電気機器・配線器具・配線77電気機器・配線器具・配線

第二種電工 電気機器・配線器具・配線 問77:電気機器・配線器具・配線

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

写真に示す材料についての記述として, 不適切なものは。

  • 合成樹脂製可とう電線管を接続する。
  • スイッチやコンセントを取り付ける。
  • 電線の引き入れを容易にする。正答
  • 合成樹脂でできている。
正答:電線の引き入れを容易にする。

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

正答はウ「電線の引き入れを容易にする」が不適切です。

写真に示す材料は、合成樹脂製可とう電線管(PF管)に接続できる合成樹脂製スイッチボックス(プラスチックアウトレットボックス)です。この部品の主な用途は「スイッチやコンセントを取り付けること(選択肢イ)」であり、「電線の引き入れを容易にする(選択肢ウ)」という用途は誤りです。電線管を通した電線の引き入れを容易にする専用の用品はプルボックスや入線ガイド(ケーブルグリップ等)です。アの「合成樹脂製可とう電線管を接続する」とエの「合成樹脂でできている」はどちらも正しい記述です。

標準試験対策の基準レベル

正答はウ「電線の引き入れを容易にする」が不適切です。

写真の材料は合成樹脂製スイッチボックス(プラスチックアウトレットボックス)です。

各選択肢を分析します。

ア(適切):合成樹脂製可とう電線管を接続する

このボックスにはPF管を差し込むための穴(ノックアウト)があり、PFコネクタを使ってPF管と接続できます。壁内配線でPF管を通してきた電線をこのボックス内でスイッチ・コンセントの端子に接続します。正しい記述です。

イ(適切):スイッチやコンセントを取り付ける

合成樹脂製スイッチボックスの主用途です。壁面に埋め込んで使用し、内側の取付ネジ穴にスイッチ・コンセントのフレームを固定します。JIS C 8340(スイッチボックス類)に規定されています。正しい記述です。

ウ(不適切・正答):電線の引き入れを容易にする

電線管内に電線を通す「引き入れ作業」を容易にする機能は、このスイッチボックスには備わっていません。引き入れを容易にするものはプルボックス・呼び線(通線ガイド)・入線ローラーなどです。スイッチボックスは電線の分岐・端末処理・機器取付のためのものです。

エ(適切):合成樹脂でできている

写真の材料はABS樹脂・ポリカーボネート・塩化ビニルなどの合成樹脂製です。これは正しい記述です。金属製(アウトレットボックス)と合成樹脂製は用途・施設場所が異なります。

上級誤答論破・根拠規定・実務応用まで深掘り

正答はウ「電線の引き入れを容易にする」が不適切(=スイッチボックスの用途ではない)です。

配線用ボックスの種類と用途の整理

電気工事で使用する配線用ボックスは以下のように分類されます。

アウトレットボックス(JIS C 8340)

丸形(4角・8角)の金属製または合成樹脂製ボックスで、照明器具の引き出し(アウトレット)・コンセントの埋め込み設置・電線の分岐・接続に使用します。

スイッチボックス(JIS C 8340)

スイッチ・コンセント・情報コンセント等の配線器具を壁に埋め込んで固定するためのボックスです。合成樹脂製(PF管・VE管用)と金属製(薄鋼管・厚鋼管用)があります。

プルボックス

電線管の配管途中に設けるボックスで、電線の引き入れ(引き通し)を容易にするためのものです。長い管路や曲がりが多い箇所に設置し、電線を段階的に引き入れる作業をするためのものです。プルボックスはスイッチ・コンセントの取付には使いません。

コンクリートボックス(型枠埋設用)

コンクリート打設時に型枠に固定して埋設するボックスです。CD管(橙色の可とう電線管)と組み合わせて使用します。

電技解釈との関連

電技解釈第155条(合成樹脂管工事)・第157条(金属管工事)では、管相互の接続・管とボックスの接続方法について、専用コネクタ・ロックナット・接着剤の使用が求められています。電線の引き入れに関しては、管の長さ・曲がりの数に応じて内線規程が「8m以下・3曲がり以下でプルボックスなしを許容」などの基準を設けています。

第一種電気工事士・電験三種への展開

第一種電気工事士の施工管理では、高圧ケーブルの配管工事において大型プルボックス(600mm角以上)の施工・接地・防水処理が問われます。電験三種では配線用ボックスは直接出題されませんが、高圧受電設備の配線設計(母線・ケーブル・電線管の選定)や施工計画において、ボックスの役割・配置が実務上の重要要素となります。近年は電気設備の改修・更新工事でBIMを活用した既存設備の三次元モデル化と新設設備の干渉チェックが普及しており、スイッチボックス・プルボックスの位置・サイズも設計データとして管理される時代となっています。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和4年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問16(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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