問題
図は測定器の目盛板を示したものである。この測定器に関する記述として,誤っているものは。 (図:0〜150の目盛(0・50・100・150の数字)と指針があり,中央に「V」とその下に「~」の記号,左下に動作原理の記号,「⊓」形の記号,「1.0」が記されている。)
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
目盛板の記号を読む問題で、誤っているものを選ぶ。正答はイ。目盛板の「V」は電圧計、「~」は交流用を表すので、アとエは正しい。「⊓」形の記号は水平に置いて使う指定なので、ウも正しい。左下の動作原理の記号は可動鉄片形を表している。永久磁石可動コイル形は直流用の計器で、記号も「~」とは組み合わない。交流用の計器を永久磁石可動コイル形とするイが誤り。記号の意味を一つずつ当てはめれば解ける。
アナログ計器の目盛板には、測る量・電流の種類・動作原理・置き方・階級が記号で示される。本問の目盛板では、①「V」=電圧計、②「~」=交流用、③左下の記号=可動鉄片形、④「⊓」形=水平置き、⑤「1.0」=階級(1.0級)である。
ア(電圧計):単位記号Vのとおりで正しい。
イ(永久磁石可動コイル形):誤り。永久磁石可動コイル形は、永久磁石の磁界中のコイルに流れる電流で駆動するため、電流の向きが周期的に変わる交流ではそのままでは指示しない直流用の計器である。本問の計器は「~」の交流用で、動作原理の記号も可動鉄片形を示している。
ウ(水平置き):「⊓」形の記号は水平置きの指定で正しい。鉛直置きは「⊥」形の記号で表す。
エ(交流回路用):「~」の記号のとおりで正しい。
よって誤っているのはイ。
本問は、目盛板に印刷された記号を一つずつ意味に置き換えれば解ける。記号の組み合わせを整理する。
【測る量】Vは電圧計、Aは電流計、Wは電力計。本問はVなので電圧計(ア正しい)。
【電流の種類】「~」は交流、「―」(直線)は直流。本問は「~」なので交流回路用(エ正しい)。
【動作原理】主なものは次のとおり。
・永久磁石可動コイル形:永久磁石の磁界の中に置いたコイルに電流を流し、電磁力で指針を振らせる。トルクが電流の向きで変わるため直流用で、目盛はほぼ等間隔になる。
・可動鉄片形:固定コイルの磁界で鉄片を動かす。トルクが電流の2乗に比例するため電流の向きによらず振れ、交流に使われる。目盛は0付近が詰まった不等間隔になりやすい。
・整流形:整流器と可動コイル形を組み合わせて交流を測る。
・誘導形:電力量計などに使われる交流用。
本問の目盛板の動作原理の記号は可動鉄片形であり、「~」とも一致する。永久磁石可動コイル形とするイは、記号と矛盾するので誤り(正答)。
【置き方】「⊓」形は水平置き、「⊥」形は鉛直置き、角度付きの記号は傾斜置き。本問は水平置き(ウ正しい)。指定と違う向きで使うと可動部の重さの影響で誤差が生じる。
【階級】「1.0」は階級1.0級で、許容誤差が最大目盛値の±1.0%であることを示す。最大目盛150Vなら、150×0.01=1.5より、目盛のどこを指していても許容される誤差は±1.5Vとなる。指示が小さいほど読み値に対する誤差の割合は大きくなるので、なるべく目盛の大きい側で読めるレンジを選ぶのが望ましい。
【まとめ】ア:V=電圧計で正しい。イ:可動鉄片形の記号と「~」に反するので誤り(正答)。ウ:「⊓」形=水平置きで正しい。エ:「~」=交流用で正しい。目盛板の問題は、測る量・電流の種類・動作原理・置き方・階級の5項目を順に読み取ると、記号の見落としを防げる。
- 定期監査出典の問題番号を取り違えて登録していたため、公式の問題どおりに本文・選択肢を直し、正答を「エ」から公式の正答「イ」に訂正しました(公式の問題用紙・解答と照合)。解説も書き直しました。
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和6年度上期 第二種電気工事士 学科試験 問27(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。


