第二種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第二種電工 令和6年度下期 問6|電気機器・配線器具・配線

問題

第二種電工 | 電気機器・配線器具・配線 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

図のような単相2 線式回路で,c-c′間の電圧 が99 V のとき,a-a′間の電圧[V]は。 ただし,r は電線の抵抗[Ω]とする。 r=0.1 Ω r=0.1 Ω r=0.1 Ω r=0.1 Ω

問題の図(出典: 令和6年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問6/電気技術者試験センター)

図・写真の中の記号が イ・ロ・ハ・ニ のときは、選択肢の ア・イ・ウ・エ に順に対応します(試験の問題用紙の表記)。

図の出典:令和6年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問6(一般財団法人 電気技術者試験センター)

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

図は、単相2線式の電源から、b-b'間とc-c'間の二つの抵抗負荷に電気を送る回路で、電線1本の抵抗はr=0.1Ωである。c-c'間の電圧が99Vで、c側の電流は10A。往復2本の電線に10Aが流れるので、b-c間の電圧降下は10A×0.1Ω×2=2V。よってb-b'間の電圧は99+2=101V。a-b間にはb側の負荷の電流10Aとc側の電流10Aを合わせた20Aが流れるので、電圧降下は20A×0.1Ω×2=4V。a-a'間の電圧は101+4=105Vで、正答はエ。102〜104は往復2本の扱いや区間ごとの電流(20A)を取り違えた値で誤り。

電源側に向かって、電圧降下を順に足していく。図のとおり、a-b間とb-c間の電線は、往路・復路ともr=0.1Ω、負荷電流は、b-b'間の負荷に10A、c-c'間の負荷に10Aである。

①c-c'間の電圧は99V。b-c間・b'-c'間の往復の抵抗は0.1×2=0.2Ω、流れる電流は10Aなので、電圧降下は10×0.2=2V。b-b'間の電圧は99+2=101V。

②a-b間・a'-b'間には、b-b'間の負荷電流10Aと、c側へ流れる10Aを合わせて20Aが流れる。電圧降下は20×0.2=4V。a-a'間の電圧は101+4=105V。

選択肢では、エの105が正しい。たとえばa-b間の電流を10Aのままにすると103Vになり、イを選んでしまう。区間ごとに流れる電流が違う点が、この問題の要点になる。正答はエ。

本問は、単相2線式で、負荷が途中と末端にある回路の電圧降下を、末端から電源側へ順に積み上げて求める問題である。

【回路の整理】電源の端子a-a'から、b-b'、c-c'の順に、電線が続いている。各区間の電線は、往路・復路ともr=0.1Ω。b-b'間とc-c'間に、それぞれ抵抗負荷がつながる。図には、b-b'の負荷電流10A、c-c'の負荷電流10Aが示され、c-c'間の電圧は99Vである。

【電圧降下の考え方】単相2線式では、電流は往路と復路の2本の電線を通るので、区間の電圧降下は「電流×往復の電線抵抗」で、電流×2r(本問は電流×0.2Ω)になる。

【計算】

① b-c間(c側の電流10A):

 降下=10A×(0.1+0.1)Ω=2V

 b-b'間の電圧=99V+2V=101V

② a-b間(b側の負荷10A+c側10A=20A):

 降下=20A×(0.1+0.1)Ω=4V

 a-a'間の電圧=101V+4V=105V

【他の選択肢が出る理由】

  • イ 103:a-b間の電流を10Aとして、降下を2Vとした場合(99+2+2=103V)の値。b側の負荷電流10Aを加え忘れている。
  • ア 102:電線を片道1本分(0.1Ω)だけで計算した場合(99+1+2=102V)の値。
  • ウ 104:往復の扱いや各区間の電流の取り違えによる誤答。

【ポイント】①電圧降下は、往復2本分で計算する。②各区間に流れる電流は、その区間より先(負荷側)の電流の合計である。③末端の電圧が与えられたら、末端から電源側へ降下分を足していく。正答はエ。

この問題の根拠出典:令和6年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問6(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録
  • 定期監査問題文の単位(Ω)と端子の記号(c-c′間・a-a′間)が崩れていたため、公式の問題どおりに直し、解説の表記も合わせました(正答は変更なし)。
出典と作り方

本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和6年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問6(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。