第二種電工 電気機器・配線器具・配線 問67:電気機器・配線器具・配線
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
写真に示す器具の用途は。
- アLED 電球の明るさを調節するのに用いる。
- イ人の接近による自動点滅に用いる。
- ウ蛍光灯の力率改善に用いる。
- エ周囲の明るさに応じて屋外灯などを自動点滅させるのに用いる。正答
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正答はエ「周囲の明るさに応じて屋外灯などを自動点滅させるのに用いる」です。
写真に示す器具は自動点滅器(光センサー内蔵のフォトスイッチ)です。外が暗くなると点灯し、明るくなると消灯するセンサー内蔵スイッチで、街灯・屋外看板・防犯灯などに使われます。暗くなると自動的にONになるため、毎日の手動スイッチ操作が不要です。選択肢アの「LED電球の明るさを調節する」のは調光器(ディマー)、イの「人の接近による自動点滅」は人感センサースイッチ(熱線センサー)、ウの「蛍光灯の力率改善」は進相コンデンサの役割です。自動点滅器は光(照度)センサーで動作する点が特徴です。
正答はエ「周囲の明るさに応じて屋外灯などを自動点滅させるのに用いる」です。
各選択肢の器具を詳しく識別します。
ア(不正解):LED電球の明るさを調節する → 調光器(ディマースイッチ)
調光器はLED・白熱灯の明るさを無段階または段階的に変えるスイッチです。位相制御方式・PWM制御方式があり、調光対応のLED電球でなければ使用できない点に注意が必要です。
イ(不正解):人の接近による自動点滅 → 熱線センサー自動スイッチ(人感センサー)
焦電型赤外線センサーで人体から放出される赤外線(体温)を検出し、人が近づくと照明がONになるスイッチです。玄関・廊下・階段の省エネ照明制御に使われます。
ウ(不正解):蛍光灯の力率改善 → 進相コンデンサ
蛍光灯はコイル(安定器)を含む誘導性負荷であるため、電圧と電流の位相がずれて力率が低下します。進相コンデンサを並列に接続することでこの位相ずれを補正し、力率を改善(1に近づける)します。
エ(正解):周囲の明るさに応じて屋外灯などを自動点滅 → 自動点滅器(フォトスイッチ)
フォトセル(光導電セル・フォトダイオード等)で周囲照度を検出し、照度が設定値以下になるとON、以上になるとOFFに切り替えます。街路灯・屋外看板・駐車場照明の自動制御に広く使われます。JIS規格(タイムスイッチ・光電式自動点滅器)に基づく製品です。
正答はエ「周囲の明るさに応じて屋外灯などを自動点滅させるのに用いる」です。器具の名称は自動点滅器(光電式自動点滅器・フォトスイッチ)です。
自動点滅器の仕組みと技術
自動点滅器は光導電セル(CdS=硫化カドミウムセル)またはフォトダイオードを感光素子として使用します。CdS素子は光が当たると抵抗値が小さくなる(数百Ω〜1kΩ)特性を持ち、暗くなると抵抗が増大(数十kΩ〜MΩ)します。この抵抗変化をトリガーとして内部リレーまたはトライアックを制御し、負荷回路をON/OFFします。
各制御機器の分類と用途
| 器具名 | 検出方式 | 主な用途 |
|--------|---------|---------|
| 自動点滅器(フォトスイッチ) | 照度(光センサー) | 街路灯・屋外看板 |
| 人感センサースイッチ | 赤外線(人体温度) | 廊下・玄関・トイレ |
| タイムスイッチ | 時刻(時計) | 自動販売機・ネオン |
| 調光器(ディマー) | 可変抵抗・PWM | 居室照明・舞台照明 |
| 進相コンデンサ | なし(並列接続) | 蛍光灯力率改善 |
内線規程・電技解釈での取扱い
電技解釈第174条(低圧屋外配線の使用電線等)および内線規程では、屋外に使用する自動点滅器は屋外用(防水・耐候性)仕様であることが必要とされます。また点滅器類の配線接続はJIS C 0303(構内電気設備の配線用図記号)で図記号が定義されており、電気図面に記載する際の統一表記が求められます。
第一種電気工事士・電験三種への展開
第一種電気工事士の施工管理では、街路灯・防犯灯の更新工事において自動点滅器の定格電流・開閉耐久性・防水等級(IP等級)の確認が重要です。電験三種「理論」では光センサーの動作原理(半導体の光電効果)が問われる場合があります。また近年のスマートシティ化に伴い、クラウド連携のIoT照明制御(DALI・Bluetooth Mesh・Zigbee)によるグループ制御・遠隔監視システムに置き換えられつつあり、従来の自動点滅器はよりインテリジェントなシステムへ進化しています。省エネ法の改正により、大規模建築物の屋外照明設備にはエネルギー管理が義務付けられており、点滅器・調光器の適切な選定・制御設計が設計者の責務となっています。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午前) 第二種電気工事士 学科試験 問17(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。