危険物乙四
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

危険物乙四 危険物に関する法令 問33|所要単位と能力単位

問題

危険物乙四 | 危険物に関する法令

消火設備の所要単位・能力単位に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正しいのはウです。2つの単位を区別します。

  • 所要単位=施設の側が「どれだけの消火能力が必要か」を表す量(必要量)。
  • 能力単位=消火設備の側が「どれだけ消火できるか」を表す力(供給能力)。

そして危険物では、指定数量の10倍が1所要単位です。

  • ア(誤): 所要単位は設備の能力ではなく、施設に必要な量。
  • イ(誤): 能力単位は必要量ではなく、設備が出せる能力。
  • ウ(正): 所要単位=必要量、能力単位=設備の力、危険物は指定数量10倍で1所要単位。
  • エ(誤): 100倍ではなく10倍。
  • オ(誤): 2つは別の意味。

所要単位と能力単位(危規則第29条・第30条):

消火設備が十分かどうかは、「施設に必要な消火能力(需要)」と「設備が出せる消火能力(供給)」を同じ物差しで比べて判断します。その物差しが所要単位・能力単位です。

  • 所要単位(需要側): 施設の規模に応じて必要となる消火能力の量。危険物については指定数量の10倍=1所要単位(ウ=正、エ=誤:100倍は誤り)。建築物(製造所・取扱所)は外壁の構造に応じた延べ面積で1所要単位を算定する。
  • 能力単位(供給側): 各消火設備(消火器等)が発揮する消火能力の大きさ。消火器ごとにA火災・B火災等の能力単位が定められている。
  • 施設の所要単位の合計に見合う能力単位の消火設備を設置すれば、消火能力が満たされる。

引っかけパターン:

  • 所要単位と能力単位の意味を入れ替える(ア・イ)
  • 危険物の所要単位を「指定数量の100倍」とする数値ずらし(エ)
  • 2つを同義とする誤り(オ)

「所要単位=必要量(指定数量10倍)」「能力単位=設備の力」を区別します。

【理論的背景】

消火設備の十分性は、「どれだけの火を消す力が必要か(需要)」と「設備がどれだけ消せるか(供給)」を共通の尺度で突き合わせて評価します。この需要側の尺度が所要単位、供給側の尺度が能力単位です。両者を分けることで、施設の規模が大きくなれば所要単位が増え、それに応じて能力単位の合計が大きい(数が多い・大型の)消火設備を設けねばならない、という定量的な設計が可能になります。前問の消火設備の種別(第1〜5種)と組み合わせ、「どの種別を、所要単位を満たすだけ設置するか」を決める仕組みです。

【実務・条文構造】

危規則第29条・第30条が所要単位・能力単位を定めます。

  • 所要単位の算定:
    • 危険物に対しては指定数量の10倍を1所要単位とする。例:指定数量の倍数が100の施設なら、危険物分の所要単位は10。
    • 製造所・取扱所の建築物は、外壁が耐火構造なら延べ面積100㎡、耐火構造でなければ50㎡を1所要単位とする。貯蔵所の建築物は耐火150㎡/非耐火75㎡。
  • 能力単位: 消火器・簡易消火用具ごとに、対象火災(A:普通火災/B:油火災/C:電気火災)に対する消火能力が能力単位として定められている。乾燥砂・水バケツ等の簡易消火用具にも能力単位が割り当てられている。
  • 施設全体の所要単位の合計を求め、それを満たすだけの能力単位を持つ第4・5種消火設備等を配置する。第1〜3種を設けた場合は所要単位の一部を充足したものとして扱う。

【試験での位置づけ】

所要単位・能力単位は、(1)所要単位=施設に必要な量、(2)能力単位=設備が出せる能力、(3)危険物は指定数量10倍で1所要単位、(4)建築物は延べ面積で算定、の4点が問われます。誤答は所要単位と能力単位の定義の入れ替え、「指定数量100倍」への数値ずらし、両者を同義とする混同で作られます。「需要=所要単位、供給=能力単位」と方向を固定し、危険物の換算(指定数量10倍=1所要単位)を覚えるのが要点です。やや細かい論点ですが、消火設備の種別(前問)と所要単位(本問)はセットで出題されることがあります。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 所要単位は設備の能力ではなく、施設に必要な消火能力の量。
  • イ(誤): 能力単位は必要量ではなく、各消火設備が発揮する消火能力。
  • ウ(正): 所要単位=必要量/能力単位=設備の力/危険物は指定数量10倍で1所要単位。
  • エ(誤): 危険物の1所要単位は指定数量の10倍。100倍は誤り。
  • オ(誤): 所要単位と能力単位は別の意味(需要側と供給側)。

【根拠法令】危険物の規制に関する規則第29条・第30条。

【補足】所要単位=施設に必要な量(危険物は指定数量10倍で1単位/建築物は延べ面積)。能力単位=各消火設備が出せる消火能力。両者を需要・供給で区別。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する規則第29条・第30条(所要単位・能力単位)。**所要単位**=消火設備の設置の目安として、施設の規模(必要な消火能力の量)を表す単位。**能力単位**=所要単位に対応する各消火設備の消火能力を表す単位。危険物に対しては**指定数量の10倍を1所要単位**とする(製造所・取扱所等の建築物は延べ面積で算定)。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

この問題の関連トピック

  • 所要単位と能力単位
  • 頻出度C

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