危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法13火災予防

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問13:火災予防

第4類危険物の火災予防の方法に関する次の記述のうち、**誤っているもの**はどれか。

  • 可燃性蒸気が滞留しないよう、十分に換気し、蒸気を屋外の安全な場所に排出する。
  • 火気・高温体・静電気火花など、点火源となるものを近づけない。
  • 容器は密栓し、冷暗所に貯蔵して、蒸気の発生・漏えいを防ぐ。
  • 蒸気は空気より重く低所に滞留するため、換気口は床面に近い低い位置にも設ける。
  • 可燃性蒸気を屋内の高い位置にためておけば、蒸気は安全に消失するので、低所の換気は不要である。正答
正答:可燃性蒸気を屋内の高い位置にためておけば、蒸気は安全に消失するので、低所の換気は不要である。

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誤っているのはオです。第4類の蒸気は空気より重く低所にたまるので、低い位置の換気が必要です。屋内にためるのは危険です。

  • ア(正): 換気して蒸気を屋外の安全な場所へ排出。
  • イ(正): 火気・高温体・静電気火花を近づけない。
  • ウ(正): 容器は密栓し冷暗所に貯蔵。
  • エ(正): 蒸気は重く低所にたまるので低い位置にも換気口。
  • オ(誤): 蒸気を屋内にためるのは危険。低所の換気は必要。

「換気(低所排出)・点火源排除・密栓・冷暗所」が火災予防の柱です。

標準試験対策の基準レベル

第4類の火災予防の方法:

第4類危険物は引火性液体で、可燃性蒸気(空気より重く低所滞留)が点火源と出会うと引火・火災になります。予防はこの条件を断つことが基本です。

  • ア(正): 可燃性蒸気を滞留させないよう十分に換気し、蒸気を屋外の安全な(さらに低い)場所に排出する。
  • イ(正): 火気・高温体・静電気火花・電気スパークなど点火源を近づけない(火気厳禁・静電気対策)。
  • ウ(正): 容器は密栓して蒸気の発生・漏えいを防ぎ、冷暗所に貯蔵する(直射日光・高温を避ける)。
  • エ(正): 蒸気は空気より重く低所に滞留するため、換気口は床面に近い低い位置にも設ける(低所の蒸気を排出するため)。
  • オ(誤): 可燃性蒸気は屋内にためると滞留して危険。「高い位置にためれば安全に消失・低所の換気は不要」は誤りで、本問の正答。蒸気は重く低所にたまるため低所の換気が必要。

火災予防の柱: ①換気(低所排出)②点火源の排除(火気厳禁・静電気対策)③容器の密栓・冷暗所貯蔵。

引っかけパターン: 蒸気を「屋内にためれば安全」「低所の換気不要」とする(オ)。蒸気は重く低所滞留、低所換気が必要。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

第4類危険物の火災は、液面から蒸発した可燃性蒸気が空気と混合し、点火源を得て引火することで起こります(蒸発燃焼)。したがって火災予防は、燃焼の三要素(可燃物の蒸気・酸素・点火源)のうち、人為的に制御できる「可燃性蒸気の滞留」と「点火源」を断つことが中心になります。第4類の蒸気は空気より重く低所に滞留するという性質が、換気設計(低所排出)の根拠です。

【実務・条文構造(予防則の整理)】

火災予防の三本柱:

1. 蒸気の滞留防止(換気):

- 可燃性蒸気は空気より重く(蒸気比重>1)、床面・くぼみ・地下ピット・排水溝等の低所に滞留する。

- 換気・排気は低所の蒸気を屋外(さらに低い安全な場所)へ排出するよう設計する。換気口を低い位置にも設ける。

- 蒸気を屋内にためてはならない(離れた点火源で引火し液面へ火が伝わる危険)。

2. 点火源の排除:

- 火気厳禁(裸火・喫煙・高温体)。

- 静電気対策(接地・流速制限・加湿)——石油類は電気不良導体で帯電しやすい。

- 電気設備は防爆構造、衝撃・摩擦による火花を避ける。

3. 蒸気発生・漏えいの抑制:

- 容器は密栓して蒸気の発生・漏えいを防ぐ。

- 冷暗所に貯蔵し、直射日光・高温(熱膨張・蒸気増加)を避ける。

- 漏れ・あふれ・飛散を防ぐ(貯蔵取扱基準)。

物質固有の追加予防:

  • 二硫化炭素: 発火点約90℃と低く水没貯蔵で蒸気抑制。
  • 乾性油(動植物油類): 布染込みの堆積を避け通風(自然発火防止)。
  • 特殊引火物(ジエチルエーテル等): 過酸化物生成に注意し密栓・冷暗所。

【試験での位置づけ】

火災予防は性質科目で頻出です。核心は(1)換気(蒸気は重く低所滞留→低所排出)、(2)点火源の排除(火気厳禁・静電気対策)、(3)容器の密栓・冷暗所貯蔵。引っかけは蒸気を「屋内にためれば安全」「低所の換気不要」とする誤り、蒸気を「空気より軽い」とする誤りです。第4類の共通性状(蒸気比重>1・低所滞留・電気不良導体)と予防則(低所換気・密栓・静電気対策)をリンクさせて理解します。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 換気して蒸気を屋外の安全な場所へ排出。
  • イ(正): 火気・高温体・静電気火花を近づけない。
  • ウ(正): 容器は密栓し冷暗所に貯蔵。
  • エ(正): 蒸気は重く低所にたまるので低い位置にも換気口。
  • オ(誤・正答): 蒸気を屋内にためるのは危険。低所の換気は必要。

【根拠】確立した火災予防則、第4類の共通性状(蒸気比重>1・低所滞留・電気不良導体)。

【補足】火災予防=換気(低所排出)・点火源の排除(火気厳禁・静電気対策)・容器の密栓・冷暗所貯蔵。蒸気は重く低所滞留するため低所換気が必要。

<!-- 監修確定 2026-06-03: 火災予防(換気/点火源排除/密栓冷暗所)・蒸気は重く低所滞留→低所換気 は確立予防則/第4類性状(設計書S9)と一致。正答オ(蒸気を屋内にためれば安全・低所換気不要=誤り)。誤りなし。 -->

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 確立した火災予防則・第4類の性状。第4類の可燃性蒸気は空気より重く低所に滞留するため、換気は低所の蒸気を屋外に排出するよう設計する。火気・点火源の排除、容器の密栓、冷暗所貯蔵が基本。蒸気を屋内にためるのは危険であり、低所の換気は必要。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

第4類の火災予防の方法頻出度A

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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