測量士補 独学ロードマップ2026
測量士補試験は年1回(5月)実施、五肢択一28問・18問以上正答で合格。合格率30〜50%で独学合格が十分可能な試験です。本記事では完全未経験者が150〜200時間で合格するための8週間ロードマップを解説します。
全体像:4フェーズの学習計画
~~~
フェーズ1(Week 1〜2): 全体インプット → 8科目を浅く1周
フェーズ2(Week 3〜5): 計算問題の徹底演習 → 多角・水準・応用
フェーズ3(Week 6〜7): 暗記科目の仕上げ → 法規・GNSS・写真・地図
フェーズ4(Week 8): 本番形式の通し演習 → 時間配分と弱点の最終補強
~~~
フェーズ1:全体インプット(Week 1〜2)
まず参考書を1冊通読して8科目の全体像を把握します。この段階では完全な理解を目指さず「どんな問題が出るか」をザッと知ることが目標です。
Week 1の目標: 法規・多角測量・GNSS・水準測量を参考書で1読
Week 2の目標: 地形測量・写真測量・地図編集・応用測量を参考書で1読 → 国土地理院公表過去問1年分を解いてみる(点数を気にしない)
フェーズ2:計算問題の徹底演習(Week 3〜5)
計算問題は「パターンを体で覚える」段階。毎日10〜15分の筆算トレーニングを継続します。
多角測量(Week 3)
トラバース計算の手順(内角→方位角→緯距/経距→座標→誤差→配分)を5回以上手書きで練習。主要な三角関数値(sin/cos/tan 30°/45°/60°)を暗記。
水準測量(Week 3〜4)
誤差の比例配分と均等配分の使い分け、精度(km当たりの高低差の標準偏差)の計算式を習得。過去問の計算問題を5年分解く。
応用測量(Week 4〜5)
路線曲線(円曲線:曲線長・接線長・弧長の計算)、体積計算(三断面法・角柱体法)のパターン習得。面積計算(三角形・台形法)も確認。
フェーズ3:暗記科目の仕上げ(Week 6〜7)
法規(Week 6)
測量法の頻出条文(基本測量・公共測量の定義、測量士補の業務、作業規程の準則の位置付け)を暗記カードで整理。過去問の法規問題を3年分解く。
GNSS・写真・地図(Week 6〜7)
- GNSS: 静的測定の観測時間・セッション・基線長の制限・RTK/ネットワーク型RTKの違い・SLAS/QZSS
- 写真測量: 撮影基線長・オーバーラップ(縦60%・横30%標準)・共役点・標定・オルソ補正・UAV写真測量の特徴
- 地図編集: 縮尺変換式(実距離=図上距離÷縮尺分母)・UTM投影・地理院地図の種類・GIS基礎
フェーズ4:本番形式の通し演習(Week 8)
過去問を本番と同じ条件(120分・28問・電卓なし)で3回以上解きます。目標は22問以上正答(正答率78%超)。18問で合格ラインですが、本番のアクシデント(時間不足・凡ミス)を考えてバッファを持つことが重要です。
独学成功のための3つのポイント
1. 毎日少しでも触れる: 週1回まとめて勉強するより、毎日10〜15分でも継続するほうが記憶の定着が格段に良い
2. 計算問題は「書いて覚える」: 見るだけでは計算ミスが減らない。必ず紙に計算手順を書く習慣を
3. 過去問を繰り返す: 測量士補は過去問からの類似出題が多い。5年分を3周以上解くのが合格への王道
まとめ
測量士補は計画的な独学学習で合格できる試験です。計算問題(多角測量・水準・応用)の筆算力と、法規・GNSS・写真・地図の暗記の両輪を着実に仕上げることが合格への道です。本サイトの科目別過去問(国土地理院公表・PDL1.0・3レベル解説付き)を演習ツールとして活用してください。