第二種電工 工事の方法 問116:工事の方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 1.6 mm を使用した低圧屋内配線工事で,絶縁 電線相互の終端接続部分の絶縁処理として, 不適切なものは。 ただし,ビニルテープはJIS に定める厚さ約 0.2 mm の電気絶縁用ポリ塩化ビニル粘着テー プとする。
- アリングスリーブ(E 形)により接続し,接続部分をビニルテープで半幅以上
- イリングスリーブ(E 形)により接続し,接続部分を黒色粘着性ポリエチレン
- ウリングスリーブ(E 形)により接続し,接続部分を自己融着性絶縁テープ正答
- エ差込形コネクタにより接続し,接続部分をビニルテープで巻かなかった。
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電線の終端接続部分の絶縁処理で不適切なものを選ぶ問題。正答はウ(自己融着性絶縁テープのみで1回巻きした場合)。自己融着性絶縁テープは優れた絶縁材料だが、使用する場合は半幅以上の重ね巻きで2層以上(計2回以上)の巻きが必要。1回巻きでは絶縁効力が不足する。ア(ビニルテープ半幅以上重ねて3回)・イ(黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ)・エ(差込コネクタで接続→テープ巻き不要)はいずれも適切。正答はウ(自己融着性絶縁テープ1回巻きは不適切)。
絶縁処理の適否判断(内線規程3202節・電技解釈第12条):ビニルテープ(JIS厚さ0.2mm)の場合:半幅以上重ねて3回巻き(計6層以上)が必要。1回巻きだけでは絶縁効力が不足。黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(厚さ約0.5mm以上)の場合:半幅以上重ねて2回巻き(計4層)で可。自己融着性絶縁テープ(シリコーンゴム系等)の場合:テープが融着して一体化するが、それでも半幅以上重ねて2回以上(ウが1回巻きなら不足)必要。さらにビニルテープ1回巻き保護が推奨。差込コネクタ(ウォーグコネクタ等)の場合:コネクタ内部で絶縁が完結→追加テープ巻き不要(エは適切)。正答はウ(自己融着性絶縁テープの巻き数不足)。
絶縁処理の規定は「絶縁電線と同等以上の絶縁効力」という基準を実際のテープ種・巻き数で具体化したもの。内線規程の詳細規定を理解することで、様々な絶縁材料の使い分けと必要巻き数の判断ができるようになる。
【各絶縁テープの特性と必要巻き数(内線規程3202節)】JISビニルテープ(0.2mm厚):最も一般的。半幅重ね3回巻き(6層分)が基本。安価で入手しやすい。屋内の接続部に広く使用。黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(約0.5mm厚):耐熱性・耐候性がビニルテープより優れる。半幅重ね2回巻き(4層)で可。屋外・耐熱箇所に適切。自己融着性絶縁テープ(シリコーンゴム系・EPDMゴム系):引き伸ばしながら巻くと互いに融合して一体化する。絶縁性・防水性が高い。半幅以上重ね2回以上巻き(さらに保護テープ1回)。1回巻きだけでは接続部分がバラける可能性→不適切(本問正答)。複合処理:自己融着性絶縁テープ(下巻き)+ビニルテープ(上巻き・保護層)の2層処理が標準推奨。
【差込コネクタ(ワゴコネクタ)の絶縁について】差込コネクタは内部に金属スプリング接触子と絶縁ハウジングが一体設計されている。電線を差し込むだけで接触・固定・絶縁が完了する→外部へのテープ巻き不要。条件:コネクタのハウジングから電線の裸導体がはみ出していないこと。はみ出しがある場合は必ずテープで被覆する(エの条件が成立する前提)。
【絶縁処理の工事士試験での出題パターン】「ビニルテープ1回巻き」→必ず不適切(巻き数不足)。「自己融着性テープ1回巻き」→不適切(本問)。「差込コネクタでテープなし」→適切。「黒色ポリエチレンテープ2回巻き」→適切。正答はウ(自己融着性絶縁テープ1回巻きは絶縁効力が不足し不適切)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和4年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問19(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。