登録販売者 過去問対策とおすすめ勉強法|分野別アプローチで最短合格

2026-06-08登録販売者 過去問
結論:登録販売者の過去問対策は「根拠(手引き章節・法条文)まで理解する」演習サイクルが核心。第3章は「成分→薬効→副作用→禁忌」の4点セットで覚え、章別に正答率を管理して各章の足切りをクリアする設計が最短合格ルートです。

登録販売者試験は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」という1本の公式文書をベースに出題されます。そのため出題範囲が明確で、問題演習が非常に効果的な試験です。しかし「答えを丸暗記」するだけでは、表現を変えられた本番問題に対応できません。この記事では、過去問・問題演習を最大限に活かす分野別アプローチを解説します。

登録販売者試験における「過去問」の位置づけ

登録販売者試験は各都道府県(ブロック)が独自に問題を作成します。そのため、他の国家試験のような「全国共通過去問」という概念が少し異なります。しかし出題根拠はすべて厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」に統一されているため、どのブロックの問題でも問われる論点はほぼ同じです。

試験問題は各都道府県(ブロック)が作成・公表します。確認日:2026-06-07。出典:厚生労働省「登録販売者試験の実施について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000086634.html)。公開されている過去問は各都道府県の薬務担当部署のウェブサイトで確認できます。

各都道府県が公表する過去問を素材に、出題論点と出題形式のパターンを把握することが、問題演習の第一歩です。

演習の基本サイクル:丸暗記より根拠理解

過去問・問題演習で最も重要なのは「なぜその選択肢が正しい/誤りか」の根拠まで確認することです。

正しい演習サイクルは次のとおりです。

  • 1. 問題を解く(制限時間を意識する)
  • 2. 間違えた問題・迷った問題をリストアップする
  • 3. 各問の解説で根拠(手引きの章節・法条文)を確認する
  • 4. テキスト・手引きで該当論点を読み直す
  • 5. 翌日に同じ問題を再度解いて定着確認

このサイクルを各章で3〜4回転させることで、頻出論点が体に入ります。

第3章の攻略アプローチ(最重要・40問)

第3章「主な医薬品とその作用」は全体の1/3を占め、暗記量が最大です。攻略のコツは成分を4点セットで覚えることです。

覚えるべき4点具体例(アセトアミノフェン)
薬効(何に効くか)解熱鎮痛
副作用重篤な肝機能障害(特に空腹時・アルコールと併用)
禁忌・注意対象肝臓病の人・飲酒者・15歳未満(ライ症候群)
含有する主な製品総合感冒薬・解熱鎮痛薬

かぜ薬・解熱鎮痛薬・鎮咳去痰薬・胃腸薬・アレルギー薬・外用薬まで分野が広いため、分野ごとにまとめて演習することで関連成分の異同が整理されます。

漢方・生薬の出題では、含有成分からのリスク連想が頻出です。

  • マオウ(麻黄)含有→交感神経興奮様作用・高血圧・不整脈
  • カンゾウ(甘草)含有→偽アルドステロン症・血圧上昇
  • ダイオウ(大黄)含有→強い瀉下作用・妊婦禁忌

第3章の問題を章別に解く

第4章の攻略:法規は「区分×誰が売れるか」の表で整理

第4章「薬事関係法規・制度」は暗記量が多くなく、正確に覚えれば得点源にできます。最重要は販売区分と販売資格の対応表です。

区分販売できる人書面等の義務
要指導医薬品スイッチ直後品目等薬剤師のみ文書による情報提供(義務)
第1類医薬品一部H2ブロッカー等薬剤師のみ書面による情報提供(義務)
第2類医薬品主な一般薬薬剤師または登録販売者努力義務
第3類医薬品ビタミン剤等薬剤師または登録販売者規定なし

この表を頭に入れると、「登録販売者は第1類・要指導を販売できない」「第2類の情報提供は努力義務」といった頻出論点が整理されます。第4章の問題を解く

第5章の攻略:安全対策は制度の仕組みを理解

第5章「医薬品の適正使用・安全対策」は出題パターンが安定しており、得点源にしやすい章です。

主な頻出論点は次のとおりです。

  • 副作用報告制度:医薬品・医療機器の副作用は PMDA(医薬品医療機器総合機構)に報告される仕組み
  • 健康被害救済制度:適正に使用したにもかかわらず重篤な健康被害が生じた場合、PMDAが救済する制度
  • 薬害の歴史:サリドマイド(催奇形性)・スモン(キノホルム)・薬害エイズ(血液製剤)の経緯と教訓
  • 添付文書の構成:「してはいけないこと(禁忌)」「相談すること」「用法・用量」の位置づけ

第5章の問題を解く

第1・2章の攻略:理解中心の基礎固め

第1章(20問):副作用とアレルギーの考え方

「副作用は必ず起こりうる」「アレルギーは少量でも重篤化する」という原則を理解すると、第3章の副作用論点とも連動して整理が進みます。薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄)の基礎も第1〜2章で問われます。第1章の問題を解く

第2章(20問):解剖生理と薬物動態

臓器の構造・機能と、「代謝は主に肝臓・排泄は主に腎臓」「初回通過効果(経口薬の多くは吸収後に肝臓で代謝される)」が典型論点です。第2章の問題を解く

章別の正答率管理:足切り対策の核心

登録販売者試験は各章に足切りがある(都道府県によりおおむね3.5〜4割以上)ため、章ごとの正答率を把握することが合格戦略の核心です。

正答率の目安対策
各章7割以上キープしながら模擬試験で仕上げ
各章5〜6割頻出論点の理解が甘い。根拠確認を重点実施
各章5割未満足切りリスクあり。その章を優先強化

無料演習モードで各章の正答率を確認する

模擬試験(120問通し)の活用タイミング

模擬試験は仕上げ期(試験3〜4週間前)に取り入れるのが効果的です。それ以前は章別演習で苦手章を潰すことを優先してください。

模擬試験で確認すべきポイントは次のとおりです。

  • 全体正答率と各章正答率のギャップ
  • 時間配分(120問・240分なので1問あたり2分が目安)
  • 間違いの傾向(特定章に集中していないか)

本番形式の模擬試験(120問)に挑戦

まとめ

  • 過去問・問題演習は根拠(手引き章節)まで理解するサイクルが核心
  • 第3章は成分→薬効→副作用→禁忌の4点セットで覚える
  • 第4章は区分×誰が売れるかの表で整理する
  • 章ごとの正答率を管理し、足切りになりそうな章を優先強化する
  • 模擬試験は仕上げ期(試験3〜4週前)に実施する

合格ガイド全体像は登録販売者 完全合格ガイド、独学ロードマップは勉強時間と独学ロードマップをご覧ください。

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※ 本記事は厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月版)」をもとに、合格ナビ編集部が作成したオリジナル解説です。架空の監修者はいません。

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