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基本情報 平成29年度 春期 問74|ストラテジ系に関する問題

問題

基本情報 | 平成29年度 春期 | 分野:ストラテジ系

インターネット広告などで見られるアフィリエイトプログラムのモデル例の⑤に当てはまるものはどれか。ここで,①~⑤はこのモデルでの業務順序を示し,①,②,④,⑤はア~エのいずれかに対応する。 (図)登場者:Webサイト運営者(商品広告を掲載),Webサイト閲覧者(商品の買い手),オンラインモールECサイト(広告主,商品の販売ページ) ①:Webサイト運営者 → ECサイト ②:Webサイト閲覧者 → Webサイト運営者の商品広告 ③:商品広告からリンク先(商品の販売ページ)へ移動する。 ④:Webサイト閲覧者 → ECサイトの商品の販売ページ ⑤:ECサイト → Webサイト運営者

アフィリエイトプログラムのモデル図(Webサイト運営者・ECサイト・Webサイト閲覧者と①〜⑤の流れ)(出典: 平成29年度春期 基本情報技術者試験 午前 問74・IPA)

図の出典:出典:IPA(情報処理推進機構)公式 平成29年度春期 基本情報技術者試験 午前 問74

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答え合わせ

正解は D
  • A
  • B
  • C
  • D

自信の3択

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解説

答えは d「商品の売上に応じた成功報酬を支払う」 です。

アフィリエイトプログラムは、Webサイト運営者が広告主の商品を紹介し、売れたら報酬をもらう仕組みです。

図の流れ:① 運営者がECサイト(広告主)のプログラムに参加する → ② 閲覧者が運営者のサイトの広告をクリック → ③ ECサイトの販売ページへ移動 → ④ 閲覧者が商品を購入 → ⑤ ECサイトが運営者に成功報酬を支払う。

⑤は ECサイト(広告主)→ Webサイト運営者 の矢印なので、成功報酬の支払いです。

👉 覚え方:アフィリエイト=紹介して売れたら成功報酬。

ほかの選択肢:a 広告のクリック=②/b プログラムへの参加=①/c 商品の購入=④。

なぜこれが正解か

正解は d。図の矢印を,誰から誰への行為かで読み解くと次のようになる。

  • ①:Webサイト運営者 → ECサイト(広告主):アフィリエイトプログラムに同意し参加する(イ)
  • ②:Webサイト閲覧者 → 運営者の商品広告:Webサイト上の掲載広告をクリックする(ア)
  • ③:商品広告 → 商品の販売ページ:リンク先へ移動する
  • ④:Webサイト閲覧者 → 商品の販売ページ:希望する商品を購入する(ウ)
  • ⑤:ECサイト(広告主) → Webサイト運営者:商品の売上に応じた成功報酬を支払う(エ)

したがって⑤に当てはまるのは d である。

各選択肢の解説

  • a 掲載広告をクリックする:閲覧者から運営者の広告への行為で②。
  • b プログラムに同意し参加する:運営者から広告主への行為で①。
  • c 希望する商品を購入する:閲覧者から販売ページへの行為で④。
  • d 成功報酬を支払う:広告主から運営者への行為で⑤(正解)。

覚え方・ひっかけ注意

アフィリエイトは成果報酬型広告で,商品の購入など成果(コンバージョン)が発生したときに報酬が支払われる。業務の順序は「参加 → 広告掲載 → クリック → 購入 → 報酬支払」。図問題では,矢印の向き(誰が誰に何をするか)と順序番号を1つずつ対応付けると確実。

アフィリエイトマーケティングの構造

4者モデル:広告主(merchant)⇄ ASP(network)⇄ アフィリエイター(publisher)⇄ 消費者(user)。ASPはトラッキング・成果計測・報酬支払の中継を担う。

トラッキング技術

  • Cookieトラッキング:クリック時にアフィリエイターIDをCookieに書き込み、購入時のCookieで紐付け。
  • トラッキングURL:パラメータでアフィリエイターIDを伝達。
  • ポストバック方式:購入完了時にサーバー間通信でコンバージョン通知。
  • デバイス間トラッキング:FingerPrint、ログインID紐付け等。
  • 3rd-party Cookie廃止の影響:Apple ITP、Google Chrome 3rd-partyCookie廃止で従来手法が機能不全に。1st-party Data戦略、サーバーサイドトラッキングへシフト。

報酬モデル

  • CPA(Cost Per Acquisition/Action):成果報酬。最も一般的。
  • CPS(Cost Per Sale):売上連動。
  • CPL(Cost Per Lead):見込み顧客獲得。
  • CPC(Cost Per Click):クリック課金(Google AdSense等)。
  • CPM(Cost Per Mille):1000インプレッション課金(ディスプレイ広告)。
  • ハイブリッド:固定+成果連動。

法的・倫理的論点

  • 景品表示法(日本):2023年10月施行のステマ規制で「広告」明示が義務化。
  • 特定商取引法:アフィリエイトサイトでの誇大表現規制。
  • GDPR/CCPA:Cookie同意取得(Cookie Banner)。
  • PR表記:YouTube、Instagramでの「#PR」「#広告」明示。
  • アドフラウド:不正クリック、Cookieスタッフィング、PCC(pay per click)詐欺。

関連ビジネスモデル

  • インフルエンサーマーケティング:個人の影響力を活用。アフィリエイトの発展形。
  • ドロップシッピング:在庫を持たずに販売する仲介モデル。
  • コンテンツマーケティング:ブログ・SNSで集客しアフィリエイト併用。
  • D2C(Direct to Consumer):広告主が自社チャネルで直販、ASP不要化。

試験での位置づけ

FE「ストラテジ/ECビジネス」分野で頻出。応用情報・ITストラテジストではプラットフォームビジネス、ネットワーク効果、マッチング理論まで踏み込む。ASP、CPA、ステマ規制、Cookie廃止影響は近年のトレンドとして要注目。

選択肢の発展補足

図のフロー理解にはアフィリエイト4者モデルの矢印方向(情報・モノ・カネの流れ)を正しく把握する必要あり。実務ではA/Bテスト、LP最適化、CV率改善等のグロースハック技法と連動し、デジタルマーケティングの中核技術として進化中。

この問題の根拠出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成29年度 春期 問74
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成29年度 春期 問74/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビ独自の3段階の解説(初級・標準・上級)です。