第二種電工 工事の方法 問90:工事の方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
店舗付き住宅の屋内に三相3 線式200 V, 定格消費電力2.5 kW のルームエアコンを施設 した。このルームエアコンに電気を供給する 電路の工事方法として,適切なものは。 ただし,配線は接触防護措置を施し,ルーム エアコン外箱等の人が触れるおそれがある 部分は絶縁性のある材料で堅ろうに作られて いるものとする。 ●4A 008 - 8 -
- ア専用の過電流遮断器を施設し,合成樹脂管工事で配線し,コンセントを使用
- イ専用の漏電遮断器(過負荷保護付)を施設し,ケーブル工事で配線し,ルーム正答
- ウ専用の配線用遮断器を施設し,金属管工事で配線し,コンセントを使用
- エ展開した場所であって,湿気の多い場所の防湿装置を施した金属管工事
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200V三相ルームエアコン2.5kWの電路工事で適切なものを選ぶ問題。正答はイ(専用の漏電遮断器(過負荷保護付)を施設し、ケーブル工事で配線し、ルームエアコンに直結)。200Vエアコンは漏電遮断器の設置が必要(電技解釈)。コンセント経由ではなく直結配線(ア・ウは「コンセントを使用」で不適切)。単に配線用遮断器(ウ)ではなく漏電遮断器が必要。エはOCR混入で不適切な選択肢。専用回路+漏電遮断器+直結配線がセットで正答はイ。
200Vルームエアコンの電路施工規定(電技解釈・内線規程):専用回路:エアコン専用の分岐回路が必要(他機器と共用不可)。保護装置:漏電遮断器(過負荷保護付き)の施設が必要。対地電圧150V超(200V)かつ湿気のある場所への機器には漏電遮断器義務。配線方法:ケーブル工事等の適法な工事方法を用いる。コンセント経由:原則、機器へは直結が基本。2.5kW程度のエアコンは据置型のためコンセントを使用しない直結が標準。各選択肢の判断:ア(過電流遮断器+コンセント)→漏電遮断器でないためNG。イ(漏電遮断器+ケーブル+直結)→適切で正答。ウ(配線用遮断器+コンセント)→漏電遮断器でなくコンセント接続もNG。エ(OCR混入)→不適切。正答はイ。
200V機器への電路設計は「漏電遮断器の義務適用」が最重要論点。エアコン・IHクッキングヒーター・電気温水器等の大型200V機器の施工規定を体系的に整理することが得点に直結する。
【200V機器への漏電遮断器施設義務(電技解釈第36条)】義務適用対象:住宅の屋内電路に接続された対地電圧150V超の機器(200V機器がすべて該当)。適用除外:乾燥した場所で機器が絶縁性のある材料で堅ろうに作られている場合(本問の条件「絶縁性材料で堅ろう」は適用除外の条件)。ただし「適用除外でも漏電遮断器を設けることが推奨」であり、過負荷保護付き漏電遮断器を使用することが内線規程の推奨仕様。
【選択肢別の法令根拠詳細】ア(過電流遮断器のみ):過電流遮断器(配線用遮断器)は過負荷・短絡から保護するが漏電は感知しない。200V機器の感電リスクに対応できないため不適切。コンセント使用も直結が標準の据置き機器には不適切。イ(過負荷保護付き漏電遮断器+ケーブル+直結):過負荷保護付き漏電遮断器は「過電流遮断器」の機能も兼ね備えており、単独設置でOK。ケーブル工事は全施設場所で使用可能。直結接続は据置き2.5kW機器として適切。これが正答。ウ(配線用遮断器のみ+コンセント):漏電遮断器なし→200V対地電圧機器への漏電保護が不十分。コンセント経由は据置き機器として不適切。
【ルームエアコン専用回路の実務設計】容量選定:2.5kWのエアコン→起動電流を考慮して20A以上の専用分岐回路。配線サイズ:20A回路ならVVF2.0mm(許容電流24A)。漏電遮断器:定格電流20A・感度30mA・動作時間0.1秒以内の過負荷保護付きELCBが標準仕様。配線工事:エアコン本体へ直結(壁内ケーブル→コンセントレス接続)。正答はイ(専用の漏電遮断器(過負荷保護付き)を施設し、ケーブル工事で配線し、ルームエアコンに直結)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和6年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問21(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。