問題
許容電流から判断して,公称断面積1.25 mm2 のゴムコード(絶縁物が天然ゴムの混合物)を 使用できる最も消費電力の大きな電熱器具は。 ただし,電熱器具の定格電圧は100 V で, 周囲温度は30 ℃以下とする。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
ゴムコードや電線には「許容電流」というルールがあり、これを超えると熱で焼けてしまう。公称断面積1.25mm²のゴムコード(天然ゴム絶縁)の許容電流は12A(周囲温度30℃以下)。100Vで使える最大消費電力はP=V×I=100×12=1200Wまで。選択肢を確認すると:ア600W→6A(OK)、イ1000W→10A(OK・最大)、ウ1500W→15A(12A超えでNG)、エ2000W→20A(NG)。よって使用できる最も消費電力の大きな電熱器具は1000Wのオーブントースター(正答イ)。
許容電流から使用可能な最大消費電力を求める問題。公称断面積1.25mm²のゴムコード(天然ゴム絶縁)の許容電流は電気設備技術基準の解釈の別表より12A(周囲温度30℃以下)。定格電圧100Vなので、使える最大の消費電力はP_max=V×I_max=100×12=1200W。選択肢ア600W電気炊飯器(6A≦12A OK)、イ1000Wオーブントースター(10A≦12A OK・使えるものの中で最大)、ウ1500W電気湯沸器(15A>12A NG)、エ2000W電気乾燥器(20A>12A NG)。よって使用可能で最も消費電力が大きいのはイ(正答)。電流が許容値以下ならOK、超えたらNG。1200W以下で最も大きいのは1000Wである。
本問は許容電流から使用可能な最大消費電力を判定する問題。電線の安全運用の基礎。
【許容電流の根拠】電気設備技術基準の解釈・別表:公称断面積1.25mm²のゴムコード(ゴム絶縁)の許容電流は12A(周囲温度30℃以下)。絶縁物が天然ゴムの場合の最高許容温度は60℃で、周囲温度30℃からの温度上昇余裕は30℃。電流が大きくなると電線のI²R発熱が増大し、この余裕温度を超えると絶縁物が劣化・短絡・火災に至る。
【消費電力の上限計算】P=V×I=100V×12A=1200W。選択肢:ア600W(電流6A・OK)、イ1000W(電流10A・OK)、ウ1500W(電流15A・12A超過でNG)、エ2000W(電流20A・NG)。使用できるのはアとイで、そのうち最大のイが正答。
【周囲温度と補正係数】許容電流の値は周囲温度によって変わる。高温環境(エンジンルームや夏場の屋外)では補正係数(<1)を乗じて実際の許容電流を下げる必要がある。周囲温度30℃超の場合は補正係数が規定されており、周囲温度が高いほど使える電流は小さくなる。
【ゴムコードの用途と制限】ゴムコード(JIS C 3306)は家電製品・電熱器具の電源接続用として使われる。電熱器具(炊飯器・トースター・湯沸器等)は力率ほぼ1の純抵抗負荷なので電流=W/V で直接計算できる。電動機接続では始動電流(定格の5〜7倍)があるためコード選定に余裕が必要。第一種電気工事士では配線用ケーブルの種類と許容電流表(JIS・内線規程)を参照した設計問題が出題される。電験三種「法規」でも電気設備技術基準の解釈の許容電流規定が問われる。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和7年度上期 第二種電気工事士 学科試験 問12(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。

