配電理論・配線設計3配電理論・配線設計

第一種電工 配電理論・配線設計 問3:配電理論・配線設計

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

図のような単相3 線式配電線路において, 負荷A,負荷B ともに消費電力800 W,力率 0.8(遅れ)である。負荷電圧がともに100 V で あるとき,この配電線路の電力損失[W]は。 ただし,電線1 線当たりの抵抗は0.4 と し,配電線路のリアクタンスは無視する。

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正答:80

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単相3線式配電線路の電力損失を求める問題。正答ウ(80W)。負荷AとBがともに800W・力率0.8(遅れ)・負荷電圧100V。各負荷の電流:I=P/(V×cosθ)=800/(100×0.8)=10A。電力損失は電線の抵抗損失(銅損)。電線1線当たり0.4Ω。単相3線式で対称負荷(負荷A=負荷B)なら中性線電流=0。電力損失=2本×I²×r×2回路=2×10²×0.4×2=160W?→しかし正答は80W。中性線電流がゼロの場合、上側と下側各々1本の電流は10A、外側2本(上線・下線)に電流が流れて中性線にはゼロ。損失=上線(I²r)+下線(I²r)+中性線(0)=10²×0.4×2=80W(正答ウ)。

標準試験対策の基準レベル

単相3線式配電線路の電力損失計算(正答ウ=80W)。各負荷の電流:I=P/(V×cosθ)=800/(100×0.8)=10A(各負荷A・B)。単相3線式で負荷A=負荷B(対称)の場合:上電線:負荷A分の電流10A(L1側)が流れる。下電線:負荷B分の電流10A(L2側)が流れる。中性線:負荷AとBが対称なので電流が相殺→中性線電流=0。電力損失P_loss=I²×r×本数(電流が流れる線のみ)。上電線:10²×0.4=40W。下電線:10²×0.4=40W。中性線:0²×0.4=0W。合計P_loss=40+40+0=80W(正答ウ)。電力損失は電線の銅損(I²R損)で、中性線電流がゼロの対称負荷では外側2本分のみの損失。

上級誤答論破・根拠規定・実務応用まで深掘り

【単相3線式配電線路の電力損失と力率の影響】対称負荷と不平衡負荷での電力損失の違いを理解することが、電力品質管理・配電設計の基本。第一種電気工事士から電験三種まで共通の重要計算。

【電流と損失の詳細計算】各負荷(P=800W、cosθ=0.8)の電流の大きさ:|I|=P/(V×cosθ)=800/(100×0.8)=10A。電流の位相:遅れ力率0.8なので位相角θ=arccos(0.8)≒36.87°遅れ。上電線電流(L1線):I_L1=10∠-36.87°A(A負荷電流)。下電線電流(L2線):I_L2=-10∠-36.87°A(B負荷電流、逆向き)→大きさは10A。中性線電流:I_N=I_L1+I_L2=0A(対称なのでゼロ)。電力損失:P_L1=|I_L1|²×r=10²×0.4=40W、P_L2=10²×0.4=40W、P_N=0²×0.4=0W。合計P_loss=80W(正答ウ)。

【不平衡負荷時の電力損失と第一種電工の論点】負荷Aと負荷Bが異なる(不平衡)場合:中性線に電流が流れ→中性線の損失も発生→合計損失が増加。不平衡の程度が大きいほど中性線電流が大きく、損失も増加する。第一種電工での重要性:単相3線式の中性線断線は最大の危険事故。本問で中性線電流=0なのは対称負荷の場合のみ。不平衡時(片側の負荷が切れた場合など)は中性線に全電流が流れ、中性線断線で前述の過電圧問題が発生。kiso_01(第二種電工の問題)でも同論点が扱われており、第一種電工ではさらに三相3線式の電力損失計算、三相4線式への拡張が求められる。電験三種「電力」では三相3線式の電圧降下・電力損失の計算公式(複素電力表現)が頻出。

出典・根拠について

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問7(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

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