結論:第二種電工の工事の方法(約12〜15問・全体の25〜30%)は最大配点分野で、機器配線と並ぶ得点源。低圧屋内配線工事(金属管/合成樹脂管/ケーブル/がいし引き)・接地工事の種類と抵抗値(A種10Ω/D種100Ω)・絶縁抵抗値(300V以下0.2MΩ)・施工場所別制限を電気設備技術基準・内線規程に基づき体系化することで、満点近い10〜13点を確実に獲得できる。本記事では各工事方法の数値・制限・頻出パターンを総まとめする。
工事の方法は第二種電気工事士 学科試験の最大配点分野で、約12〜15問(全体の25〜30%)が出題されます。電気機器・配線分野(約12〜15問)と合わせて全体の50〜60%を占める核心分野で、ここを固めることが合格の最短ルートです。
実務直結の知識のため、合格後の電気工事業務でもそのまま活用できる重要分野でもあります。本記事では工事の方法を効率的に得点源化する戦略を解説します。
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1. 出題範囲の全体像
工事の方法は以下の論点で構成されます。
| 論点 | 出題数の目安 | 重要度 |
|---|---|---|
| 接地工事(A〜D種・抵抗値) | 2〜3問 | ★★★ |
| 絶縁抵抗測定(電技第58条) | 1〜2問 | ★★★ |
| 金属管工事 | 2問 | ★★ |
| 合成樹脂管工事(VE/CD/PF) | 2問 | ★★ |
| ケーブル工事 | 2問 | ★★ |
| がいし引き工事 | 1問 | ★★ |
| 施工場所別の制限(湿気/粉塵/危険物) | 2〜3問 | ★★ |
| その他(金属可とう電線管・引込線等) | 1〜2問 | ★ |
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2. 接地工事の徹底攻略(最頻出論点)
2.1 接地工事の4種類と抵抗値(暗記必須)
| 接地種別 | 用途 | 接地抵抗値 |
|---|---|---|
| A種接地 | 高圧用機器(鉄台・金属製外箱) | 10Ω以下 |
| B種接地 | 変圧器低圧側中性点 | 計算式(150/I等) |
| C種接地 | 300V超低圧用機器 | 10Ω以下 |
| D種接地 | 300V以下低圧用機器 | 100Ω以下 |
2.2 接地線の太さ
| 接地種別 | 接地線の最小直径 |
|---|---|
| A種・B種 | 2.6mm以上 |
| C種・D種 | 1.6mm以上 |
2.3 D種接地の緩和条件
300V以下の機器でも、地絡発生時0.5秒以内に動作する漏電遮断器を施設すれば500Ω以下まで緩和可能(電技解釈第17条)。
2.4 典型問題パターン
例題1: 単相200V電気温水器のD種接地工事の接地抵抗値の最大値は?
→ 100Ω以下(漏電遮断器なし)/ 500Ω以下(漏電遮断器あり)
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3. 絶縁抵抗値の徹底攻略(電技第58条)
3.1 対地電圧別の規定値
| 対地電圧 | 絶縁抵抗値の最小値 |
|---|---|
| 150V以下 | 0.1MΩ以上 |
| 150V超300V以下 | 0.2MΩ以上 |
| 300V超 | 0.4MΩ以上 |
3.2 暗記のコツ
- 住宅100V/200V → 「0.1または0.2」
- 業務用400V → 「0.4」
- 数値が増えるほど厳しい絶縁が要求される
3.3 測定器
絶縁抵抗の測定はメガー(絶縁抵抗計)を使用。電池式の自家発電型メガーが現場の標準。
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4. 低圧屋内配線工事の種類と特徴
4.1 金属管工事
- 鋼製電線管(薄鋼電線管・厚鋼電線管・ねじなし電線管)を使用
- 機械的強度が高く、湿気の多い場所・引火性の蒸気がある場所でも使用可
- 接地工事必須(管に流れる漏電電流の対策)
- 支持間隔:2m以下
- 電線:絶縁電線(IV線等)を使用、ケーブルは使えない
4.2 合成樹脂管工事
#### VE管(硬質塩化ビニル電線管)
- 軽量・絶縁性高い・接地工事不要
- 屋外露出可(耐候性あり)
- 衝撃に弱い
#### CD管(合成樹脂製可とう電線管)
- 軽量・自在に曲がる
- コンクリート埋設専用(露出は不可)
- 色:オレンジ(識別用)
#### PF管(合成樹脂製可とう電線管)
- 自己消火性あり
- 露出・隠蔽・埋設すべて可
- 色:ベージュ(識別用)
4.3 ケーブル工事
- VVF/VVR/CV ケーブルを使用
- 施工が容易・最も普及
- 支持間隔:2m以下(造営材沿い)/ 6m以下(接触防止措置あり)
- 重量物による圧力で損傷のおそれがある場所では使用不可(防護措置必要)
4.4 がいし引き工事
- 最も古い低圧屋内配線工事
- がいし(絶縁体)に電線を支持する開放配線
- 電線相互間:6cm以上
- 電線と造営材:2.5cm以上(300V以下)/ 4.5cm以上(300V超)
- がいし支持間隔:2m以下
- 現在は工場・展示場・農作業場など特殊用途に限定
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5. 施工場所別の工事方法の制限
5.1 場所の分類
| 場所 | 工事方法の制限 |
|---|---|
| 展開した乾燥場所 | 全工事方法可 |
| 展開した湿気の多い場所 | 金属管・合成樹脂管・ケーブル可。がいし引きは制限 |
| 点検できる隠蔽場所 | 全工事方法可(がいし引きは要件あり) |
| 点検できない隠蔽場所 | ケーブル工事のみ可(その他は不可) |
| 湿気・水気のある場所 | 金属管・合成樹脂管・ケーブル可 |
| 引火性の蒸気がある場所 | 金属管工事のみ(爆発対策) |
| 粉じんがある場所 | 金属管工事・MIケーブル等限定 |
5.2 典型問題パターン
例題2: 点検できない隠蔽場所で使用できる工事方法は?
→ ケーブル工事のみ(CD管埋設はOKだが、それ以外は不可)
例題3: ガソリンスタンドの引火性蒸気がある場所で使用できる工事方法は?
→ 金属管工事(爆発対策のため)
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6. 電線の許容電流と電圧降下
6.1 単線(IV線)の許容電流(がいし引き・周囲温度30度)
| 電線直径 | 許容電流 |
|---|---|
| 1.6mm | 27A(がいし引き)/ 19A(金属管) |
| 2.0mm | 35A(がいし引き)/ 27A(金属管) |
| 2.6mm | 48A(がいし引き)/ 35A(金属管) |
6.2 電圧降下の標準値
低圧屋内配線の電圧降下:標準2%以内(内線規程1310節)。
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7. 引込線・引込口配線
7.1 架空引込線
- 地表からの高さ:4m以上(道路横断は5m以上)
- 引込口配線の高さ:床上2.5m以上推奨
7.2 引込口装置
- 配線用遮断器(ブレーカー)の設置
- 主開閉器の容量と分岐回路数の規定
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8. 配線用遮断器・漏電遮断器の選定
8.1 配線用遮断器の役割
- 過電流保護(短絡電流・過負荷電流を遮断)
- 定格電流:20A・30A・40A・50A・100A・225A等
- 電線の許容電流以下に設定
8.2 漏電遮断器の役割
- 漏電による感電・火災防止
- 定格感度電流:15mA・30mA(高感度)/ 100mA・200mA(中感度)
- 動作時間:0.1秒以下(高速形)
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9. 学習戦略:満点を狙う得点源分野
9.1 暗記すべき数値(これだけで12〜13点獲得)
1. 接地抵抗値:A種・C種10Ω / D種100Ω(漏電遮断器なし) / 500Ω(漏電遮断器あり)
2. 絶縁抵抗値:150V以下0.1MΩ / 150V超300V以下0.2MΩ / 300V超0.4MΩ
3. 電線許容電流:1.6mm/19A、2.0mm/27A、2.6mm/35A(金属管)
4. 電圧降下:標準2%以内
5. ケーブル支持間隔:2m以下(造営材沿い)
9.2 学習順序
1. 接地工事の種類と抵抗値 → 3点
2. 絶縁抵抗値(電技第58条) → 2点
3. 低圧屋内配線工事の種類別特徴 → 4〜5点
4. 施工場所別の制限 → 2〜3点
5. 引込線・遮断器 → 1〜2点
9.3 推奨学習時間
工事の方法に学習時間の30〜35%(80時間プランで25〜28時間)を配分するのが標準。最大配点分野のため最優先で時間投下します。
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10. 過去問演習で実務直結の知識を体得
試験センター非提携・独自作成:本サイトの問題は試験センター公表の過去問の転載ではなく、出題範囲・論点を参照した合格ナビ独自の自作問題です。
本サイトでは工事の方法を分野別に演習でき、各問に3レベルAI解説(初心者・標準・上級)と電気設備技術基準・内線規程の根拠規定の参照箇所を明記しています。実務で即使える知識を体系的に学べる構成です。
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11. まとめ:工事の方法は最大配点・得点源化必須
- 配点約12〜15問(全体の25〜30%)の最大配点分野
- 接地工事・絶縁抵抗・低圧屋内配線工事の数値暗記が核心
- 過去問演習で出題パターン完全制覇すれば10〜13点獲得可能
- 実務直結の知識のため合格後の業務でもそのまま活用可
- 学習時間の30〜35%を配分する戦略科目
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