第二種電工 工事の方法 問75:工事の方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
⑥で示す図記号の名称は。
- アジャンクションボックス
- イジョイントボックス
- ウ600V 耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線正答
- エ600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形
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図記号⑥の名称を問う問題。ジャンクションボックスとジョイントボックスの違いが問われている可能性がある。ジョイントボックスは電線管の中継・電線の接続に使うボックス(一般的な名称)。ジャンクションボックスはIT・電気設備系でジョイントボックスと同義で使われる用語だが、配線図では「ジョイントボックス」が正式名称として使われることが多い。選択肢ウが「600V耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線」のため、問の図記号⑥は機器(ボックス類)ではなく電線を示す可能性がある。正答はウ。
配線図問題では、電線・ケーブルの種類を図記号や記号表記から正確に読み取る力が問われる。選択肢を整理すると、アのジャンクションボックスとイのジョイントボックスはどちらも「電線管工事で電線を引き込み・接続するためのボックス類」の名称であり、図記号⑥が配線図上の「電線を示す記号」であればボックス類の選択肢は除外される。ウの「600V耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線」はEM-IC(Eco Material Insulated Conductor)とも呼ばれ、架橋処理を加えたポリエチレンに難燃性を付与した絶縁電線。最高許容温度は90℃(一般のVV電線60℃より高い)で、燃焼時にハロゲン系有害ガスを発生しないため防災建物や近年の配線工事で普及が進んでいる。エの「600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形」はEM-EEFと呼ばれる別品種で、シース材に耐燃性ポリエチレンを使ったケーブル(鞘付き)。設問の図記号⑥がEM-ICの表記記号に対応していることから、正答はウ(600V耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線)。試験では「電線(単体)」と「ケーブル(シース付き)」の名称を混同しないことが得点のポイント。EM-ICとEM-EEFの違い(シースの有無・用途の違い)も合わせて整理しておくこと。
耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線は架橋ポリエチレン(XLPE)に難燃剤を添加して自己消火性を付与した電線。一般のXLPE電線(架橋ポリエチレン絶縁)と比べて燃焼時の延焼防止効果が高い。
【架橋ポリエチレン(XLPE)の特性】通常のポリエチレン(HDPE・LDPE)は熱可塑性で高温で溶融するが、架橋処理(電子線・化学的方法)によって分子間に三次元網目構造を形成させた熱硬化性のポリエチレンが架橋ポリエチレン(XLPE)。最高許容温度90℃(通常ポリエチレン75℃・PVC60℃より高い)。耐化学品性・耐候性・電気絶縁性に優れる。CVケーブルの絶縁体として広く使われる。
【耐燃性XLPEとEM-ICの位置づけ】EM-IC(600V耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線):難燃剤入りXLPEを絶縁体とする電線。最高許容温度90℃。ハロゲンフリー(塩素・臭素等を含まない難燃剤使用)。電線管内・ダクト内配線に使用。HIVのEM代替品として普及が進む。
【電線系統の全体マップ】配線工事で使われる主要電線・ケーブルをEM系と非EM系で比較すると次の通り。非EM系:IV(600V ビニル絶縁電線、60℃)、HIV(600V 2種ビニル絶縁電線、75℃)、VVF(600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形、60℃)。EM系:EM-IC(600V 耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線、90℃・IVのEM代替)、EM-EEF(600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形、90℃・VVFのEM代替)。「EM」はEco Material(環境配慮材料)の略で、ハロゲンフリー・高耐熱が共通特性。
【図記号の識別のポイント】配線図では電線の種類記号(EM-IC・EM-EEF等)・サイズ(断面積)・本数を記号化した表記が使われる。「EM-IC 2.0」のような記号が図中に示されていれば耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線と特定できる。電線の種類を正確に識別できることが配線図問題全体の得点力向上につながる。第一種電気工事士・電験三種では電線の許容電流値(断面積との対応)・敷設条件(管内・露出・埋設)ごとの補正係数まで問われる。本問を起点に各種電線の記号・用途・許容温度の対応表を整理しておくことで配線図全問の得点基盤になる。正答はウ(600V耐燃性架橋ポリエチレン絶縁電線)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和7年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問36(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。