危険物乙四
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

危険物乙四 危険物に関する法令 問126|屋内貯蔵所の貯蔵基準・容器積み重ね制限

問題

危険物乙四 | 危険物に関する法令

屋内貯蔵所における危険物の貯蔵基準に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

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答え合わせ

正解は オ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正しいのはオです。屋内貯蔵所で容器を積み重ねる高さは、原則3メートル以下です。

  • オ(正): 原則3m。第三石油類・第四石油類・動植物油類の容器のみなら4m、機械により荷役する構造の容器のみなら6m。
  • イ(誤): 法令で高さの上限が決まっている。
  • ウ(誤): 類の違う危険物は同一の貯蔵所に貯蔵しないのが原則だが、例外があるので「一切禁止」ではない。
  • エ(誤): 貯蔵倉庫に架台(棚)を設けることは認められている。
  • ア(誤): 液状の危険物の貯蔵倉庫の床は、浸透しない構造で傾斜を付け、貯留設備を設ける。

「積み重ねは原則3m」を押さえます。

屋内貯蔵所の貯蔵基準(危政令第26条)と構造(危政令第10条):

  • オ(正): 屋内貯蔵所では総務省令で定める高さを超えて容器を積み重ねない(危政令第26条第1項第3号の2)。その高さは3メートルが原則(危規則第40条の2)。第4類の第三石油類・第四石油類・動植物油類を収納する容器のみを積み重ねる場合は4メートル、機械により荷役する構造を有する容器のみを積み重ねる場合は6メートル。
  • イ(誤): 高さの上限は法令で定められており、「構造上安全な高さ」で判断するものではない。
  • ウ(誤): 類を異にする危険物は、同一の貯蔵所(耐火構造の隔壁で完全に区分された室が二以上ある場合は同一の室)に貯蔵しないのが原則(危政令第26条第1項第1号の2)。ただし総務省令で定める場合は例外で、たとえば屋内貯蔵所で第2類の引火性固体と第4類を、類ごとに取りまとめ、相互に1メートル以上の間隔を置いて貯蔵する場合(危規則第39条第1号)。例外があるので「一切禁止」は誤り。
  • エ(誤): 貯蔵倉庫に架台を設けることは認められており、その構造・設備は総務省令の基準による(危政令第10条第1項第11号の2)。
  • ア(誤): 液状の危険物の貯蔵倉庫の床は、危険物が浸透しない構造とし、適当な傾斜を付け、貯留設備を設ける(危政令第10条第1項第11号)。水平・貯留設備なしは逆。

引っかけパターン: 「高さ制限なし」(イ)、「異なる類は一切禁止」(ウ)、「棚は使えない」(エ)、「床は水平・貯留設備なし」(ア)。「原則3m・4m・6m」の3段階を固定します。

【理論的背景】

屋内貯蔵所は、屋内の場所において危険物を貯蔵し、又は取り扱う貯蔵所です(危政令第2条第1号)。屋内貯蔵所では危険物を原則として容器に収納して貯蔵し(危政令第26条第1項第2号)、その容器の扱いについて、積み重ねる高さ(同項第3号の2)と、容器に収納した危険物の温度を55度以下に保つ措置(同項第3号の3)が定められています。

積み重ね高さの上限は危規則第40条の2で3段階に分かれます。原則は3メートル。第4類のうち第三石油類・第四石油類・動植物油類を収納する容器のみを積み重ねる場合は4メートル。機械により荷役する構造を有する容器のみを積み重ねる場合は6メートルです。6メートルの区分は「機械式ラック」という設備の区分ではなく、積み重ねる容器の構造による区分です。

【実務・条文構造】

貯蔵の基準(危政令第26条第1項):

  • 第1号の2: 類を異にする危険物は同一の貯蔵所(耐火構造の隔壁で完全に区分された室が二以上ある場合は同一の室)に貯蔵しない。例外は総務省令で定める場合(危規則第39条)で、屋内貯蔵所・屋外貯蔵所では、たとえば第1類(アルカリ金属の過酸化物等を除く)と第5類、第1類と第6類、第2類の引火性固体と第4類などを、類ごとに取りまとめ、相互に1メートル以上の間隔を置いて貯蔵する場合。
  • 第3号: 同一品名の自然発火するおそれのある危険物等を多量貯蔵するときは、指定数量の10倍以下ごとに区分し、0.3メートル以上の間隔を置く。
  • 第3号の2: 積み重ね高さ(危規則第40条の2: 原則3m/第三石油類・第四石油類・動植物油類の容器のみ4m/機械により荷役する構造を有する容器のみ6m)。
  • 第3号の3: 容器に収納して貯蔵する危険物の温度が55度を超えないようにする。

構造の基準(危政令第10条第1項):

  • 第11号: 液状の危険物の貯蔵倉庫の床は、危険物が浸透しない構造とし、適当な傾斜を付け、貯留設備を設ける。
  • 第11号の2: 貯蔵倉庫に架台を設ける場合は、架台の構造・設備は総務省令の基準による。
  • 第12号: 採光・照明・換気の設備。引火点70度未満の危険物の貯蔵倉庫は、可燃性の蒸気を屋根上に排出する設備。

【試験での位置づけ】

屋内貯蔵所は、積み重ね高さ(3m・4m・6m)、類を異にする危険物の同時貯蔵(原則禁止・例外あり)、架台の使用、液状の危険物の床(浸透しない・傾斜・貯留設備)の組合せで問われます。「一切」「必ず」と言い切る記述は、例外の有無を条文で確かめて判定します。

【各選択肢の発展補足】

  • オ(正): 原則3メートル(危政令第26条第1項第3号の2・危規則第40条の2)。
  • イ(誤): 法令で高さの上限が決まっている。
  • ウ(誤): 類を異にする危険物の同時貯蔵は原則禁止だが、危規則第39条の例外がある。
  • エ(誤): 架台の設置は認められている(危政令第10条第1項第11号の2)。
  • ア(誤): 床には適当な傾斜を付け、貯留設備を設ける(危政令第10条第1項第11号)。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令 第2条第1号、第10条第1項第11号・第11号の2・第12号(屋内貯蔵所の構造)、第26条第1項(貯蔵の基準)。危険物の規制に関する規則 第39条(類を異にする危険物の同時貯蔵禁止の例外)、第40条の2(容器の積み重ね高さ)。

【補足】積み重ね高さ=原則3m(第三石油類・第四石油類・動植物油類の容器のみ4m、機械により荷役する構造を有する容器のみ6m)。架台は使用可。液状の危険物の床は浸透しない構造・傾斜・貯留設備。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令 第26条第1項第1号の2・第3号の2(貯蔵の基準)、第10条第1項第11号・第11号の2(屋内貯蔵所の構造)、危険物の規制に関する規則 第39条・第40条の2。屋内貯蔵所で容器を積み重ねる高さは**3メートル**以下が原則で、第4類の第三石油類・第四石油類・動植物油類を収納する容器のみを積み重ねる場合は4メートル、機械により荷役する構造を有する容器のみを積み重ねる場合は6メートル(危規則第40条の2)。類を異にする危険物は同一の貯蔵所(耐火構造の隔壁で完全に区分された室が二以上ある場合は同一の室)に貯蔵しないのが原則で、総務省令で定める場合に限り例外がある(危政令第26条第1項第1号の2・危規則第39条)。貯蔵倉庫に架台を設けることは認められている(危政令第10条第1項第11号の2)。液状の危険物の貯蔵倉庫の床は、浸透しない構造とし、適当な傾斜を付け、貯留設備を設ける(同項第11号)。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

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