登録販売者試験の過去問と問題演習の使い方を解説。答えの番号だけでなく、手引きや法令で根拠を確認する演習サイクルと、章ごとの進め方、模擬試験(120問・240分)の使い方を、厚生労働省の実施要領・手引きにもとづいて整理します。
目次
結論:問題演習では、答えの番号だけでなく、手引きの記載や法令の条文で根拠まで確認します。合格基準は、総出題数の7割程度の正答と、各試験項目ごとに都道府県知事が定める割合以上の正答のため、章ごとの正答率も確認します。
登録販売者試験の問題は、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」に準拠して作成されます。この記事では、過去問・問題演習の使い方を整理します。
過去問と、当サイトの問題の違い
登録販売者試験は、都道府県(または広域連合)ごとに実施されます。過去に出題された問題(過去問)を公表しているかどうか、公表の方法は、自治体によって異なります。受験する自治体の案内で確認してください。
合格ナビの問題は、手引きの出題範囲を参照した、当サイト独自の自作問題です。過去問ではありません。
試験の形式・合格基準:試験方法は筆記試験。5つの試験項目で合計120問・240分。合格基準は、総出題数に対して7割程度の正答かつ、各試験項目ごとに都道府県知事が定める一定割合以上の正答。最終確認日:2026-10-02。出典:厚生労働省 登録販売者試験実施要領。
演習の基本サイクル:根拠まで確認する
1. 問題を解く(時間を意識する)
2. 間違えた問題・迷った問題を記録する
3. 解説で、根拠(手引きの章・節、法令の条文)を確認する
4. 手引きやテキストで、該当する論点を読み直す
5. 後日、同じ論点の問題を解いて確認する
第3章(40問)の進め方
第3章「主な医薬品とその作用」は120問のうち40問を占めます。成分名・薬効・副作用・使用上の注意を、成分ごとにまとめて整理します。範囲は手引きに示されています(厚生労働省 登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月))。
分野(解熱鎮痛薬・鎮咳去痰薬・胃腸薬・アレルギー用薬・外用薬・漢方処方製剤など)ごとに問題を解くと、同じ分野の成分の違いを整理しやすくなります。成分ごとの整理は、第3章(主な医薬品とその作用)の覚え方で、手引きの記載に沿って行っています。
第4章の進め方:区分と販売できる者を整理する
第4章「薬事関係法規・制度」は、医薬品の区分と、誰が販売できるかを整理することから始めます。
| 区分 | 販売させなければならない者(法36条の9など) | 情報提供 |
|---|---|---|
| 要指導医薬品 | 薬剤師 | 薬剤師による書面での情報提供 |
| 第1類医薬品 | 薬剤師 | 薬剤師による書面での情報提供 |
| 第2類医薬品 | 薬剤師または登録販売者 | 情報提供の努力義務 |
| 第3類医薬品 | 薬剤師または登録販売者 | 個別の情報提供の規定はなし(相談があれば応じる義務) |
一般用医薬品の販売に従事する者:第1類医薬品は薬剤師、第2類・第3類医薬品は薬剤師または登録販売者(法36条の9)。最終確認日:2026-10-02。出典:e-Gov法令検索 医薬品医療機器等法。
第4章の問題を解く(例:要指導医薬品の定義・販売方法に関する問題)
第5章の進め方:安全対策の制度を整理する
第5章「医薬品の適正使用・安全対策」は、次の論点を整理します。
- 副作用報告制度
- 医薬品副作用被害救済制度
- 薬害の歴史:サリドマイド・スモン・薬害エイズなど
- 添付文書の構成:「してはいけないこと」「相談すること」「用法・用量」
詳しい内容は手引きで確認してください。第5章の問題を解く(例:添付文書の妊婦・授乳婦・高齢者・小児への注意記載に関する問題)
第1・2章の進め方
第1章(20問):医薬品に共通する特性と基本的な知識
副作用・アレルギー・相互作用・小児や高齢者への配慮が範囲です。第3章の副作用の論点とも関連します。第1章の問題を解く
第2章(20問):人体の働きと医薬品
人体の構造と働き、薬の体内での働き(吸収・分布・代謝・排泄)が範囲です。手引きは、肝初回通過効果なども説明しています。肝臓における薬物代謝に関する問題で確認できます。第2章の問題を解く
章ごとの正答率を確認する
合格基準には、各試験項目ごとに都道府県知事が定める割合以上の正答が含まれます(実施要領)。割合は自治体ごとに異なるため、受験する自治体の案内で確認します。たとえば宮城県の令和8年度の受験案内は、原則として総得点の7割以上かつ各項目の得点が4割以上としています。
章別演習で、章ごとの正答率を確認し、基準を下回りそうな章から見直す方法があります。無料の演習モードで章ごとの正答率を確認する
模擬試験(120問通し)の使い方
試験は120問・240分です。仕上げの時期に、同じ形式で通して演習し、次の点を確認する方法があります(当サイトの設計上の目安)。
- 全体の正答率と、章ごとの正答率
- 時間配分
- 間違いが特定の章に集中していないか
まとめ
- 問題演習では、手引きの記載や条文で根拠まで確認する
- 第3章は、成分ごとに薬効・副作用・使用上の注意を整理する
- 第4章は、医薬品の区分と、誰が販売できるかを整理する
- 合格基準の各章の割合は自治体ごとに異なるため、受験する自治体の案内で確認する
- 当サイトの問題は自作問題で、過去問ではない
合格ガイド全体像は登録販売者 合格ガイド、勉強時間と計画は登録販売者 試験の勉強時間をご覧ください。
※ 本記事は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」・登録販売者試験実施要領・医薬品医療機器等法(e-Gov)をもとに、合格ナビ編集部が作成しています(最終確認日 2026-10-02)。架空の監修者はいません。
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よくある質問
Q登録販売者は過去問だけで合格できますか?
過去問・問題演習は、出題の形式に慣れるために役立ちますが、答えの番号だけを覚える方法は、表現が変わった問題に対応しにくくなります。試験問題は厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」に準拠して作成されるため、根拠(手引きの記載・法令の条文)まで確認しながら演習する方法があります。
Q過去問はどこから手に入れますか?
試験は都道府県(または広域連合)ごとに実施されます。過去の試験問題を公表しているかどうか、公表の方法は、自治体によって異なります。受験する自治体の案内で確認してください。合格ナビの問題は、手引きの出題範囲を参照した当サイト独自の自作問題で、過去問ではありません。
Q何周すれば十分ですか?
公式に示された回数はありません。回数より、間違えた問題を、手引きや条文で根拠まで確認できたかを基準にする方法があります。
Q第3章の問題はどのように進めればよいですか?
成分名・薬効・副作用・使用上の注意をまとめて整理し、問題で確認する方法があります。範囲は手引きに示されているため、間違えた成分は、手引きの記載で確認します。詳しくは第3章(主な医薬品とその作用)の覚え方をご覧ください。
Q模擬試験と章別演習はどちらを優先すべきですか?
当サイトの例では、前半は章別演習で弱い章を見直し、仕上げの時期に、120問・240分の形式で通しで演習します(設計上の目安)。合格基準は、各試験項目ごとの正答の割合も対象のため、章ごとの正答率を確認できる章別演習が役立ちます。
Q問題集とテキストはどちらが重要ですか?
公式の比較はありません。テキストで論点を整理し、問題で確認し、わからない点を手引きに戻って確認する進め方があります。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月2日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

