問題
写真に示す品物の名称は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
写真のがいしは、上に二股の金具(クレビス)、下に輪の形の金具(アイ)が付いていて、両端を引っ張る向きに使う形をしている。これは電柱で電線を引き留めるときに、電線の張力を受けながら電線と電柱を絶縁する高圧耐張がいし。高圧ピンがいしや高圧中実がいしは腕金の上に立てて電線を頭に載せる形、長幹がいしは細長い棒状のがいしで、いずれも写真とは形が違う。正答はウ。
高圧配電線路で使うがいしを写真で見分ける問題(正答ウ)。
・高圧耐張がいし(ウ・正答):写真のように、磁器の上下に連結用の金具(上はクレビス、下はアイ)が付いている。電線を引き留める箇所(線路の終端や角度の大きい箇所、引込線の取付け点など)で、耐張クランプなどと組み合わせて電線の張力を受けつつ、電線と電柱(腕金)の間を絶縁する。引っ張りの力に耐える構造であることが名前の由来。
・高圧ピンがいし(ア):腕金の上にピン(ボルト)で垂直に立て、頭部の溝に電線を載せてバインド線で固定する。電線を支持するためのがいしで、張力を受ける引留めには使わない。
・長幹がいし(イ):磁器の棒にひだを多数付けた細長いがいしで、両端に金具がある。表面の汚れが雨で洗われやすく塩害に強いため、主に送電線や塩害地域の引留め・懸垂に使われる。
・高圧中実がいし(エ):内部まで磁器が詰まった(中実の)がいしで、ピンがいしと同じように腕金の上に立てて電線を支持する。
見分けのポイントは「金具が上下両端にあって引っ張る形か(耐張)」「下にピンがあって立てる形か(ピン・中実)」。
【がいしの役割】がいしは、電線を電柱や構造物に取り付けるときに、電気的に絶縁しながら機械的に支える部品である。求められる性能は大きく2つあり、使う場所によってどちらを重視するかが変わる。
・電気的性能:線路の電圧や雷のサージに耐え、表面が汚れても漏れ電流やせん絡(表面を伝う放電)を起こしにくいこと。ひだを付けて表面の距離(沿面距離)を長くするのはこのため。
・機械的性能:電線の重さや張力、風や雪の荷重に耐えること。引留め箇所では電線の張力が直接かかるため、引っ張り強さの大きい耐張がいしを使う。
【引留め箇所の構成】高圧架空電線を電柱で引き留める箇所では、腕金に取り付けた金具 → 高圧耐張がいし → 耐張クランプ(電線をつかむ金具)→ 電線、の順につなぐ。写真の上部のクレビス(二股の金具)は腕金側の金具とピンで連結し、下部のアイ(輪の金具)は耐張クランプ側と連結する。電線の張力はこの直列の連結を通して電柱に伝わる。引き留めた電線どうしの電気的な接続は、がいしをまたぐジャンパ線で行う。
【支持用のがいしとの対比】電線がまっすぐ通過する箇所(直線部)では、電線の張力は前後でつり合い、がいしには主に電線の重さがかかる。このような箇所ではピンがいしや中実がいしを腕金の上に立てて電線を支持する。中実がいしは内部まで磁器で、雷による内部の貫通破壊を起こしにくい構造になっている。
【試験での見分け方】写真問題で金具の形を見ると判断できる。
・下にねじ付きのピン(足)が出ている、頭部に電線用の溝がある → ピンがいし・中実がいし(支持用)
・上下両端に連結用の金具がある、小形の磁器 → 高圧耐張がいし(引留め用)
・細長い棒状でひだが多い → 長幹がいし
写真問題では選択肢の名称がすべて「がいし」なので、名前の意味(ピン=ピンで立てる、耐張=張力に耐える、長幹=長い棒、中実=中まで詰まっている)と形を対で覚えておくことが得点につながる。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和3年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問23(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


