測量士補 法規科目の攻略法
法規科目(約2〜4問)は測量士補試験の中で最も「暗記力」が直結する科目です。計算問題は少なく、測量法の条文と作業規程の準則の数値を正確に覚えることで確実に得点できます。本記事では頻出条文と攻略法を解説します。
法規科目の出題傾向
法規科目は以下の3分野から出題されます。
1. 測量法の定義・基本事項(測量の種類・測量士補の業務・測量標の設置と管理)
2. 作業規程の準則の精度基準(基準点測量・水準測量・GNSS測量・地形測量・写真測量の精度規定)
3. 測量業者の登録・資格(測量業者の登録要件・測量士補の資格と業務)
測量法の頻出定義
測量の種類(測量法第4条〜第16条)
| 種類 | 定義 | 実施主体 |
|---|---|---|
| 基本測量 | 全ての測量の基礎となる測量 | 国土地理院 |
| 公共測量 | 基本測量以外で国・地方公共団体等が費用負担 | 国・地方公共団体等 |
| 基本測量及び公共測量以外の測量 | 上記以外の測量 | 民間等 |
測量士補の業務(測量法第49条〜第50条)
- 測量士補は「測量士の補助者として」測量作業に従事できる
- 測量士補単独での測量設計・計画作業は不可(測量士の指揮下が必要)
- 測量士補は測量業者の登録要件に含まれる(測量士または測量士補が1名以上常駐)
作業規程の準則の頻出精度基準
水準測量の精度基準
| 等級 | 往復差 / 1km標準偏差 |
|---|---|
| 1級水準測量 | 1km当たり偏差 ≦ 2mm |
| 2級水準測量 | 1km当たり偏差 ≦ 5mm |
| 3級水準測量 | 1km当たり偏差 ≦ 10mm |
| 4級水準測量 | 1km当たり偏差 ≦ 20mm |
GNSS測量の観測時間目安(静的測定)
観測セッションの長さは基線長・精度クラスによって異なります。試験では「短基線では観測時間が短くて済む」「GNSS衛星の数が多いほど精度が高い」という定性的な理解が重要です。
基準点測量の精度等級
1級〜4級の基準点測量では、等級が上がるほど距離標準偏差・方位標準偏差が厳しくなります。「1級は最高精度・4級は最低精度」という序列を押さえてください。
法規科目の暗記戦略
暗記カードの作り方
1. A4用紙を4分割してカードを手作り
2. 表:「基本測量を実施するのは( )である。」(穴埋め形式)
3. 裏:「国土地理院」(答え)
4. 通勤・休憩時に毎日1回転
過去問の活用法
法規科目は過去問の類似出題率が高いため、過去5年分の法規問題をすべて解き、間違えた問題の条文を参照して再確認するサイクルが最も効果的です。
まとめ
法規科目は計算問題が少なく、暗記で得点できる「貯金科目」です。測量法の定義・作業規程の準則の精度数値・測量士補の業務範囲の3点を集中して覚えることで、2〜4問を安定して得点できるようになります。本サイトの法規科目の過去問(国土地理院公表・PDL1.0)を繰り返し解いて定着させてください。