である。
正答:引火点とは、可燃性液体が外部の点火源によって引火するのに必要な最低の液温をいう。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

正しいのはウです。引火点=外部の火源で引火する最低の液温です。

  • ア(誤): 発火点は引火点より高い
  • イ(誤): 点火源なしで自ら発火するのは発火点(点火源を近づけるのは引火)。
  • ウ(正): 引火点は外部の点火源で引火する最低液温。
  • エ(誤): 引火点が低いほど引火しやすく危険。
  • オ(誤): 燃焼点は引火点よりやや高い(低いは誤り)。

「引火点=外部火源・低いほど危険/発火点=火源なし・引火点より高い」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

引火点・発火点・燃焼点:

  • 引火点: 可燃性液体が、外部の点火源によって引火するのに必要な最低の液温。液面の蒸気濃度が燃焼下限に達する温度。引火点が低いほど危険
  • 発火点: 点火源がなくても、加熱だけで物質が自ら発火する最低温度。引火点より高い
  • 燃焼点: 引火後、燃焼が継続する最低の液温。引火点よりやや高い(数℃程度)。
  • ア(誤): 発火点は引火点より高い(同一物質で引火点<発火点)。
  • イ(誤): 点火源なしで自ら燃え出すのは発火点。「点火源を近づけて」は引火点の説明。
  • ウ(正): 引火点は外部の点火源で引火する最低液温。
  • エ(誤): 引火点が低いほど常温で引火しやすく危険。
  • オ(誤): 燃焼点は引火点よりやや高い

引っかけパターン: 引火点と発火点を入れ替える(本問のイ)、大小関係を逆にする(ア)、引火点が高いほど危険とする(エ)。「引火点<燃焼点<発火点(同一物質)/低いほど危険」を固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

可燃性液体は、液面から蒸発した蒸気が空気と混合して点火源で引火します。この現象を温度の観点から整理したのが引火点・燃焼点・発火点です。乙四では、三者の定義の区別と大小関係(同一物質で引火点<燃焼点<発火点)、そして「引火点が低いほど危険」が最頻出です。引火点と発火点の混同が典型的な失点です。

【三つの温度の整理】

  • 引火点: 液面付近の蒸気濃度が燃焼下限界に達する液温。この温度以上で、外部の点火源があれば引火する。引火点が低い液体(ガソリン−40℃以下、ジエチルエーテル−45℃)は常温で引火し極めて危険。
  • 燃焼点: 引火後、点火源を取り去っても燃焼が継続する最低温度。引火点よりやや高い(おおむね数℃高い)。
  • 発火点: 点火源なしで、加熱だけで自然に発火する最低温度。引火点よりはるかに高い。二硫化炭素は発火点約90℃と第4類で最も低く、高温面(蒸気管・電球等)でも発火する危険がある。

大小関係(同一物質): 引火点 < 燃焼点 < 発火点

【危険物との接続】

  • 品名分類との接続: 第4類の石油類区分は引火点で決まる(第一石油類21℃未満・第二21〜70未満・第三70〜200未満・第四200〜250未満)。引火点は危険性のランク付けの基準です。
  • 発火点の低さ: 二硫化炭素(発火点約90℃)は、火気がなくても高温の配管・電球の表面で発火し得るため、特別な注意が必要です。
  • 「引火点が低い=常温で蒸気が燃焼下限に達しやすい=危険」を押さえると、各物質の危険度を一貫して理解できます。

【試験での位置づけ】

引火点・発火点・燃焼点は物理化学・性質で最頻出(頻出度A)です。核心は、(1)引火点=外部火源で引火する最低液温、(2)発火点=火源なしで自ら発火、(3)同一物質で引火点<燃焼点<発火点、(4)引火点が低いほど危険、です。引っかけは、引火点と発火点を入れ替える(本問のイ)、大小関係を逆にする(ア)、引火点が高いほど危険とする(エ)、燃焼点を引火点より低いとする(オ)です。「引火点は外部火源・低いほど危険/発火点は火源なしで最も高い」を固定します。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 発火点は引火点より高い。
  • イ(誤): 火源なしで自ら発火するのは発火点。
  • ウ(正): 引火点は外部の点火源で引火する最低液温。
  • エ(誤): 引火点が低いほど引火しやすく危険。
  • オ(誤): 燃焼点は引火点よりやや高い。

【根拠】確立した化学(引火点・発火点・燃焼点の定義)。

【補足】引火点=外部火源で引火する最低液温(低いほど危険)。発火点=火源なしで自ら発火(引火点より高い)。燃焼点=引火後に燃焼継続する最低温度(引火点よりやや高い)。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 確立した化学(引火点・発火点・燃焼点の定義)。引火点は外部の点火源で引火する最低液温、発火点は点火源なしで自ら発火する最低温度(引火点より高い)、燃焼点は引火後に燃焼が継続する最低温度(引火点よりやや高い)。引火点が低いほど引火しやすく危険。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

引火点・発火点・燃焼点の定義整理頻出度A

基礎的な物理学及び基礎的な化学の他の問題

1
燃焼(引火点・発火点・燃焼範囲)
2
静電気
3
物質の三態・状態変化
4
密度・比重
5
熱量・比熱・熱膨張・熱移動
6
熱量・比熱・熱膨張・熱移動

科目別に解いて、危険物乙四に合格

法令・物理・化学・性質・火災予防・消火を175問。各問に根拠とAI解説(3レベル)付き・閲覧無料。