問題
製造所等の定期点検の実施周期と記録の保存期間に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
正しいのはアです。定期点検は1年に1回以上の実施が原則で、点検記録は3年間保存しなければなりません。
- ア(正): 定期点検は1年1回以上(危規則第62条の4)・記録は原則3年間保存(同第62条の8)。
- イ(誤): 6か月に1回は誤り(原則1年1回以上)。5年間保存も誤り(原則3年間)。
- ウ(誤): 3年に1回は誤り(1年に1回以上が原則)。
- エ(誤): 市町村長等への提出・報告義務の規定はない(作成・保存の義務のみ)。
- オ(誤): 点検記録は作成するだけでなく保存しなければならない(消防法第14条の3の2)。
「定期点検:1年1回以上・記録は作成して原則3年間保存・報告の規定なし」を固定します。
定期点検の実施周期・記録保存期間(消防法第14条の3の2・危規則第62条の4〜第62条の8):
- ア(正): 定期点検は原則として1年に1回以上実施しなければならない(危規則第62条の4。告示で定める構造又は設備は告示の期間)。点検記録は原則3年間保存する(危規則第62条の8第5号)。この「1年1回以上・3年保存」の組合せは乙4試験頻出です。
- イ(誤): 「6か月に1回以上・5年間保存」はともに誤り。原則は1年1回以上・3年間保存。
- ウ(誤): 「3年に1回」は誤り。1年に1回以上が正しい。
- エ(誤): 消防法第14条の3の2が所有者等に課すのは「定期に点検し、点検記録を作成し、保存する」ことで、市町村長等への提出・報告の規定はない。
- オ(誤): 点検記録は作成するだけでなく保存しなければならない(消防法第14条の3の2)。保存期間は記録の種類ごとに危規則第62条の8で定められている。
引っかけパターン: 「5年保存」「報告義務あり」「保存は不要」が定番誤り。「1年1回以上・記録は作成して原則3年保存・報告の規定なし」の3点セットを固定します。
【理論的背景】
定期点検制度は、政令で定める製造所等の所有者等が、施設が位置・構造・設備の技術上の基準(消防法第10条第4項)に適合しているかを定期に自ら点検する仕組みです(消防法第14条の3の2・危規則第62条の4第2項)。行政が行う完成検査(設置・変更の工事完了時)とは別に、運用中の施設の適合を所有者等の責任で確かめ続けることに意味があります。
法令が所有者等に課しているのは「点検し、点検記録を作成し、保存する」ことです。点検記録を市町村長等へ提出・報告させる規定は置かれていません。
【実務・条文構造】
定期点検の実施周期と記録保存:
- 実施周期: 1年に1回以上(危規則第62条の4。告示で定める構造又は設備は告示の期間)。災害等で困難なとき、又は常時監視装置等の措置があり市町村長等が保安上支障がないと認めるときは、市町村長等が別に期限を定めることができる。
- 記録の保存(危規則第62条の8): 原則3年間。屋外貯蔵タンクの内部点検は26年間(同項括弧書の期間の適用を受けた場合は30年間)、移動貯蔵タンクの漏れの点検は10年間、地下貯蔵タンク等・地下埋設配管の漏れの点検は3年間。
- 報告: 市町村長等への提出・報告の規定なし。
点検記録の記載事項(危規則第62条の7):
- 点検をした製造所等の名称
- 点検の方法及び結果
- 点検年月日
- 点検を行った危険物取扱者若しくは危険物施設保安員又は点検に立ち会った危険物取扱者の氏名
点検を行う者(危規則第62条の6): 危険物取扱者又は危険物施設保安員。危険物取扱者の立会いを受ければ、それ以外の者も点検を行える。
定期点検と関連する制度(比較):
| 項目 | 定期点検 | 完成検査 |
|---|---|---|
| 実施タイミング | 1年に1回以上(定期的) | 設置・変更工事完成時 |
| 実施者 | 危険物取扱者・危険物施設保安員(又は危険物取扱者の立会い) | 市町村長等(行政) |
| 目的 | 運用中の技術上の基準への適合確認 | 工事完成後の基準適合確認 |
| 記録 | 点検記録を作成し原則3年間保存 | 完成検査済証の交付 |
【試験での位置づけ】
定期点検の周期と記録保存期間は法令B頻出です。(1)定期点検は1年に1回以上(原則)、(2)点検記録は作成して原則3年間保存、(3)市町村長等への報告の規定なし、(4)保存期間の例外(内部点検26年・移動貯蔵タンクの漏れ点検10年)、が核心です。引っかけは「6か月に1回・5年保存」(イ)、「3年に1回」(ウ)、「報告義務あり」(エ)、「保存は不要」(オ)です。
【各選択肢の発展補足】
- ア(正): 危規則第62条の4・第62条の8のとおり。1年に1回以上・原則3年間保存。
- イ(誤): 6か月に1回・5年間保存はともに誤り。原則1年1回以上・3年間保存。
- ウ(誤): 3年に1回は誤り。1年に1回以上が正しい。
- エ(誤): 市町村長等への提出・報告の規定はない(作成・保存の義務のみ)。
- オ(誤): 消防法第14条の3の2により点検記録は保存しなければならない。
【根拠法令】消防法 第14条の3の2(定期点検・点検記録の作成と保存)、危険物の規制に関する規則 第62条の4(定期点検の周期)・第62条の7(記載事項)・第62条の8(記録保存3年間)。
【補足】定期点検=1年に1回以上・点検記録は作成して原則3年間保存・市町村長等への報告の規定なし。
- 危険物の規制に関する規則第62条の4・第62条の8・第62条の7・第62条の6e-Govで原文を読む
- 消防法第14条の3・第10条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 消防法 第14条の3の2(定期点検・点検記録の作成と保存)、危険物の規制に関する規則 第62条の4(定期点検の実施周期)・第62条の7(点検記録の記載事項)・第62条の8(記録保存)。定期点検は**1年に1回以上**実施(原則)、点検記録は原則**3年間保存**(危規則第62条の8)。法令が定めるのは点検記録の作成と保存であり、市町村長等への提出(報告)義務の規定はない。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。
