問題
600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形の絶縁物の最高許容温度[℃]は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
ケーブルや電線は、絶縁物の種類によって使える最高の温度(最高許容温度)が決まっています。「600V ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形」は EM-EEF と呼ばれるケーブルで、絶縁物の最高許容温度は75℃です。ビニル絶縁(IV・VVF など)は60℃、架橋ポリエチレン絶縁(CV)は90℃なので、60℃(ア)や90℃(ウ)は別のケーブルの値です。120℃(エ)は、この種の屋内配線用ケーブルの値ではありません。正答は(イ)。
絶縁物ごとの最高許容温度を整理すると、次のようになります。
・ビニル絶縁(IV、VVF、VVR など):60℃
・耐熱ビニル絶縁(HIV):75℃
・ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシース(EM-EEF):75℃
・架橋ポリエチレン絶縁(CV、CVT):90℃
本問のケーブルは、ポリエチレン絶縁で、シースが耐燃性ポリエチレンの平形ケーブル(EM-EEF)なので、最高許容温度は75℃で、正答は(イ)です。EM-EEF は、ハロゲンを含まない材料(エコマテリアル)で作られ、燃えたときに有毒なガスが出にくいため、エコケーブルとも呼ばれます。ビニル(60℃)より耐熱性が高く、架橋ポリエチレン(90℃)より低いと覚えておくと、数値をすぐに思い出せます。
本問は、電線・ケーブルの絶縁物の最高許容温度を問う、暗記型の問題です。覚える数値は少ないので、確実に得点したい分野です。
【ケーブル名と最高許容温度の対応】
| 名称 | 絶縁物 | 最高許容温度 |
|---|---|---|
| IV、VVF、VVR | ビニル(ポリ塩化ビニル) | 60℃ |
| HIV | 耐熱ビニル | 75℃ |
| EM-EEF | ポリエチレン(シースは耐燃性ポリエチレン) | 75℃ |
| CV、CVT | 架橋ポリエチレン | 90℃ |
絶縁物の許容温度が高いほど、同じ太さの導体で許容電流を大きくとれる(発熱を許容できる)のが原則です。許容電流の表で「ビニル絶縁」と「架橋ポリエチレン絶縁」で値が違うのは、この最高許容温度の差によるものです。
【EM-EEF の特徴】
・平形のケーブルで、屋内配線で VVF と同じような場面(住宅や小規模建物の電灯・コンセント回路)に使われます。
・絶縁物とシースにハロゲンを含まない材料を使うので、燃焼時に有害なガスやばいえんが出にくく、環境への負荷が小さいのが特徴です。
・名称の「EM」は環境に配慮した材料(エコマテリアル)、「EEF」は、ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースの平形を表す記号です。
【解くときの考え方】選択肢の60・75・90・120 のうち、ビニルが60、架橋ポリエチレンが90という両端を先に確認し、その間にあるポリエチレンの値(75)を選ぶと、迷わず答えが出ます。120 は、この種のケーブルの最高許容温度としては挙がらない値なので、まず除外できます。正答は(イ)です。
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和7年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問12(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。

