危険物に関する法令46貯蔵・取扱の基準

危険物乙四 危険物に関する法令 問46:貯蔵・取扱の基準

製造所等に設ける危険物を移送するための配管の基準について、次の記述のうち**誤っているもの**はどれか。

  • 配管は、その設置される条件および使用される状況に照らして十分な強度を有し、最大常用圧力の1.5倍以上の圧力で水圧試験を行い漏れがないものとする。
  • 配管を地上に設置する場合は、地震・風圧・温度変化等に対し安全な構造の支持物で支える。
  • 配管を地下に設置する場合は、その上部の地盤面にかかる重量が配管にかからないように保護する。
  • 配管に用いる材料は、危険物による劣化のおそれがないものとする。
  • 配管は、外面の腐食を防止するための塗装やコーティング等の措置を一切してはならない。正答
正答:配管は、外面の腐食を防止するための塗装やコーティング等の措置を一切してはならない。

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誤っているのはオです。配管は腐食を防ぐ措置をしなければならないもので、禁止されてはいません。

  • ア(正): 十分な強度・1.5倍以上の水圧試験。
  • イ(正): 地上配管は安全な支持物で支える。
  • ウ(正): 地下配管は上部荷重から保護する。
  • エ(正): 危険物で劣化しない材料を使う。
  • オ(誤): 腐食防止措置は必要。「一切してはならない」は誤り。

「配管=強度・水圧試験1.5倍・腐食防止・劣化しない材料」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

危険物配管の基準(危政令第9条・危規則):

配管は危険物を移送する経路で、漏れれば流出・火災につながるため、強度・耐圧・防食の基準が定められています。

  • ア(正): 配管は十分な強度を有し、最大常用圧力の1.5倍以上の圧力で水圧試験を行って漏れ・変形がないこと。
  • イ(正): 地上設置の配管は、地震・風圧・温度変化等に耐える安全な支持物で支える。
  • ウ(正): 地下設置の配管は、上部の地盤面にかかる重量(荷重)が直接かからないように保護する。
  • エ(正): 配管材料は、移送する危険物によって劣化(侵食・膨潤等)するおそれがないものを用いる。
  • オ(誤): 配管は外面の腐食を防止するための塗装・コーティング等の措置を講じなければならない。「一切してはならない」は逆で、本問の正答。

引っかけパターン: 必要な措置(腐食防止)を「禁止」と逆転させる、水圧試験の倍率を変える。配管はタンク同様「最大常用圧力の1.5倍」が水圧試験の基準である点を押さえます。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

危険物の移送経路である配管は、タンクと並んで漏えいリスクの高い部位です。地震・温度変化・腐食・外力(地下では上部荷重)など様々な要因で損傷し得るため、消防法令は配管に対して「強度・耐圧性・防食性・材料適合性」を総合的に要求します。配管が健全であることは、製造所・一般取扱所・移送取扱所(パイプライン)等の安全の前提です。

【実務・条文構造(確定基準)】

配管の主な基準(危政令第9条第1項第21号・危規則):

  • 強度・耐圧: 設置・使用条件に照らし十分な強度を有し、最大常用圧力の1.5倍以上の水圧試験で漏れ・著しい変形がないこと(タンクの圧力試験と同じ1.5倍が目安)。
  • 地上設置: 地震・風圧・地盤沈下・温度変化等に対し安全な構造の支持物で支え、原則として地震等で配管が損傷しないようにする。
  • 地下設置: 上部の地盤面にかかる重量(荷重)が直接配管にかからないよう保護し、腐食しやすい場所では電気的腐食(電食)対策も行う。
  • 腐食防止: 外面の腐食を防ぐため、塗装・コーティング・防食被覆等の措置を講じる(必須であり禁止ではない)。
  • 材料: 移送する危険物によって劣化・侵食・膨潤するおそれのない材料を用いる。

関連:

  • 配管に弁・継手を設ける場合も同等の強度・気密性が必要。
  • 移送取扱所(長距離パイプライン)はさらに詳細な配管基準が課される。

【試験での位置づけ】

配管の基準は法令科目でやや細かい論点(頻出度C)ですが、(1)最大常用圧力の1.5倍の水圧試験、(2)腐食防止措置が必要、(3)劣化しない材料、(4)地下は荷重から保護、という4点で出題されます。本問のような「必要な措置を禁止と逆転させる」引っかけが典型です。タンクの水圧試験も同じ「1.5倍」なので、数値をまとめて記憶できます。腐食防止は地下タンク・配管に共通する重要テーマで、電気防食(流電陽極法・外部電源法)の語が出ることもあります。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 十分な強度・最大常用圧力1.5倍以上の水圧試験。
  • イ(正): 地上配管は安全な支持物で支える。
  • ウ(正): 地下配管は上部荷重から保護。
  • エ(正): 危険物で劣化しない材料。
  • オ(誤・正答): 腐食防止措置は必須。「一切してはならない」は逆。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第9条第1項第21号、危規則第13条の4等。

【補足】配管=十分な強度・最大常用圧力1.5倍以上の水圧試験・腐食防止措置(必須)・劣化しない材料・地下は荷重から保護。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第9条第1項第21号、危規則第13条の4等(配管の基準)。配管は十分な強度・最大常用圧力1.5倍以上の水圧試験・腐食防止措置・危険物に劣化しない材料が求められる。地下設置時は荷重から保護する。腐食防止措置は「しなければならない」もので、禁止されるものではない。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

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1
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保安距離・保有空地

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