問題
企業の競争戦略におけるリーダ戦略はどれか。
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答え合わせ
- A
- B
- C
- D
自信の3択
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解説
答えは d です。
リーダ戦略=業界No.1の企業が取る戦略。トップとして全方位でシェアを守り、評判・利益・最大シェアを目指す総合戦略です。
👉 覚え方:リーダ=王様。王様は守りも攻めも全方位!
ほかの選択肢:a 差別化攻め=チャレンジャ(2位がトップを狙う戦略)/b ニッチに集中=ニッチャ(小さな専門市場)/c トップを真似する=フォロワ(コスト抑えてついていく)。
なぜこれが正解か
正解は d。コトラーの競争地位戦略では、業界シェアトップ企業=リーダは「利潤・好評判の維持向上」と「最適市場シェアの確保」を目標に、市場内の全顧客をターゲットとする全方位戦略を取る。具体施策には市場拡大、シェア防衛、同質化(追随者の模倣を逆模倣して差別化を無効化)がある。
各選択肢の解説(コトラー4分類)
- a 差別化全面攻撃:チャレンジャ(2位グループ)。リーダのシェアを奪うため差別化で攻める。
- b ニッチ市場集中:ニッチャ。専門特化・限定市場で生き残る。
- c 戦略模倣:フォロワ。コスト抑制で安定生存。
- d 全方位戦略:リーダ → 正解。
覚え方・ひっかけ注意
4分類セットで暗記:リーダ=全方位、チャレンジャ=差別化、ニッチャ=集中、フォロワ=模倣。リーダの「同質化戦略」(チャレンジャの差別化を即真似する)は試験で問われやすい。
理論的背景
コトラーの競争地位別戦略(1980年代)は、市場シェアと経営資源に基づく4類型の規範的フレーム:
| 類型 | 経営資源 | 戦略目標 | 代表施策 |
|---|---|---|---|
| リーダ | 量・質ともに優位 | 全方位戦略・最大シェア維持 | 市場拡大、同質化、需要創造 |
| チャレンジャ | 量で対抗可・質で劣後 | リーダへの攻撃・シェア奪取 | 差別化(製品/サービス/チャネル/価格) |
| ニッチャ | 量で劣後・質で優位 | 特定セグメント支配 | 専門化、高付加価値、参入障壁構築 |
| フォロワ | 量・質ともに劣後 | 生存・適正利潤 | 模倣、低コスト、リスク回避 |
ポーター3つの基本戦略との関係
- コストリーダーシップ:通常リーダかフォロワが採用。
- 差別化:チャレンジャ・ニッチャ・リーダのいずれも採用可。
- 集中(focus):ニッチャの中核戦略。
リーダ戦略の4類型(コトラー)
(1) 市場規模拡大=新規顧客開拓・用途開発、(2) 市場シェア防衛=チャネル支配・広告投下、(3) 同質化戦略=チャレンジャ施策を即模倣して差別化を無効化、(4) 収益最大化=コスト・価格管理。
実例
- リーダ:トヨタ(国内自動車)、Googleの検索広告、Microsoftの法人OS。
- チャレンジャ:本田、Bing、Apple(一部分野)。
- ニッチャ:マツダ(ロータリー)、DuckDuckGo、Ubuntu。
- フォロワ:ダイハツ、Yahoo検索、各種OS互換ベンダー。
試験での位置づけ
FE「ストラテジ/マーケティング」分野で頻出。コトラー4分類、ポーターのファイブフォース、3つの基本戦略、PEST分析、SWOT、PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は経営戦略の必須5フレーム。応用情報・ストラテジストで詳細問われる。
選択肢の発展補足
bのニッチ戦略は、参入障壁の高いブルーオーシャン戦略(W.Chan Kim)と概念が近い。バリューイノベーションで競争自体を回避する点が現代的進化。チャレンジャの差別化軸選定はSTP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)で具体化される。
出典と作り方
出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成29年度 秋期 問68/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビ独自の3段階の解説(初級・標準・上級)です。

