登録販売者
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

登録販売者 第3章 主な医薬品とその作用 問33|去痰成分=グアイフェネシン/ブロムヘキシン/カルボシステイン/エチルシステイン

問題

登録販売者 | 第3章 主な医薬品とその作用 | (手引き令和8年4月版・令和8年5月施行改正反映)

去痰薬(去痰成分)に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。

キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

正答はイ(正しいもの)です。

手引きでは、ブロムヘキシン塩酸塩は分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用の3つを示す去痰成分とされています。

各成分の覚え方(手引きの分類):

  • グアイフェネシン:気道粘膜からの粘液の分泌を促進(抑制ではない)
  • エチルシステイン・メチルシステイン:痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化
  • カルボシステイン:溶解・低分子化のグループと含量比調整のグループの両方に挙げられる
  • ブロムヘキシン:分泌促進・溶解低分子化・線毛運動促進の3作用

アはグアイフェネシンの分類を取り違えており誤り、ウはカルボシステインが溶解・低分子化のグループにも挙げられている点と矛盾して誤り、エ・オは「分泌を抑制する」としている点が誤りです。

去痰成分の分類(手引き):

作用手引きが挙げる成分
気道粘膜からの粘液の分泌を促進グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等
痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等
粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするカルボシステイン
分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用ブロムヘキシン塩酸塩

各選択肢の解説:

  • ア(誤): グアイフェネシンは「気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示すもの」に分類されます。痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化するグループ(エチルシステイン塩酸塩等)ではありません。
  • イ(正): 手引きでは、ブロムヘキシン塩酸塩は分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示すものとされています。
  • ウ(誤): カルボシステインは「粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするもの」に挙げられると同時に、「痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるもの」にも挙げられています。「含量比を調整する作用のみ」「溶解・低分子化する作用は示さない」は誤りです。
  • エ(誤): エチルシステイン塩酸塩は「痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるもの」に分類されます。「分泌を抑制して痰の産生量を減らす」「痰のタンパク質の構造には作用しない」はいずれも誤りです。
  • オ(誤): グアイフェネシンは粘液の分泌を「抑制」するのではなく、「促進」する作用を示す成分です。

【手引きの去痰成分4分類と、試験で狙われる「重複」と「逆向き」】

手引き第3章Ⅱ-1は、去痰成分(痰の切れを良くする成分)を次のように整理しています。

1. 分泌促進: 気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示すもの(グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等)

2. 溶解・低分子化: 痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるもの(エチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等)

3. 含量比調整: 粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするもの(カルボシステイン)

4. 3作用: 分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示すもの(ブロムヘキシン塩酸塩)

ひっかけの型①「重複」: カルボシステインは2と3の両方に挙げられています。「含量比を調整する作用のみ」「溶解・低分子化しない」と一方に限定する記述は誤りになります。同様に、ブロムヘキシン塩酸塩も分泌促進だけ、線毛運動促進だけといった一つの作用に限定する記述には注意が必要です。

ひっかけの型②「逆向き」: 去痰成分は痰の切れを良くする成分であり、手引きの4分類に「分泌を抑制する」ものはありません。本問のエ・オのように「粘液分泌を抑制して痰の量を減らす」とする記述は、作用の向きが逆です。

【抗ヒスタミン成分との関係(逆向きの作用を持つ成分)】

鎮咳去痰薬には、抗炎症成分の働きを助ける目的で、クロルフェニラミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合があります。抗ヒスタミン成分は気道粘膜での粘液分泌を抑制することで痰が出にくくなることがあるため、痰の切れを良くしたい場合は併用に注意する必要があるとされています。「分泌を抑制する」作用は、去痰成分ではなく抗ヒスタミン成分の側の特徴として押さえておくと、選択肢の取り違えを防げます。

【かぜ薬に配合される去痰成分】

かぜ薬にも、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、エチルシステイン塩酸塩等の去痰成分が配合されており、去痰作用を目的としてシャゼンソウ、セネガ、キキョウ、セキサン、オウヒ等の生薬成分が配合されている場合もあります。かぜ薬と鎮咳去痰薬の併用では同じ成分の重複に注意が必要です。

成分分泌促進溶解・低分子化含量比調整線毛運動促進
グアイフェネシン○———
エチルシステイン塩酸塩—○——
カルボシステイン—○○—
ブロムヘキシン塩酸塩○○—○
この問題の根拠根拠: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第3章Ⅱ-1「咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(各都道府県が公表する試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第3章Ⅱ-1「咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(2026版相当)に準拠し、章節を明記しています。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。出題範囲・法令・手引きは改正されることがあるため、最新の内容は各都道府県・厚生労働省の公式情報をご確認ください。

この問題の関連トピック

  • 去痰成分=グアイフェネシン/ブロムヘキシン/カルボシステイン/エチルシステイン
  • 頻出度B

関連する問題

ページの先頭へ