第二種電工 工事の方法 問110:工事の方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
⑨で示す部分の配線工事で用いる管の種類は。
- ア硬質ポリ塩化ビニル電線管
- イ波付硬質合成樹脂管正答
- ウ耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル電線管
- エ耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管
AI解説(初心者・標準・上級)
理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(電気設備技術基準・内線規程・電気工事士法・電気用品安全法)も明記。
⑨の配線工事で使用する管の種類を問う問題。選択肢はア硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE管)・イ波付硬質合成樹脂管(FEP管)・ウ耐衝撃性硬質塩ビ電線管(HIVE管)・エ耐衝撃性硬質PVC管(HIVEの別称)。正答はイ(波付硬質合成樹脂管)。波付硬質合成樹脂管(FEP管)は地中埋設配管に特化した管で、外面の波付き構造で強度を持ちつつ可撓性を備える。電線管としては「地中埋設専用」に近い用途。正答はイ(波付硬質合成樹脂管)。
各合成樹脂製電線管の特徴と用途(JIS C 8430等):VE管(硬質ポリ塩化ビニル電線管):直管・カップリング接続。屋内・地上配管の標準管。支持間距離1.5m以下。FEP管(波付硬質合成樹脂管:Flexible Electrical conduit Pipe):外面に波付き(コルゲート)構造。地中直接埋設用途に最適。可撓性があり曲げやすい。電話・通信ケーブルの地中管路にも使用。支持間距離:地中埋設では支持なし(直接埋設)。HIVE管(耐衝撃性硬質PVC電線管):VE管より耐衝撃性を高めた管種。寒冷地や機械的衝撃が多い場所に使用。本問⑨の配線が地中埋設管路の場合→FEP管(イ)が正答。正答はイ(波付硬質合成樹脂管)。
波付硬質合成樹脂管(FEP管)は地中配管工事の主力管種。その構造特性・規格・設置方法・他の管種との比較を理解することは工事技士としての実務力の核心となる。
【FEP管の構造と特性(JIS C 3653)】外観:外面に螺旋状・環状の波付き構造(コルゲート)→高い強度(圧縮・曲げに対する抵抗)を持ちながら軽量。内面:滑らか→電線・ケーブルの引き通しが容易。材質:硬質ポリエチレン(可撓性が高い・低温でも割れにくい)または硬質塩ビ(耐薬品性・耐候性優れる)。サイズ:FEP28(呼び28→外径28mm程度)・FEP36・FEP54・FEP78・FEP97等。色:オレンジ色(電力ケーブル用)またはグレー・黒色(通信ケーブル用)。使用可能温度:-20℃〜60℃程度(製品による)。
【地中埋設配管の施工基準(内線規程・電力会社規定)】管路の埋設深さ:一般敷地→地表面から0.6m以上の深さに埋設(重量車両通行あり→1.0m以上)。砂・砂利(ベッディング):管下と管上に砂・砂利を充填して管を保護する。管相互の接続:専用カップリングで接続(接着剤使用)。埋設標識:「電力ケーブル埋設」「電気工事」等の警告テープを管の上方に敷設(後の掘削工事での誤切断防止)。マンホール・ハンドホール:長延長路では引き通し・接続点としてハンドホールを設置。
【管種選定のポイント(試験直前確認)】地中直接埋設→FEP管(可撓性・強度・防水性)。屋内一般配管→VE管(硬質・曲げ加工・コスト)。コンクリート内埋設→CD管(橙色・コンクリート専用)またはVE管。寒冷地・衝撃多い場所→HIVE管(耐衝撃)。全場所OK可撓管→PF管(2種は水気OKだが地中埋設には通常FEP使用)。正答はイ(波付硬質合成樹脂管・FEP管:地中埋設配管に使用)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午前) 第二種電気工事士 学科試験 問39(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。