問題
使用電圧100 V の低圧屋内配線のライティングダクト工事として,不適切なものは。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
ライティングダクト工事は、ダクトに取り付けた照明器具の位置を自由に変えられる配線方法です。ダクトは壁などの造営材を貫通させてはいけないので、エ「壁を貫通して設置」が不適切で、正答はエ(試験の記号ではニ)です。ウの「全長3.5mでD種接地工事を省略」は、対地電圧が150V以下(本問は使用電圧100V)で、ダクトの長さが4m以下なら接地を省略できるので適切です。
電技解釈第165条第3項(ライティングダクト工事)の主な規定:①ダクトは造営材に堅ろうに取り付け、支持点間の距離は2m以下とする。②ダクトの終端部は閉そくする。③開口部は下に向ける(簡易接触防護措置を施し、内部にじんあいが侵入し難いように施設する場合などは横向きも可)。④ダクトは造営材を貫通しない。⑤ダクトにはD種接地工事を施す。ただし、合成樹脂などの絶縁物で金属製部分を被覆したダクトを使う場合、または対地電圧が150V以下で、かつダクトの長さ(2本以上接続する場合は全長)が4m以下の場合は省略できる。各選択肢:ア(開口部下向き・支持点間1.5m・造営材に堅ろうに取付け)→①③に合い適切。イ(終端部をエンドキャップで閉そく)→②に合い適切。ウ(全長3.5mで接地省略)→使用電圧100Vの配線は対地電圧150V以下で、長さも4m以下なので⑤のただし書により適切。エ(壁を貫通)→④に反し不適切。正答はエ(試験の記号ではニ)。
ライティングダクト工事は、ダクトに取り付けた照明器具の位置を自由に変えられる配線方法で、店舗や展示施設などで使われる。電技解釈第165条第3項の規定を押さえておけば、本問のような「不適切なものを選ぶ」問題に確実に対応できる。
【施設できる場所】電技解釈第156条(156-1表)により、ライティングダクト工事は使用電圧300V以下で、展開した場所または点検できる隠ぺい場所のうち、乾燥した場所に限って施設できる。
【ライティングダクト工事の規定(第165条第3項)】ダクト及び附属品は電気用品安全法の適用を受けるもの。ダクト相互・電線相互は堅ろうに、かつ電気的に完全に接続する。ダクトは造営材に堅ろうに取り付け、支持点間の距離は2m以下。終端部は閉そくする。開口部は下に向ける(簡易接触防護措置を施し、内部にじんあいが侵入し難いように施設する場合などに限り横向き可)。ダクトは造営材を貫通しない。D種接地工事を施す。ただし、合成樹脂などの絶縁物で金属製部分を被覆したダクトを使う場合、または対地電圧が150V以下で、かつダクトの長さ(2本以上接続する場合は全長)が4m以下の場合は省略できる。
【各選択肢の詳細判定】ア(開口部下向き・支持点間1.5m・造営材に堅ろうに取付け):開口部の向き、支持点間2m以下、堅ろうな取付けのいずれも規定どおりで適切。イ(終端部をエンドキャップで閉そく):終端部の閉そくの規定どおりで適切。ウ(全長3.5m・接地省略):使用電圧100Vの配線は対地電圧150V以下で、長さ3.5mは4m以下なので、D種接地工事を省略でき適切。エ(壁を貫通):「ダクトは、造営材を貫通しないこと」に反し不適切。
【覚え方】数値は「支持点間2m以下」と「接地を省略できるのは対地電圧150V以下かつ長さ4m以下」の2つ。禁止は「造営材の貫通」。正答はエ(試験の記号ではニ)。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
- 電気用品安全法e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和6年度上期 第二種電気工事士 学科試験 問20(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。

