危険物に関する法令45貯蔵・取扱の基準

危険物乙四 危険物に関する法令 問45:貯蔵・取扱の基準

危険物を貯蔵するタンクの試験に関する次の記述のうち、**誤っているもの**はどれか。

  • 圧力タンク以外の屋外貯蔵タンクは、水張試験によって漏れや変形がないことを確認する。
  • 圧力タンクは、最大常用圧力の1.5倍の圧力で行う水圧試験に合格するものでなければならない。
  • これらの試験は、タンクの構造が漏れや変形に耐えられることを完成検査前検査等で確認するために行う。
  • 水張試験・水圧試験は、いったん設置許可を受ければ、その後の変更工事の際には一切不要となる。正答
  • タンクの試験は、危険物の漏えいによる火災・流出事故を防ぐための重要な構造基準である。
正答:水張試験・水圧試験は、いったん設置許可を受ければ、その後の変更工事の際には一切不要となる。

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誤っているのはエです。タンクの試験は、構造に影響する変更工事のときも改めて必要になります。一度許可を受ければ二度と不要、ではありません。

  • ア(正): 圧力タンク以外は水張試験。
  • イ(正): 圧力タンクは最大常用圧力の1.5倍の水圧試験。
  • ウ(正): 完成検査前検査でタンクの構造を確認する。
  • エ(誤): 変更工事の際にも必要になることがある。
  • オ(正): 漏えい・火災・流出を防ぐ重要な基準。

「圧力タンク以外=水張試験/圧力タンク=1.5倍水圧試験」を覚えます。

標準試験対策の基準レベル

タンクの試験(水張試験・水圧試験):

危険物タンクは漏れや変形があると危険物の流出・火災につながるため、構造が健全かを試験で確認します(完成検査前検査=タンク検査の一部)。

  • ア(正): 圧力タンク以外の屋外貯蔵タンク等は、水を張って漏れ・変形がないか確認する水張試験を行う。
  • イ(正): 圧力タンクは、最大常用圧力の1.5倍の圧力で行う水圧試験に合格しなければならない。
  • ウ(正): これらは完成検査前検査等で、タンク本体が基準に適合するかを確認するために行う。
  • エ(誤): 一度許可を受けても、タンクの構造に影響する変更工事を行う場合は、改めて完成検査前検査(タンク検査)の対象になる。「以後一切不要」は誤りで、本問の正答。
  • オ(正): タンク試験は漏えい・流出・火災を防ぐ重要な構造基準。

引っかけパターン: 圧力タンクと圧力タンク以外で試験を取り違える、倍率を1.5倍以外にする、「一度許可を受ければ以後不要」とする。完成検査前検査は工事の各段階で行う検査である点を押さえます。

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【理論的背景】

危険物施設の中でもタンクは、大量の危険物を密閉して貯蔵するため、漏れや変形が直ちに大規模な流出・火災に直結します。そこで消防法は、タンクが使用開始前に構造的に健全であることを「完成検査前検査(タンク検査)」で確認させ、その中核手段として水張試験・水圧試験を位置づけています。空のうちに水で試験する理由は、危険物を入れる前に漏れ・変形を発見し、危険物充填後の事故を未然に防ぐためです。

【実務・条文構造(確定基準)】

  • 圧力タンク以外の屋外貯蔵タンク・屋内貯蔵タンク等: 水張試験(タンクに水を満たして漏れ・変形の有無を確認)。
  • 圧力タンク: 最大常用圧力の1.5倍の圧力で行う水圧試験に合格すること。
  • これらは完成検査前検査(危政令第8条の2)の一環。タンクは危険物を入れて隠れる前の段階で検査する必要があるため、完成検査(施設全体)とは別に、工事途中の段階で行う「前検査」が設けられている。
  • 変更工事: タンクの構造に影響する変更を行う場合は、改めてタンクに係る完成検査前検査を受ける必要がある(一度の許可で恒久的に免除されるわけではない)。

検査の体系(関連):

  • 設置・変更の許可(市町村長等)→ 工事 → 完成検査前検査(タンク等、隠れる前の段階)→ 完成検査(施設全体)→ 完成検査済証 → 使用開始。
  • 一定の屋外タンク貯蔵所(大容量)は、その後も定期に保安検査を受ける。

【試験での位置づけ】

タンク試験は法令科目で問われます。核心は、(1)圧力タンク以外=水張試験、(2)圧力タンク=最大常用圧力の1.5倍の水圧試験、(3)これは完成検査前検査の一部、(4)構造に影響する変更工事では再度必要、の4点です。引っかけは、水張試験と水圧試験の対象の取り違え、倍率(1.5倍)の改変、「一度許可を受ければ以後一切不要」という言い切りです。検査の流れ(許可→前検査→完成検査→済証→使用)の中での位置づけを押さえると、完成検査・保安検査との区別問題にも対応できます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 圧力タンク以外=水張試験。
  • イ(正): 圧力タンク=最大常用圧力の1.5倍の水圧試験。
  • ウ(正): 完成検査前検査でタンク構造を確認。
  • エ(誤・正答): 構造に影響する変更工事では改めて必要。「以後一切不要」は誤り。
  • オ(正): 漏えい・流出・火災防止の重要な構造基準。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第8条の2、危規則。

【補足】圧力タンク以外=水張試験/圧力タンク=最大常用圧力1.5倍の水圧試験。完成検査前検査の一部。構造変更工事では再度必要。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第8条の2(完成検査前検査)、危規則。屋外貯蔵タンク等の圧力タンク以外は水張試験、圧力タンクは最大常用圧力の1.5倍の水圧試験に合格すること。タンクに係る変更工事で構造に影響する場合は、改めて完成検査前検査(タンク検査)の対象となる。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

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