問題
一般用医薬品の添付文書における「効能又は効果」および「用法及び用量」に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
自信の3択
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解説
正答(誤っている選択肢)はアです。
一般用検査薬では、「効能又は効果」に相当する項目が「使用目的」、「用法及び用量」に相当する項目が「使用方法」です。アは2つを入れ替えており、誤りです。
ウは「効能又は効果」の記載内容、イは「用法及び用量」の記載方法、エは使用年齢の制限がある場合の記載、オは用法・用量に関連する注意事項の記載位置について、いずれも手引きの記述どおりです。
添付文書「効能又は効果」「用法及び用量」の記載(第5章Ⅰ-1)⑥⑦):
| 項目 | 一般用検査薬での項目名 | 記載内容 | 関連する注意事項 |
|---|---|---|---|
| ⑥ 効能又は効果 | 使用目的 | 一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等(「適応症」として記載されている場合もある) | 効能又は効果の項目に続けて、これと区別して記載 |
| ⑦ 用法及び用量 | 使用方法 | 年齢区分、1回用量、1日の使用回数等を、分かりやすく表形式で示すなど工夫して記載。使用年齢の制限がある場合は、当該年齢区分の小児に使用させない旨を記載 | 用法・用量の厳守、剤形・形状に由来する注意、正しい使用方法、誤りやすい使用方法の指摘、小児に使用させる場合の注意等を、用法及び用量の項目に続けて、これと区別して記載 |
各選択肢の解説:
- ウ(正): 「効能又は効果」には一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等が示され、「適応症」として記載されている場合もあります。
- イ(正): 年齢区分、1回用量、1日の使用回数等について、一般の生活者に分かりやすく、表形式で示されるなど工夫して記載されています。
- ア(誤): 一般用検査薬では、「効能又は効果」は「使用目的」、「用法及び用量」は「使用方法」として記載されます。項目名が逆になっています。
- エ(正): 小児における使用に関して認められていない年齢区分(使用年齢の制限)がある場合は、当該年齢区分に当たる小児に使用させない旨が記載されます。
- オ(正): 用法・用量に関連する使用上の注意事項は、用法及び用量の項目に続けて、これと区別して記載されています。
【添付文書の構成の中での「効能又は効果」「用法及び用量」】
1. 添付文書の記載義務と構成
薬機法第52条第2項の規定により、要指導医薬品、一般用医薬品及び薬局製造販売医薬品には、添付文書又はその容器若しくは被包に、「用法、用量その他使用及び取扱い上の必要な注意」等の記載が義務づけられています。一般用医薬品の添付文書は、次の構成となっています。
| 番号 | 項目 |
|---|---|
| ① | 改訂年月 |
| ② | 添付文書の必読及び保管に関する事項 |
| ③ | 販売名、薬効名及びリスク区分 |
| ④ | 製品の特徴 |
| ⑤ | 使用上の注意 |
| ⑥ | 効能又は効果(一般用検査薬では「使用目的」) |
| ⑦ | 用法及び用量(一般用検査薬では「使用方法」) |
| ⑧ | 成分及び分量(一般用検査薬では「キットの内容及び成分・分量」) |
| ⑨ | 病気の予防・症状の改善につながる事項(いわゆる「養生訓」) |
| ⑩ | 保管及び取扱い上の注意 |
| ⑪ | 消費者相談窓口 |
| ⑫ | 製造販売業者の名称及び所在地 |
2. 「効能又は効果」(⑥)
一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等が示されており、「適応症」として記載されている場合もあります。効能又は効果に関連する注意事項がある場合には、効能又は効果の項目に続けて、これと区別して記載されます。
3. 「用法及び用量」(⑦)
- 年齢区分、1回用量、1日の使用回数等について、一般の生活者に分かりやすく、表形式で示されるなど工夫して記載されている
- 小児における使用に関して認められていない年齢区分(使用年齢の制限)がある場合は、当該年齢区分に当たる小児に使用させない旨が記載される
- 定められた用法・用量を厳守する旨や、剤形・形状に由来する必要な注意、正しい使用方法に関する注意、誤りやすい使用方法の指摘、小児に使用させる場合の注意等がある場合には、用法及び用量の項目に続けて、これと区別して記載される
剤形・形状に由来する注意の例として、点眼剤に類似した容器に収められた外用液剤では、取り違えにより点眼される事故防止のため、容器本体に赤枠・赤字で「目に入れない」旨の文字などが目立つよう記載されています。
4. 使用上の注意との関係
「使用上の注意」の項には、一定期間又は一定回数使用したあとに症状の改善が見られない場合に関する記載があります。その医薬品の適用範囲でない疾患による症状や、合併症が生じている可能性等が考えられ、一般用医薬品で対処できる範囲を超えており、医師の診療を受けることが必要な場合もあるためです。「効能又は効果」に書かれた症状であっても、改善しない場合には専門家への相談や受診につなげることが大切です。
5. 販売時の実務ポイント
医薬品の販売等に従事する専門家は、添付文書の内容を的確に理解した上で、その医薬品を使用する個々の生活者の状況に応じて、積極的な情報提供が必要と思われる事項に焦点を絞り、効果的かつ効率的に説明することが重要です。購入者の症状が「効能又は効果」に当てはまるか、使用者の年齢が「用法及び用量」の年齢区分に当てはまるかを、一緒に確認します。
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第52条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(各都道府県が公表する試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第5章Ⅰ-1)「添付文書の読み方」(効能又は効果・用法及び用量の記載) 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(2026版相当)に準拠し、章節を明記しています。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。出題範囲・法令・手引きは改正されることがあるため、最新の内容は各都道府県・厚生労働省の公式情報をご確認ください。

