問題
D 種接地工事を省略できないものは。 ただし,電路には定格感度電流 30 mA,動作 時間が0.1秒以下の電流動作型の漏電遮断器 が取り付けられているものとする。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
D種接地工事を省略できないケースを選ぶ問題。漏電遮断器(感度30mA・0.1秒以下)がある場合はD種接地を省略できる条件が緩和されるが、「コンクリートの床に施設する機器」の場合は省略できない規定がある。選択肢アは「乾燥したコンクリートの床に施設する三相200V誘導電動機」で、コンクリートの床の場合は漏電遮断器があっても接地省略不可。正答はア。
D種接地工事省略の条件(電技解釈第29条):漏電遮断器(定格感度30mA・動作時間0.1秒以下・電流動作型)が設置されている場合の省略条件:①乾燥した木製の床・絶縁性床面(木・コルク・絨毯等の絶縁体)の上に施設する場合→省略可。②乾燥した場所に施設する電線管(金属管等)→省略可(4m以下条件あり)。ただし「コンクリートの床」は導電性・接地性が高いため省略不可(漏電時に人体を通じて危険な接触電流が流れる懸念)。選択肢:ア(コンクリート床×200V誘導電動機)→省略不可、正答。イ(乾燥した木製床×200V機器)→省略可。ウ(乾燥した場所×100V配線電線管)→省略可(条件を満たす)。エ(乾燥した場所×200V金属管)→省略可(管長・乾燥条件を満たす場合)。正答はア。
D種接地省略の条件は電技解釈第29条に規定されており、「床の種類(絶縁体か導電体か)」が省略可否の重要な判断基準。コンクリートは水分を含む半導体的な材料であり、接地電流の通路になりやすいため省略不可。
【D種接地省略条件の詳細整理】漏電遮断器(30mA・0.1秒以下)が設置されている場合:対地電圧300V以下で乾燥した木・絶縁性の高い床(木製・コルク・絨毯等)→省略可。機器の電圧線と金属製外箱の間に2重絶縁→省略可(二重絶縁機器)。対地電圧150V以下・乾燥した場所・機器の接触防護措置あり→省略可。コンクリートの床に設置する機器(三相200V等)→漏電遮断器があっても省略不可(本問正答)。
【なぜコンクリートは省略不可か】コンクリートは乾燥していても微細な水分を含んでおり、電気的に完全な絶縁体ではない(抵抗率:湿時10³〜10⁵Ω・m程度)。人がコンクリート床の上に立ち、漏電した機器(接地なし)に触れると、コンクリート→人体→大地の経路で電流が流れる。100Vでも10mA以上の電流が流れると感電による危険が生じるため、コンクリート床での機器設置では接地を省略できない。
【実務での確認】工場・倉庫・駐車場などコンクリート床の施設環境では、三相200V電動機・工作機械すべてにD種接地を確実に施工する必要がある。接地省略の誤認は感電事故の直接原因となるため、現場監督者が厳密に確認すべき事項。正答はア。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和7年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問22(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。

