危険物に関する法令101製造所等の区分

危険物乙四 危険物に関する法令 問101:製造所等の区分

屋内タンク貯蔵所および地下タンク貯蔵所に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • 屋内タンク貯蔵所は地下に埋設されたタンクで危険物を貯蔵するもので、漏洩検知管が義務づけられている。
  • 地下タンク貯蔵所は建物の内部に設置されたタンクで危険物を貯蔵するもので、保安距離は不要である。
  • 屋内タンク貯蔵所は屋内の建物内に設置されたタンクで危険物を貯蔵するもので、保安距離の規定は適用されない。正答
  • 地下タンク貯蔵所は建物外の地上に設置されたタンクで、冷暗所の特性を活かして危険物を貯蔵するものである。
  • 屋内タンク貯蔵所および地下タンク貯蔵所はいずれも保有空地の規定が適用される。
正答:屋内タンク貯蔵所は屋内の建物内に設置されたタンクで危険物を貯蔵するもので、保安距離の規定は適用されない。

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正しいのはウです。屋内タンク貯蔵所建物(屋内)のタンク専用室内に設置されたタンクで危険物を貯蔵するものです。保安距離の規定は適用されません。

  • ア(誤): 地下に埋設されたタンクは「地下タンク貯蔵所」(屋内タンクではない)。
  • イ(誤): 建物内部に設置されたタンクは「屋内タンク貯蔵所」(地下タンクではない)。
  • ウ(正): 屋内タンク貯蔵所は建物内に設置されたタンク。保安距離の規定なし。
  • エ(誤): 地下タンク貯蔵所は地下に埋設されたタンク(建物外の地上ではない)。
  • オ(誤): 屋内タンク貯蔵所・地下タンク貯蔵所ともに保有空地の規定は適用されない。

「屋内タンク=建物内タンク」「地下タンク=地下埋設タンク」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

屋内タンク貯蔵所と地下タンク貯蔵所の区別(政令第12・13条):

| 項目 | 屋内タンク貯蔵所(第13条) | 地下タンク貯蔵所(第12条) |

|---|---|---|

| タンクの位置 | 建物(タンク専用室)内 | 地下に埋設 |

| 保安距離 | なし | なし |

| 保有空地 | なし | なし(地下埋設のため) |

| 定期点検 | 条件による | 義務(倍数に関係なく) |

  • ア(誤): 地下に埋設されたタンクは「地下タンク貯蔵所」。「屋内タンク貯蔵所」は地下埋設ではない。
  • イ(誤): 建物内に設置されたタンクは「屋内タンク貯蔵所」。「地下タンク貯蔵所」は建物内設置ではない。
  • ウ(正): 屋内タンク貯蔵所は屋内(建物のタンク専用室)内に設置されたタンクで危険物を貯蔵するもの。保安距離の規定は適用されない(政令第13条)。
  • エ(誤): 地下タンク貯蔵所は地下に埋設されたタンク(建物外地上のタンクは屋外タンク貯蔵所)。
  • オ(誤): 屋内タンク貯蔵所・地下タンク貯蔵所とも保有空地の規定なし(保安距離もなし)。

引っかけパターント:

  • 屋内タンクと地下タンクの位置(建物内vs地下埋設)を入れ替える誤り
  • 「両施設とも保有空地あり」とする誤り(オ)
上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

製造所等の7種類の貯蔵所のうち、「タンク」を使う4種類(屋外タンク・屋内タンク・地下タンク・移動タンク)の違いを明確に区別することが重要です。

  • 屋外タンク貯蔵所: 屋外(地上)に設置された固定タンク。保安距離あり・保有空地あり。大規模な石油備蓄タンク等が典型。
  • 屋内タンク貯蔵所: 建物(タンク専用室)の内部に設置されたタンク。保安距離なし・保有空地なし。
  • 地下タンク貯蔵所: 地盤面下(地下)に埋設されたタンク。保安距離なし・保有空地なし。ガソリンスタンドの地下タンク等が典型。定期点検は倍数に関係なく義務。
  • 移動タンク貯蔵所: 車両に固定されたタンク(タンクローリー)。保安距離なし・保有空地なし。

設置場所(屋外地上・屋内・地下・車両)による区分を押さえると混乱しにくくなります。

【実務・条文構造】

  • 屋内タンク貯蔵所(政令第13条): タンクを建物(タンク専用室)内に設置。タンク容量の制限あり(最大容量等)。保安距離・保有空地の規定なし。
  • 地下タンク貯蔵所(政令第12条): タンクを地盤面下に埋設。地下に埋設されるため漏洩が検知しにくく、定期点検の義務(倍数に関係なく)・二重殻タンク等の構造要件あり。保安距離・保有空地の規定なし(地下埋設のため不要)。

「漏洩検知管が義務づけられる」という特徴は地下タンク貯蔵所の特性ですが、本問の選択肢アはこれを「屋内タンク貯蔵所」に帰属させた誤り記述です。

【試験での位置づけ】

屋内タンク・地下タンクの区別は法令A頻出です。(1)屋内タンク=建物内(タンク専用室)、(2)地下タンク=地下埋設、(3)両者とも保安距離・保有空地なし、(4)地下タンクは定期点検義務(倍数に関係なく)、の4点が核心です。引っかけは「屋内タンクと地下タンクの定義を入れ替える」(ア・イ・エ)と「両施設とも保有空地あり」(オ)です。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 地下に埋設されたタンクは地下タンク貯蔵所。屋内タンク貯蔵所は建物内設置。
  • イ(誤): 建物内に設置されたタンクは屋内タンク貯蔵所。地下タンク貯蔵所は地下埋設。
  • ウ(正): 屋内タンク貯蔵所は建物(タンク専用室)内に設置されたタンク。保安距離なし(政令第13条)。
  • エ(誤): 地下タンク貯蔵所は地下に埋設されたタンク。建物外地上は屋外タンク貯蔵所。
  • オ(誤): 屋内タンク・地下タンク貯蔵所とも保有空地の規定なし。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第12条(地下タンク貯蔵所)・第13条(屋内タンク貯蔵所)。

【補足】屋内タンク=建物内(タンク専用室)に設置。地下タンク=地下埋設。両者とも保安距離・保有空地なし。地下タンクは定期点検義務(倍数に関係なく)。

<!-- 監修確定 2026-06-05(legal-reviser): 屋内タンク貯蔵所=建物(タンク専用室)内設置・地下タンク貯蔵所=地下埋設で両者とも保安距離・保有空地なし。屋内タンクは保安距離規定なしとするウが唯一の正で正答一意(ア・イ・エは定義の取り違え、オは保有空地ありで誤)。正答ウで確定。 -->

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第12条(地下タンク貯蔵所)・第13条(屋内タンク貯蔵所)。屋内タンク貯蔵所は建物(タンク専用室)内に設置されたタンク。地下タンク貯蔵所は地下に埋設されたタンク。両者とも保安距離は不要だが、保有空地については屋内タンクは不要・地下タンクは適用なし(地下埋設)。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

製造所等の区分(屋内タンク貯蔵所と地下タンク貯蔵所の違い頻出度A

危険物に関する法令の他の問題

1
指定数量
2
保安監督者・取扱者制度
3
危険物の定義・分類
4
製造所等の区分
5
許可・承認・届出
6
保安距離・保有空地

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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