行政書士試験の令和7年度(2025年度)都道府県別(受験地別)合格率を整理。全国合格率14.54%に対し、試験地別では8.77%〜18.01%の幅があったこと、受験者数の規模と振れ幅の関係、受験地選びのポイントを、センター公表の一覧から整理。FAQ 7問付き。
目次
結論: 令和7年度の全国合格率は14.54%で、試験地別では8.77%(山形県)から18.01%(香川県)まで約9ポイントの幅がありました。受験者数が多い試験地ほど合格率が全国値に近く、少ない試験地ほど振れが大きい傾向が、このデータから読み取れます。
令和7年度 行政書士試験の試験地別結果:全国 受験申込者63,845人・受験者50,163人・合格者7,292人・合格率14.54%。試験地別の合格率は山形県8.77%〜香川県18.01%。最終確認日:2026-10-02。出典:行政書士試験研究センター 令和7年度 都道府県別試験結果一覧。
この記事の目的:都道府県別データを正しく読む
行政書士試験を「どの都道府県で受けると有利か」「東京と地方で合格率が違うか」という疑問を持つ方は多くいます。この記事では、センターが公表している令和7年度の試験地別データをもとに、次の3点を整理します。
1. 令和7年度の試験地別の合格率(高い順・低い順)
2. 受験者数の規模と合格率の振れ幅の関係
3. 受験地の選び方と、データを読むときの注意点
この記事は行政書士の難易度と合格率(概要)の都道府県別データ深掘りページです。
令和7年度(2025年度)全国集計データ
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 受験申込者数 | 63,845人 |
| 受験者数 | 50,163人 |
| 合格者数 | 7,292人 |
| 全国合格率 | 14.54% |
出典:行政書士試験研究センター 令和7年度 都道府県別試験結果一覧(合計欄)
試験地別の合格率:高い5地点と低い5地点
センターの一覧から、令和7年度の合格率が高かった5つの試験地と低かった5つの試験地を抜き出します。
| 順位 | 試験地(高い側) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 香川県 | 361人 | 65人 | 18.01% |
| 2 | 富山県 | 310人 | 52人 | 16.77% |
| 3 | 徳島県 | 206人 | 33人 | 16.02% |
| 4 | 広島県 | 945人 | 151人 | 15.98% |
| 5 | 千葉県 | 2,196人 | 350人 | 15.94% |
| 順位 | 試験地(低い側) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 47 | 山形県 | 228人 | 20人 | 8.77% |
| 46 | 石川県 | 346人 | 34人 | 9.83% |
| 45 | 福島県 | 455人 | 45人 | 9.89% |
| 44 | 宮崎県 | 251人 | 28人 | 11.16% |
| 43 | 宮城県 | 881人 | 99人 | 11.24% |
出典:行政書士試験研究センター 令和7年度 都道府県別試験結果一覧をもとに当サイトが並べ替え
最も高い香川県(18.01%)と最も低い山形県(8.77%)の差は、約9.2ポイントです。
受験者数が多い試験地の合格率
受験者数が多い主な試験地の令和7年度の結果です。
| 試験地 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 全国比(14.54%) |
|---|---|---|---|---|
| 東京都 | 13,133人 | 2,048人 | 15.59% | 上回る |
| 大阪府 | 4,312人 | 645人 | 14.96% | 上回る |
| 愛知県 | 3,251人 | 498人 | 15.32% | 上回る |
| 神奈川県 | 2,286人 | 326人 | 14.26% | 下回る |
| 千葉県 | 2,196人 | 350人 | 15.94% | 上回る |
| 埼玉県 | 2,054人 | 278人 | 13.53% | 下回る |
| 福岡県 | 2,009人 | 252人 | 12.54% | 下回る |
| 兵庫県 | 1,998人 | 288人 | 14.41% | 下回る |
| 北海道 | 1,448人 | 215人 | 14.85% | 上回る |
出典:行政書士試験研究センター 令和7年度 都道府県別試験結果一覧
東京都の受験者は全国の約26%(13,133人÷50,163人)、合格者は約28%(2,048人÷7,292人)を占めます。
受験者数の規模と合格率の振れ幅
令和7年度の47試験地を、受験者数の規模で分けて合格率の幅を見ます(当サイトが一覧から集計)。
| 受験者数 | 試験地の数 | 合格率の幅 | 合算した合格率 |
|---|---|---|---|
| 1,000人以上 | 11 | 12.54%〜15.94% | 約14.9% |
| 500〜999人 | 13 | 11.24%〜15.98% | 約14.0% |
| 500人未満 | 23 | 8.77%〜18.01% | 約13.2% |
受験者数が1,000人以上の試験地では、合格率は12.54%〜15.94%の約3.4ポイントの幅に収まりました。一方、500人未満の試験地では8.77%〜18.01%と幅が大きくなっています。
受験者数が少ない試験地は、合格者が数人増減するだけで合格率が大きく動きます。たとえば山形県は受験者228人で合格者20人(8.77%)なので、合格者があと5人多ければ約11%になります。1年分の試験地別合格率の差だけで、「この県は難しい」「この県は受かりやすい」と判断することはできません。
合格率データを「正しく使う」方法
やってはいけないデータの使い方
- 「合格率が高い県で受ければ有利」——令和7年度のデータでは、受験者数が少ない試験地ほど合格率が大きく振れており、この差は偶然のぶれを含みます。この記事の数字だけで、受験地の有利不利は判断できません
- 「合格率が低い年だから今年は諦める」——全国の合格率は年度ごとに動きますが、自分が合格基準点を超えるかどうかは別の問題です
- 「合格率14%だから自分には無理」——合格率は受験者全体の数字で、個人の準備量で結果は変わります
正しいデータの使い方
1. 全国合格率で試験の位置づけをつかむ:令和7年度は14.54%(直近10年は9.95〜15.72%。詳しくは難易度と合格率)
2. 試験地別の数字は、受験者数とセットで読む:人数が少ない試験地の合格率は、振れが大きい
3. 受験地は、会場へのアクセスと申込の利便性で選ぶ:令和7年度の受験案内では、受験を希望する試験地と試験場を選択して申し込む形でした
受験地の選び方:実践的な判断基準
1. アクセスと会場環境
試験場は試験地ごとに「試験地・試験場一覧」に掲載されています。遠方の会場への移動疲れは、試験当日のパフォーマンスに影響することがあります。
- 自宅・宿泊先からアクセスしやすい会場を選ぶ
- 試験当日は会場到着時間に余裕を持つ
- 前日に会場付近に宿泊するプランも検討する
2. 申込手続き
申込はインターネットまたは郵送で、先着順に受け付けられます。申込期間・方法は年度ごとに変わるため、その年度の受験案内で確認してください(出典:行政書士試験研究センター 受験案内)。
合格に必要な条件:令和7年度の合格基準
令和7年度の合否判定基準では、次の3つをすべて満たすことが合格の条件でした(出典:行政書士試験研究センター 令和7年度合否判定基準)。
| 条件 | 基準 |
|---|---|
| 法令等 | 122点以上 |
| 基礎知識 | 24点以上(足切り) |
| 総合 | 180点以上 |
令和7年度の配点は、法令等244点(当サイトの科目区分で、行政法112点・民法76点・憲法28点・商法20点・基礎法学8点)と基礎知識56点です。
- 行政法の学習順序と記述式は、行政法対策・記述式対策で整理しています
- 基礎知識の足切り対策は、基礎知識の対策記事で詳しく解説しています
- 行政法の論点別問題で、科目ごとの理解を確認できます
- 民法は、物権変動・対抗要件(177条)の問題から確認できます
まとめ:試験地別の合格率から読めること
- 令和7年度の全国合格率は14.54%、試験地別では8.77%(山形県)〜18.01%(香川県)でした
- 受験者数が多い試験地ほど合格率が全国値に近く、少ない試験地ほど振れが大きくなっています
- この1年分の数字だけで、受験地による有利不利は判断できません
- 受験地は、アクセスと申込の利便性で選ぶのが現実的です
試験地別の最新の数字は、センターの試験結果のページで確認できます。
行政書士 完全合格ガイド / 難易度と合格率 / 独学ガイド / 学習スケジュール
本記事は一般財団法人 行政書士試験研究センターが公表している令和7年度の都道府県別試験結果一覧をもとに、合格ナビ編集部が作成したオリジナル解説です。表のうち「当サイトが集計」と記した部分は、一覧の数字から当サイトが計算したものです。架空の監修者はいません。
よくある質問
Q行政書士試験は都道府県別に合格率が公表されていますか?
公表されています。一般財団法人 行政書士試験研究センターが「都道府県別試験結果一覧」として、受験申込者数・受験者数・合格者数・合格率を試験地ごとに公表しています(令和7年度分は都道府県別試験結果一覧)。受験者の住所地ではなく、受験した試験地の区分です。
Q令和7年度(2025年度)の全国合格率は何%でしたか?
令和7年度の全国合格率は14.54%でした(受験者数50,163人・合格者数7,292人)。都道府県別では、最も高い香川県が18.01%、最も低い山形県が8.77%で、約9ポイントの幅がありました(出典:センター「都道府県別試験結果一覧」)。
Q行政書士試験は受験地を自由に選べますか?
受験案内では、受験を希望する試験地と試験場を選択して申し込む形で、先着順に受け付けるとされています。試験地ごとの試験場は「試験地・試験場一覧」に掲載されています。申込方法や締切は、その年度の受験案内で確認してください(出典:行政書士試験研究センター 受験案内)。
Q東京都・大阪府の行政書士試験合格率は高いですか?低いですか?
令和7年度は、東京都が15.59%(受験者13,133人)、大阪府が14.96%(4,312人)で、全国の14.54%をいずれも上回りました。ただし、これは令和7年度の1年分の数字で、この数字だけで「都市部のほうが合格しやすい」とは言えません。
Q受験地の選択で合格基準は変わりますか?
合格基準は変わりません。法令等122点以上・基礎知識24点以上・総合180点以上という基準は、令和7年度の合否判定基準で全国共通の基準として示されています(出典:行政書士試験研究センター 令和7年度合否判定基準)。受験地を選ぶときは、会場へのアクセスや申込の利便性で判断するのが現実的です。
Qどの都道府県に合格者が多いですか?
令和7年度の合格者数は、東京都2,048人、大阪府645人、愛知県498人、千葉県350人、神奈川県326人の順でした。受験者数が多い試験地ほど合格者数も多くなります。合格者数の多さと合格率の高さは別の指標です。
Q地方在住でも行政書士に合格できますか?
令和7年度は、受験者数が少ない地方の試験地にも合格者がいます(例:香川県は受験者361人で合格者65人、合格率18.01%)。ただし、受験者数が少ない試験地は、年ごとの数字の振れが大きくなります。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月2日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

